pagiのモラトリアム続行中

どこまでもウンコな独りもん生活を送る
自称ファッションヴィクティムのpagiの生活

珈琲時光

2004-09-28 | cinema
水曜日のお話。大慌てでいきます。

新宿のテアトルタイムズスクエアに珈琲時光見に行きました。
侯孝賢監督の最新作です。
話によると、小津安二郎へのオマージュらしい。
まあオマージュってのは気持ちだから、作品まで模倣する必要はないわけです。

トローンといい映画でした。中盤トロけすぎて半分眠りこけてましたが。
別に寝てもいいや、と思わせられる不思議な映画。
物語というよりは日常を見せられているような感じで。
物語を動かそう、という不自然なせりふもないし、ていうか物語を展開させる気もないのかも。
静かな2人を主役に据えて、東京の雑踏が舞台なのに静寂のうちに物語はすすみます。
舞台は、鬼子母神前、神田、御茶ノ水。東京のど真ん中なのに懐かしい街です。
特に都電荒川線は懐かしくて懐かしくて。大塚で山手線に乗り換えるところとか。
東京の風景ってとても好き。
人間くさいと思うんだけど、どうでしょう。
ビルの谷間の路地裏とかっていつまでも昭和30年代みたいな感じがするし。
特に神田神保町や御茶ノ水なんて所は、昔からある喫茶店とか料理屋さんとかも多いし、
住人も沢山軒先に鉢植えを置いて古くから都市緑化が進んでる所じゃないですか。
いいなあ、と思う。

そして、茶の味に引き続き浅野忠信への愛を再認識した日だった。
浅野忠信が中学のころから好きで好きで仕方がなかったんだが、(きっかけはカフェレシオ)
90年代末よりミニシアターへの偏りに反感を覚えていたのでなんだか嬉しい。
本当に彼はいい役者だ。若い頃も透明感があって素敵だったが、今は演技に厚みが出てきた。
だってすみれちゃんももう小学生なんだもんなあ。彼パパなんだもんね。

そして江文也に大して興味を持った。
恥ずかしながら私は彼の知識を全く持ってはいなかったのだけど、
映画の途中で挿入される彼の音楽はとても美しくて、CDが欲しくなった。

帰りはドナテロウズでアイス食べた。
アイスって実はあまり進んで食べたことはないのだが、ピナコラーダうまかった。
うん。私はハーゲンダッツよりもドナテロウズ派だ。昔から。これはほんと。

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2 コメント

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映画 (さっぱん)
2004-09-30 10:13:04
珈琲時光見られましたか。

僭越ですが、こちらのblogから映画の感想blog

としてリンクをはらさせて頂きました。



僕は映画を見ていないのですが、ほんとに日常的な

風景を切り取った映画みたいですね。監督さんは

いきあたりばったりでストーリーを考える人らしい

ので、出演者のアドリブが随所に散りばめられている

と思います。



それでは失礼します。
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いい映画でした (pagi)
2004-09-30 19:38:53
リンク、ありがとうございました。

私はアジア映画が大好きです。

こういうメディアミックスがどんどんされていくと

もっと面白いと思います。



映画のこと、音楽のこと沢山書いていますので

これからもぜひ遊びに来てください。
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