pagiのモラトリアム続行中

どこまでもウンコな独りもん生活を送る
自称ファッションヴィクティムのpagiの生活

恥ずかしいね

2007-10-14 | victim
忘れかけていたこのブログを…誰も気づいてないのに復活させるという。
へへへ。恥ずかしいことこの上ないですよ。

久しぶりに昔の自分を読み直してみたら、なんか熱いね!
暑苦しくてねっとりしてて、ちょっと勘弁して欲しい感じがした。
でも、あの鬱屈した毎日の中で、なんとか自己顕示しようとしてたんだなってさ。
今よりいろんなことを吸収しようともがいてたのかなあってさ。
そんな風に考えてしまって。
ああ、結構私面白い文章かけてたんだなとかさ、
ほほう、酒飲みながら1日3本映画見てたのか!とかさ、
すっかり忘れていたことなんかもあって。
気づいたら昔にどんどん遡って自分のブログ読んでたんだ。(なんて自己愛!)

そんで決意した。
オイラも重い腰上げて、また自分日記つけはじめる!
最近は仕事のせいもあるけど、立ち止まって何かすることがなくなってしまった。
だから、こうやってパソの前に座っているときは、
立ち止まって、内省して、暴発してやる。

どこまでも鋭角!
どこまでも孤独!
眼前の塵を吹き飛ばす気概!!

報告

2006-01-06 | victim
すんません。
6日からき免許合宿に行くので、しばらくここを留守にします。
また更新が遅れてしまうのが気がかりなんだけど、
もし宿舎にパソがあれば更新できるけど、たぶんできないだろーなー。

というわけで、しばらく失礼します。。。

旅行3日目その2

2006-01-05 | victim
寒い寒いといって地下鉄red lineに乗ってボストン市内に向かった。

右は地下鉄の駅。左は地上に上がってからの駅を外から撮ったもの。
東京の地下鉄と同じように、地上にあがったり地下にもぐったりするのだ。
地球の歩き方によれば、ホテル最寄のgreen lineが最も安全とされ、
その次位にこのred lineが安全とされてるらしい。
2両かそこらの小さな列車だけれども、頻繁に運行してるので利用しやすかった。

チャールズ通りを歩いて南下してみる。ここらへんからビーコンヒルに入っていく。
ボストンの高級住宅街でWASP社会の中心地。
確かにボストンではあまり黒い人を見ることはなかったように思う(中華系は多かった)。
古きよきアメリカ社会の風情の残る町並みで、歩いているだけでも楽しかった。
若草物語のオルコットの生家もあるらしいぞ。
こんな路地は入ってみたくなる。
街歩きをしている時、クリスマス飾りというのは正月のしめ飾りと似ているなあと感じた。
派手なイルミネーションとかファンシーな飾りつけではなくて、シンプルな緑と赤。
それからリースは扉だけではなくて窓にもつけるものみたいだ。
これって要するに外から入ってくる邪気を払うみたいな意味じゃないのかな。
おまけのセブンイレブンアダルト!!
チャールズ通りでは昼食をとった。
セルフに近いダイナーみたいな店でガヤガヤしてるんだけど味はよし。
私はクラムチャウダーとオレンジジュース、母はチーズバーガーとコーラ。
初めはスタンド席を取るも、なんと母が高い椅子に上がれない(!)
母は私に会計等雑用をほとんど私に任せていたので、
店員のお兄ちゃんに状況が伝えられないようで、立って食べるとか言い出した。
もう何とか言えばいいじゃんよーと思わず口が滑りそうになったが、
運良くテーブル席が空いてその席に移動した。
店は繁盛しており、狭い店内はすし詰め状態だ。傘や上着は放り投げてある。
お世辞にも上品な店とは言えなかったが、クラムチャウダーの味はすごく良かった。
熱々だし、しょっぱくないし、ドロドロすぎて重いというわけでもなく。
クラッカーを多めにつけてもらったので、お昼ご飯としては十分だった。 
当たり前だけど安いにもかかわらずちゃんとあさりは入ってたぞ。
さて、骨董店に入ったり皮革製品店に入ったりして冷やかしで見ていたのだが、
革のジャケットを言われるままに試着とかしてしまってエライ目にあった。
値段が10万円を超えるし、私には全く買う気がないのだが、
店のおじいちゃん(少しも笑わない!)は私に買わせる気マンマンなのだ。
ゆきを少し詰めれば私にぴったり合うといってきかない。
心の中では(ウソだ。肩だって結構余ってるしウエストも詰めなきゃならん)と思っていたが、
悲しいかな気持ちを伝えられるほどの英語力がない。
明日の朝出発するから時間がないと言ったり、今ここで決められる勇気がないと言ったり。
もう店に来る暇がないからどうしても無理と言っているのに、
これからどこへ行くのか全行程を言わされた時には尋問を受けてるみたいで泣きたくなった。
しまいにはcommunication problemだと言われ、何とかそのおじいちゃんから逃れた。
骨董店はすてきな物がたくさんあるのだが、いかんせん高価なものばかり。
たとえばティーポット$400なんていう額を、悩まず出せるものではないだろう。
悩みに悩んだ末に、陳列棚からひとつのカットグラスのワイングラスを出してもらった。
しかし、棚から見えなかった部分にワレがあった。
店主のおじさんはいい物だし残念だけど傷モノだよ、と言って私たちに売ろうとはしなかった。
良心的な店主だと私は感心したのだが、今も母は買えなかったことを後悔しているらしい。
傷の分値切るんだった!といきまいていた。
でもその値切りをするのは私なんでしょ??やめてくれー!!

その後ボストンコモンを見ながら歩いて、すっかり冬のパークライフを謳歌した。
ボストンコモンというのはcommonの名の通り公有地のことで、今でも市民の憩いの場だ。
これは植物園の方かな?
次は夏の光溢れるボストンコモンを訪れてみたいものだなと思った。
この日の気候のせいもあるだろうが、冬のボストンコモンは白と灰色と茶色の世界だったからだ。

公有地を横目に見やりながらトリニティ教会に向かい、見学をした。

ボストン1の高層ビルとのコントラストがすごいと思う。
入場料というかdonationというかのひとり$5を支払い、中をお参りすると、
薄日が差し込んでステンドグラスが美しく輝いている。
ウィリアムモリス工房作のものもあるのだそうだ。壮麗だがけばけばしくはない。
壁画も所狭しと描いてあって、四方八方からキリスト教の物語が押し寄せてくる感じがした。
私は仏教徒だが、教会に行くとキリスト教の持つエネルギーを強く感じる。
イスラム寺院に行った場合もそう。ヒンズー寺院に行った場合もそうだ。
長い人類の歴史の中で、宗教ほど人を何かに駆り立てたものがあったのだろうか?
宗教の持つ力はものすごい。
人は宗教のためにこのような素晴らしい芸術を創造するし、
また同時に宗教のために対立するものを破壊したり抹殺したりもするのだ。
教会にはしばらくいた。ゆっくりしたい気持ちもあったし、
クリスマスミサの準備をしているのを見ているのもとても楽しかった。
時折パイプオルガンの音色(後方に巨大なオルガンがある)が聞こえるので、
ここで宗教音楽を聴いてみたいと思っていた。

次に公営図書館に行った。これまた壮麗な建物なのである。
エントランスを入るとこんな感じ夏は中庭も良さそう。
外装はこんな感じ。
公営の図書館のため観光客でも自由に入館できる。
せっかく図書館に入ったので閲覧室で本を手にとって少し見てみた。
ボストンに入ってきたアイルランド移民の数の推移みたいなデータブックだったのだが、
これが結構面白い。
歴史的な事実にあわせて数が増減することも興味深かったが、移民たちの名前や職業もわかる。
広く考えればこれも人種差別なのだろうが、今になってみるとなかなか興味深いのだ。

さて、ここまでくるとあとはニューベリー通りを歩いてホテルに帰るだけ。
ニューベリー通りはボストン1のショッピングストリートなのだ。
通りを見ながら歩いているだけで楽しい。
幸い雨はやみ、散歩をするのに困らない天気になった。ほとんど買い物はしなかった。
買い物をしたくないわけではなかったが、
正直街歩きをしただけで十分ボストンライフを満喫していると感じていた。
少しだけベッツィージョンソンが気になるも、見て見ぬふりをする。
キューティーブロンドでエルは偶然入ったサロンの従業員の女性と親友になるが、
ニューベリー通りは美容院とネイルサロンが本当にたくさんあった。
そしてどこもなかなかの繁盛振りだった。
アメリカ人がネイルに金と神経を使うのは本当のことらしい。
あるキッチン雑貨店に入り、ずっと探していた大きなフライ返しを見つけたので購入した。
3分クッキングである料理研究家が使用しているのを見て以来、どうしても欲しかったもの!
日本のキッチン雑貨店にはなかなかない大きさのフライ返し。
小さな買い物だが、私たち親子は大変満足したのだった。
ニューベリー通りも終わりかけたところにアーバンアウトフィッターズがあり、
安くて可愛いものがあれば買いたいと思っていたのだが、
母は明らかに脚の具合が良くなくなってきて口数が激減しているし、
店内がゴチャゴチャしていていい物をしらみつぶしに探すには時間と根性が必要とみて、
何も買わずにとりあえず一休みしようとホテルの部屋に帰った。
もう夕方の4時すぎにはなっていたのではないだろうか。

部屋に戻ると突然の睡魔。時差ぼけとそれまでの疲れがどっと出たのだろう。
2人とも着の身着のまま熟睡してしまい、目覚めるともう夜の11時前w
見事にボストン最後の晩は夕食を食いっぱぐれてしまったのである。
本当はロブスターを食べようと計画していたのに…
それもまた一興。失敗もまた一興。
フルーツとお菓子を食べて3日目は無事終了した。




旅行3日目 その1

2005-12-30 | victim
ハーバード大学からビーコンヒル…徒歩でホテルへ

前の日の晩から少し天気がおかしいなあとは思ってはいたが、朝カーテンを開けると雨!
雨ということは気温は少し高いわけだが、歩道の雪が融けて足元が悪くなっている。
朝食には昨日買ったチーズベーグルとフルーツとジュース。
チーズベーグルウマー。チェダーチーズの主張強すぎで、もぐもぐ頬張るとうまい。
フルーツは、苺は日本の方が格段にうまいが、パインとチェリーは美味しい。
ジュースはにんじんジュースを買ったら、あまりにもにんじんなので飲めなかった。
飲み口は甘い。すごく甘い。でも口の中から鼻ににんじんのにおいが抜けるのね。
日本のにんじんジュースはレモンいれたりりんごいれたりして
爽やかににんじんの臭みが抑えられているでしょう。
それが一切ないので、見事ににんじんの甘さとにんじん臭が調和して。
にんじん自体は大好きなんだけどなあ?

さて出発。本当はバスに乗ろうと思っていたが、氷雨降り、いきなり突風が吹く気候。
母の脚も考え、ホテルからタクシーに乗ることにした。
天気がよければ車窓の景色も楽しめると思うのだが、
外は悪天候でくもりガラスなので外がほとんど見えない。
チャールズ川を渡っているときはさすがに一生懸命外を見たんだけど、
川に薄氷がはっているようで、川の流れはあまりよく見えなかった。
ハーバード大学はホテルから結構近いので、ものの10分くらいであっという間に着いた。
その時にしてしまった失敗を2つ。
 どうやら革手袋を車内に忘れたらしい。
 日本のタクシーのようなつもりで、下車後ドアを閉め忘れた。
ドア閉めてくれよーって感じで運ちゃんに言われ、慌てて閉めた。恥ずかしい!
ハーバードスクエアに到着したものの、
ひどい天候で歩道はツルツル滑り、突風で傘の骨は折れるという踏んだりけったりの状態。
本当は校内見学ツアー(学生がガイドをしてくれるらしい)に参加したかったのだが、
とてもじゃないけどそんなに長時間外にいられないということで、キャンパスの入り口付近を散策した。

歩いていると普通に18世紀の建物なんかが建っているのでびっくりする。
さすが17世紀から続く名門大学なだけはある。日本は江戸初期だよね。
寒さには勝てないということで、お土産を買うためにcoopに行った。
coopはハーバードスクエアにある。

ハーバードスクエアは学生街といった風情で、美味しそうな店もあり、
天気がよければいろいろ回ってみたかったのだけど、いかんせんこの悪天候。
とにかくcoopに行って、お土産を買わなければ。
初めに書店の方に行って、私の海外旅行の定番、辞書コーナーを見る。
すると、ハーバードの学生にインドネシア語は不人気なのか、あまり目ぼしい物はなかった。
コーネル大出版のものがあれば買いたいと思っていただけに残念。
また、ハッタの自伝かカルティニの往復書簡もあれば欲しかったけどなかった。
スハルト以降のものはあっただけに残念だった。専門書を生協で探そうと思っても難しいのか。
さて、ハーバードグッズが売られている店舗に移動して、お土産を物色した。
私の場合、生まれ持っての無責任な性格のため、お土産は自分メインで考えてしまう。
他人のために心を砕いても、その気持ちを他人は理解できないのだから、
お土産ごときで悩んだりしたってムダだ。
お土産なんてものは、その場の話の種になればいいようなものだと思う。
自分へのお土産に買ったのはロゴ入りのミニドラムバッグ。
ボディが蛍光黄緑で、取っ手は表がピンクに白の水玉、裏が水色の派手可愛いやつだ。
自分でも超かわいい超かわいいと思って、絶対人にはやれないな、と。
母は英会話の仲間にあげるためにきれいなグリーティングカードと家族用にTシャツを買い、
私は友人2人にハーバードTシャツを着たかえるのぬいぐるみと、
ニューイングランド名物ロブスターのぬいぐるみを買って終了。

さて、この日は長くなるので2回に分けます。
この後地下鉄に乗ってボストンコモンの方向へ向かいます。
それではまたー。



旅行2日目

2005-12-28 | victim
ボストン美術館からプルデンシャルセンター…スーパーマーケットでお買い物

朝8時ごろ出発。天気がとてもよいが店はまだどこも閉まっている。
朝食をくいっぱぐってしまった。
ボストン美術館までは地下鉄で一本。最寄り駅から10分程度と近い。
近所の駅は無人の地下駅だが美術館の手前の駅から地上で路面電車になる。
ボストンの地下鉄はトークンという乗車用コインを改札に投入する。
トークンを自販機で買うときにちょっと苦労をした。
もたもたしていると勝手に両替をされちゃって札がどんどん小銭にw
帰りは販売機がない駅なので、帰りの分も買って地下鉄に乗り込む。
列車はそこそこ混んでいる。座席は埋まっていて立っている乗客もいる。
母は杖をついているので、母だけでも座れないかと思っていると、
すぐに母の肩をたたいてここに座りなさいと席を譲ってくれる人がいた。
旅行を通して感じたことは、まちづくりという意味では日本はバリアフリー化が進んでいるが、
人の心のバリアフリーという意味ではアメリカの方が日本よりも進んでいるということ。
年寄りとか身障者に対する心配り、また我々のようなよそ者への接し方は完全なバリアフリーだ。
なぜ日本人はいい人面して身勝手なのかな。
今日も電車の中で杖をついて立っている母をチラチラ見ながら座席に居座る男がいて、大変不愉快だった。
駅について、美術館に向かった。
美術館付近の信号・ストップ印は手
横断歩道
この横断歩道、きれい。ボストンの人は信号を守らない。
手マークが出てもどんどん渡るし、車も歩行者が横断しきるのを待つという変な常識。

ボストン美術館ー東洋美術の素晴らしさを堪能
ボストンというのは古い町で、古くから学問研究の中心地でもあった。
日本にゆかりのある識者も多く、この美術館の日本美術の収蔵品には見るべきものが数多い。
受付で常設展のチケットを2枚。車椅子を借りて日本語の地図をもらってスタート。
いや実にわかりにくい…というか日本の博物館て本当に見やすいよね。
ぐるっと回って順路通りというのが当たり前の私たちにしてみるとあれは迷う…
日本の近代美術や風刺画などを展示している部屋
こんな感じに格子の障子が貼ってあったりして、展示物に合わせたインテリアになっている。
階段の欄干などは本当に寺の欄干みたいだし、天心園という日本庭園まであるのだ。
圧巻だったのは寺のお堂を再現したこの部屋
部屋の照明がかなり落としてあり、荘厳な雰囲気の中何体もの像が並んでいる。
とにかく仏像や浮世絵、絵巻物の他に刀剣などの工芸品のコレクションも豊富。
煙草入れや刀の柄などをひとつひとつ見ていくのも面白かった。

昼食んまかった!チップ渡しに失敗。

こんなところもある。すごくきれいなんだぞ。
おまけ。ガムラン一揃い。物好きな金持ちもいたもんだ。
他にも名作と言われる絵画も、古代遺跡の発掘品もいろいろと展示されている。
車椅子を押して歩くうち、私はとっても疲れてしまった。
母が車椅子上でガイドをしてくれるといいのだが、老眼で地図が見えない上、私以上の方向音痴。
地図を片手に東南アジア美術の解説までして、なかなかの仕事振りだったと思う。
そして東南アジア美術を見るとやはり心が躍る。
central javaの文字を見るとジョグジャへの郷愁で胸がいっぱいになった。

いろいろこまごまとお土産をゲット。ていうか自分へのお土産メインだけど。
母は友人が多くて大変そうだった。付き合いってやーね。めんどくさそーだ。

帰りも地下鉄に乗ってゆうゆう最寄り駅へ。プルデンシャルセンターに行ってみた。
何せボストンは寒いのでモールは快適。クリスマスシーズンということもあり店内は混み混み。
そこにこんなクリスマスツリーが。かわいいのだ。
中央にズームイン
愛犬愛猫の写真をオーナメントに飾ったツリーなのでした。美猫ちゃん。
saks fifth avenueを見るも、セールとはいえ値段の高さにゲンナリ。
高級品を詰め込んで売ってるのもなんだかすごい。ちょっとびっくりして何も買わず。
パピルスというお店できれいなノートを買った。グリーティングカードも沢山あった。
できればidulfitriのカードが欲しかったけど、さすがに売っていなかったなあ。

さて、隣接するスーパーマーケットで食材をいろいろと仕込む。
さくらんぼ、パインといちごのカットフルーツ、鉄火巻きとカッパ巻きの詰め合わせ、
デリのインドカレー、ベーグル、ヨーグルト、ジュース、水など当座の食料。
スーパーのレジにはレジ袋をひっかける台が設置されており、
そこに袋の口をかけると袋の口が上を向き、そこにレジの人がせっせと買ったものを詰めていく。
これはなかなか合理的なわざだなあと思った。

もう日もとっぷりとくれた。
母は足が痛くなってきていよいよ不機嫌だ。口数が少ない。
夕食は食べに行かずに買った巻きずしとカレーを食べた。
お寿司はおしかった。海苔がまずいのかな。巻き寿司の場合は海苔はあぶって欲しい。
カレーは文句なし。うまいしベーグルにつけて食べたんだけど、ベーグルもうまかった。
なんだか2人とも疲れてしまった。
ごはんを食べた後はテレビを見ながらまたヘンテコな眠りについた。

そうしてまた夜中の3時とかに起きだすのだ…
これを時差ぼけという。

旅行1日目

2005-12-28 | victim
12月14日 母との9日間ボストン・ニューヨーク旅行出発

前の日の晩までにパッキングを終え、当日は部屋の掃除をしてから出発した。
荷物は重くはないが、冬の旅行なので防寒用の衣類を多めに詰め込んだ。
空港には15時半集合だったので早めに12時半前に家を出た。
私にとっては初めてのルート。
押上から京成線に乗り換えて佐倉まで行って本線に乗り換えて空港まで。
エレベーターやエスカレーターがあるので大荷物でも苦はなかった。

空港に着くとなんと飛行機が遅れている!NYで乗継があるのですこし心配。
でもカウンタの人は大丈夫と言ったから大丈夫と思って、じっくり待つ。
お昼も食べていなかったし、ミニ牛丼+そばをふたりで分けて、
テイクオフする飛行機を見ながらコーヒー飲んでた。
飛行機って見てるだけで面白くて、あああれに乗るんだぜと思うともっとウキウキする。

早めに出国審査を終えたものの、免税店で買い物をする気もなく。

というわけでさっさとゲートに行ってすぐ飛行機にのってしまった。
コンチネンタル航空だ。なんだか私はいつもコンチネンタルに乗ってる気がする。
飛行機の機内は快適でいいんだけど、あまり機内食は美味しくはないかな。
シートはネックレストがついているから好き。プライベートビジョンだし。
面白いサービスだと思ったのは、初めに機内食のお品書きを配ること。
映画はクリスマスものが大半で、
どーだろーこれと思いながらPolar Expressを見てしまったw
せっかくトムハンクスが声やってるのに私日本語吹き替えで見てるし。
飛行機が揺れるのと映画がジェットコースターみたいになる時に連動する感じで
なかなかのスリルが味わえましたよ。
でもあの映画、ちっとも面白くはなかったなあ。
ただあのジェットコースターぽい映像を見せたかっただけのよーな。
アテクシそんな子供だましは通用しない24歳年女なのであります!
しかしとにかく飛行機に乗る時間が長いですよ。
飽きてくるから体動かしたり、映画見たり、操作性の悪いゲームやったり。
ボストンに着いてからどこいくかガイドブックを熟読したりしました。
あまり寝なかった気がするな。
というのも、NYが近づくにつれ、乗り継ぎに間に合うのかが不安で眠れなくなったの。
しかも国はアメリカ。入国審査に時間がかかるだろうと。ドキドキは高まる一方。

空港に着き、急いでイミグレまで行ったもののものすごい行列。
やっと自分の番が来て、指紋と顔写真をとられてからようやく審査終了。
こわーい顔したおばちゃんだったけど、多分いい人だな。
私が質問に対してうまく返答できなくて、
アメリカは初めて?聞いてきてくれた。そのおかげで少し緊張がほぐれた。
バゲージクレームで荷物を受け取り、そのまま荷物をボストン行きに流す。
その後現地の係員の人に落ち合い、国内線ゲートまで連れて行ってもらった。
何せ初めての国でこの急ぎの自体だ。係員の案内がなければ間に合わなかったかもしれない。
モノレールに乗ってボストン行きのゲートに向かい、手荷物検査へ。
何とか間に合ったようだ…。でも飛行機に乗るまで安心はできない!
手荷物検査と金属探知機は、厳重だった。これが噂の、という感じ。
コートと靴を脱いで通る。旅行中一度もひっかかることはなくてほっとした。
さて、ボストン行きの飛行機もちょっと遅れ気味で、私と母は無事飛行機に乗ることができた。
飛行機は3列3列の少し小さな飛行機。
隣りのアメリカ人のおばちゃんがでかくて太めなのでシート狭そう。
でも乗っている間彼女はずっと仕事をしていたようだった。
約1時間の間私は眠りはしなかったが目を閉じていた。少し気持ちの疲れが落ち着いた。

ボストン到着。もう夜の9時近くだ。
バゲージクレームでは現地係員の女性が荷物を受け取って待っていてくれた。
この女性、とても心遣いのある優しい方で、杖をつく母への言葉かけを忘れないし、
質問には丁寧に答えてくれる上、
ホテルでは部屋のチェックとハウスキーピングの依頼までしてくれて本当に感謝。
ホテルに送ってもらっている間、町並みを見ていたが、
夜ということもあってシーンと静まり返っている。
街灯は水銀灯の青白い色ではなく白熱灯の橙色で、レンガ造りの家並みをぼんやりと照らしている。
人もほとんど歩いていない。
もちろん寒いということもあるが、まだ9時10時なのに?といった感じ。
ああ、寒さについて。一日の気温は-5度から5度くらいの間。
当然夜は零下になり、東京の寒さとは比べ物にならないほど寒い。
ただ、寒さの質が根本から異なるというか、寒さが鋭角に肌にささる感じ。
北国の寒さを知っている人ならこの違いがわかると思うけど、この寒さは不快じゃないの。
東京の寒さはガタガタブルブルの寒さでしょう?あれとは違うのね。

さてホテルにチェックイン。ホテルはHilton Boston BackBay。
ヒルトン一家に金が流れると思うと少々癪だけれども、こじんまりとしたいいホテルだったぞ。
部屋も広いのだ。21階だったので眺めもよかったし。
ボストンで高級ホテルのホテル指定なし、というのを選ぶとここになるのかな。
あまりおなかも減っていないし、シャワーを浴びてお菓子を食べながらテレビ見てた。
眠れる気もしなかったが、明日に備えて眠った。

写真があると思ったのになかった。母が取ったインスタントカメラのだけだったのだな。
というわけで今日は写真はないのだが、明日から写真をアップしますね。


思ったより長くなったな。
でもこれ忘れないように自分のために書いてるっていう意味もあるからな。
この長さに懲りず、また読みにきてくださいね。

お知らせ

2005-12-14 | victim
今日から22日までアメリカ旅行行ってきます。
ボストンとNYです。
あたし、いってきまーっす

覚書

2005-12-08 | victim
4日にピーズのワンマンに行った
マジョマジョの限定をもらった
白のリブタートルを買った(安い)
今日買ったCDはノンセクションだけどメジャーもメジャー、ど真ん中。
tomovskyのベスト。これ真ん中じゃないな。
インドネシアの女声ボーカルのコンピ。これも傍流か。
ジョンの命日に合わせて初期the beatles。
クリスマスだし、jackson five。マイケルの早熟ぶりに度肝を抜かれつつ。
悪ぶってみたくてstray cats。ジャケがもー、最高にかっこいい。
世界平和を考えつつwar。warはずーっと聞き続けてしまうのだ。

思い出しながらここら辺のことにも触れていけるかどうか。

時は前後する

2005-12-02 | cinema
秋だった。11月までは完全に秋だった。

秋の夜長は芸術を楽しもうってんで、東京フィルメックス行ってきたのでした。
見に行ったのは最終日の23日、有楽町朝日ホールで「サグァ」を。

仕事が楽しくて給料もいっぱいもらっていて
大学院生の彼氏もいて(ちょっと経済的に助けたりしてて)
家族も友達家族っぽくて都会生まれ都会育ちの30くらいの女がいきなり彼氏に振られ、
なぜか猛烈な勢いでアタックしてくるうだつのあがらないサラリーマンと勢いで結婚するも、
なんだか満たされない生活は続き、ついにはある事件が起こる…という話である。

この女性はすごく素直な女性なんだよね。時にはわがままな嫌な女にも見える。
恋愛をしていないとダメみたいなこという女って私基本的にはダメだけど、
この女性は、いわゆるそんなタイプの女ですね。
今まで愛されなかった経験がない、というかね。
でもね、世の中も変われば、人もかわっていくわけです。
彼女の周りのキラキラした世界は映画の中のように秋から冬にかわっていく。
仕事やめて、地方で主婦業やって、耐えられなくなってソウルに戻って、
昔の恋人に再会して、不倫するわけなんだけど、
昔の恋人も変わってしまったのです。
彼女は学問やってる彼が好きだったのに彼は普通のサラリーマンになってしまった。
たぶんものすごく平凡な、つまらない男に見えてしまったんだと思う。
そんなときになぜか頭に浮かぶのは別居中の夫の顔。
ラストシーンでは、
夫は離婚届をぼーっと見つめながら彼女の寝ているベッドに座り込むと、
彼女はごめんねごめんねと言いながら彼に抱きついたまま映画が終わります。
まあ、最後の最後まで我侭女っぷりを貫き通す彼女にはある意味感心しちゃう。
2人は離婚するのかな?それともそのベッドでまた愛し合ったのかな?

実は上映終了後監督と主演女優のティーチインがありました!

肝心のお2人の姿が全く見えないw
韓国の映画関係者を見ていて私が感心するのは、自分の作品について饒舌に語ることです。
私は、「不器用ですから」と言って演技の姿勢についてはぐらかしてしまったり、
「何かを感じていただければ幸いです」といって控えめぶりをアピールしたりする
日本人の物言いにはなんだかつまらなさを感じているのです。
わざと信念がないようなふりを見せるのは単なるかっこつけではないかと。
でも韓国人は違うね。感じたことを、表現したいことを、素直に語る。
そこが日本人とは違うな、面白いなと感じます。
通訳は根本理恵さんでした。彼女こそ昨今の韓流ブームの立役者ですよね。
日本で放映している韓国ドラマで、彼女はほとんどの作品の字幕を担当してます。
通訳も、日本語の質問をほとんど同時通訳で伝えるので、
質問から答えまでのタイムラグがほとんどないし、
韓国語から日本語にするときも、
下手な通訳者にありがちな主述が一致しないような意味不明な日本語でもないのです。
単語の選択が的確というか回りくどい言い回しもないので、聞いていて意味がスッと入る。
これが根本理恵さんの力なんだなあと感じました。


帰りの電車で岡田としお氏見ました。
テレビとか雑誌で見るあのまんまの風体でしたよ。

いろいろあって

2005-12-01 | fashion
楽しいことも胃が痛かったこともいろいろあって更新してませんでした。
せっかく大学祭では懐かしいみんなで集合したのに、その事にさえ触れず。
不甲斐なし。ああ不甲斐なし。

そんでいきなり物欲のことかよ、って言わないでくださいね。


しかも私が買ったのは左の肌着だけ。
右のコフレは完全にもらいもんです。おばさんありがとう!

左の肌着はスイスのhanroというメーカーのもの。ワコールが輸入元です。
上質な肌着wとでもいったところでしょうか。コットンリブになってます。
筒状に編まれているので身頃に縫い目がなく、ゴロゴロしません。
対になっているパンツも買いました。コットンだから肌触り良さそう。
これらは旅行用にゲットしたもの。あったかくて楽だからいいよ。
私はアトピーだから今流行りの発熱素材とかって体に合わないと痒くなる。
しかもばばシャツって縫い目の盛り上がりが結構鋭くてイタ痒いんだよ。
だからオスカリートの肌着に出会って以来、
なるべく天然素材で縫い目が当たらない物を選ぶようにしはじめた。
旅行はオスカリートのシルクウールタンクトップと
このハンロとグンゼのシームレスを持っていこう!
グンゼのシームレスも超着心地がいい!スーパーで買ったやつだけどw

右のはコスメデコルテのクリスマスコフレ。
コフレは買うつもりなくて見てもいなかったんだけど、おばさんからもらった。
リップパレットとフェイスパウダーと携帯用ブラシとリップブラシ。
もちろんデコルテの化粧品って突飛なのがないというか、捨て色ないんだけど、
このパレットすごく大きいよなー。手のひらくらい。
でも見れば見るほどこのでかさが可愛いような気がしてきて不思議。
実用性なんて無視だー。クリスマスだしね浮かれてみようか。
フェイスパウダーも使ってみよう。いよいよパルガントン卒業??
こうやって化粧品とか手にしてみると不思議とまた欲しくなったりする。
最近はメイクものに対する興味関心がさっぱりだったけど、また見てみようかな。
今熱いのはどこのブランドなんだろうか。
プロのえみっこに聞いてみないと。

 ♪関係ない話♪
Saya baru lulus ujian untuk pegawai kota!
Kalau tidak ada masalah (pada badan, jiwa dll.),
mulai bekerja di kantor kota sejak bulan April.
Saya merasa lega karena bisa melepaskan diri dari situasi NEET

友達の結婚

2005-11-14 | fashion
何度も書いている友達の結婚、来年の春です。
受付やるよと喚いていたら、思いのほか彼女は好意的でした。
というわけで、受付やるんかな??

ブライダルは初めてなんだけど、服ってどんなの着るんかね?
たぶん日中の式だと思うので、あまりカクテルドレスぽいのもヘンよね。
セクシーっていうのもおかしいと思うんだけど、子どもっぽくなるのもいやだし。
スタイルに自信が全くないんだけど、胸はモッコリ盛り上げたいなあ。
そういうわけで、スリーインワンなどチェックしてみたりして。
ネットで買えば安そうだけど、こればっかりは試着してみないと。
スリーインワンにジャケット羽織ってパンツ…なんてやってみたいけどね。

というわけで、いろいろネットで見て回ってるとNGはわかってきたね。
とりあえずNG
・白い服
・赤い服(新婦より目立つような)
・淡いピンクの服
・セクシーゴージャス系(夜の式なら許容らしい)
・ミュール(バックストラップがつけばOKらしい)
友人的にNG
・黒い服
という感じみたい。新婦よりゴージャスっていうのもNGらしいw。

友達の言う、黒い服はやめてね、っていうのもよくわかるよ。暗いもん。
人がいないみたいな感じになるんだよね。
私は結婚というと「マグノリアの花たち」みたいなのを思い浮かべるので、
およばれの人たちもきれいなピンクやパープルのふんわり広がったドレスを着て欲しい。
アメリカの映画見てると、本当に結婚式がきれいだもんなあ。
お洒落というのとはまた別次元なんだけど、とにかくカワイイんだよね。

昔のVOGUEのドレス特集とか引っ張り出して見てたんだけど、
個人的にいいなと思ったのはANTIK BATIKの黄色いワンピース。
黄色ってあんまり着る人いなそうだけど、かわいいデザインだった。値段も◎。
でも去年か一昨年のボーグだからもう手に入らないだろうね…。
ふと思ったけど、黄色いドレス着たら、靴やバッグは何を持つんだろう。
黒持っちゃうと阪神カラーになってしまうような。
今年のだったら、VIVIEN WESTWOODのコルセットブラウスがステキだった。
あれを黒のワイドパンツなんかに合わせてプラットフォームシューズなんて!

真剣に痩せよう…。

いろいろお買い物

2005-11-14 | victim
マリッツィアの下着(三角ブラとGストリング)
ザギンザのセーター
kenzokiの日中用乳液

写真が1枚しかアップできないからどうすればいいのだろうか。
とりあえず下着をアップしてみよう。
マリッツィアは写真の商品ではなく、三角ブラです。
ショーツの方は右側に写っているGストリングの方。
でもこうやって見てみると左側のタンガが可愛いよねえ。
でも売ってなかったの!!これもうシーズン落ちの商品なのですよ。
リバコのサイトで知った新百合の下着屋さんで購入しました。
安可愛い商品からシバリスやリズシャルメルといった高級品まで各種あって
すごく楽しいお店でした。
また行こう。

ケンゾーキは画像をペタリ。
ジンジャーフラワーの香りが気分をすっきりさせてくれる。
こういうコンセプチュアルな商品にどうも弱い。
別に気持ちがすさんでるわけでもないのにホリスティックなものは嬉しい。
パッケージもすごく可愛いのでしばらくはまりそうな予感です。
学生時代にアユーラに抱いてきた期待をケンゾーキにももっています。
アユーラは最近裏切られっぱなし。ナンデ??

ザギンザのセーターは紫色のタートルネックのカシミアセーターでシンプル。
あわせやすいかな?という気持ちとかなりあったかそうだったから。
値段もそんなに高くないので、ほっとした。横浜ルミネにあってよかった。
旅行にも良さそう。だってボストンとか寒そうだからなあ。

他にユナイテッドアローズグリーンレーベルでパンツも買ったけど、
まだ商品は手元にないの。安いからすそ上げも時間かかるのかなあ?
でもサイズがなんだかおかしくて私の体型でXSなんてあり得ないと思うんだけど。
Mぶかぶかで、S股にヘンな皺がよって、仕方なくXS。解せない。

因みにこれいっぺんに買ってるわけではありませんよ。
これまで書いてなかったのを一気に集めて書いただけですよ。

女は男の未来だ

2005-11-13 | cinema
「女は男の未来だ」見てきました。
この写真が好き。
話としては、大学の先輩後輩関係の男性二人が昔の恋人を訪ねる話です。
しかし、内容はほとんどセックスの話だったりします。
この写真が映画の雰囲気を伝えていますね。
2人のいい年こいた男が昔の彼女の気を引こうと必死な感じが伝わるでしょうか?

この男たち、懲りない男というか、似たもの同士というか、早い話がダメ男。
職業こそ(おそらくアート系)映画監督、大学の美術講師と立派だけれども、
女性関係、ことセックスに関しては大学時代から成長が全く見られない。
知り合いに強姦(彼女はそう言う)されてしまった彼女を
「僕とのセックスが穢れを落とす」という先輩。
先輩の留学を好機として早速彼女と肉体関係を持つ後輩。
久しぶりの再会の後も、
3人一緒に泊まっているにも関わらずそれぞれが彼女とセックスをする。
結局酒飲んでセックスしてる映画なんだけど、ここで不思議なのは女性の立場。
彼女は求められるままに気軽にセックスしてしまうんだけど、
そこに感情があるのかないのかよくわからないまま。
私にはダメな男を手のひらの上でコロコロ転がしているように見えるんだけど、
それを楽しんでいるのか、それとも断るのが面倒なだけなのか。
ダメ男を見放せない心優しい女なら何年も音信不通なんてあり得ないだろうから、
やっぱり彼女はどの男に対してもあの態度なんだと思う。
ムカつく女の部分といい女の部分が絶妙に共存している気がした。
男2人は彼女とよりを戻そうとする流れになると思いきや
そうはいかないことにびっくりした。
先輩は彼女に罵声を浴びせて去ってしまうし、後輩は教え子と安ホテルに行く。
結局なんだったんだ、という唐突なラストといい、
物語は少しも決着が付かないまま終わってしまう。

この映画の面白さを伝えることはとても難しいのです。
だから、敢えて言うんだけど、
映画の半分(?)くらいを占めるセックスシーンを素直に楽しんでもらいたいです。
シチュエーション的にはちっとも美しくはないけれど、すごく官能的。
それからセックスの持つ唯一の弱さかもしれない刹那性を感じますよ。
ホン・サンス監督の作品は
人間関係の絶妙な距離感を描くことに一番の特徴があるような気がします。
韓国映画の激情に退いてしまう人も、楽しめる作品ではないでしょうか。

引きこもり上等??

2005-11-08 | cinema
面白い映画を見られるならOK!

英語完全征服
韓国人って日本人と同じくらい英語が苦手…というのは有名な話。
この映画の主人公は公務員で酒の席のくじ引きで英語教室に通うことになってしまう。
彼女は地味で無難。英会話にも初めは消極的。
でも教室で運命の(?)男性や楽しい仲間と出会い、
英語力の高まりとともに人間としても成長していく…という話。
監督はびっくりしたけど「武者musa」の人なんだね。映像は面白い感じ。
コミカルでテンポがいいし、平凡な女の子がキラキラ輝いていく話は見てて気持ちよい。
相手の男性も靴屋の販売員というのはいいエッセンスになっていたね。
変態じゃなくても、女は男に靴を見立ててもらって
しかも靴を履かせてもらえたら、すぐにその人を好きになってしまうのじゃないかな。
とても楽しい映画。見て損はないでしょう。

サマリア
いや、これは確かに銀熊取りますよ。恐れ入るよねキム・ギドク監督には。
この女の子2人がとにかく魅力的。
端的に言って援助交際をする女子高生とそれを取り巻く大人の話なんだけど、
写真で奥に座って微笑む少女が警察のガサ入れにあっちゃってモーテルから飛び降りるのね。
そんで結果的には死んでしまうわけだけど、死に顔がきれいな笑顔なの。
彼女はインドのバスミルダ(春を売って男を信仰者にさせる)気取りで体売ってるんだけど
手前に座っている友達は彼女が心配で気が気じゃないわけです。
友達が汚れたのではないだろうか、私だけ楽をして申し訳ない、といった感情かな。
でも友達が死んだことで、彼女は友達が稼いだお金を持ってある行動に出ます。
私はこれの前の作品の「春夏秋冬そして春」に不満が残ってたから、
正直なところあまり期待していなかったんだけど、この映画はすごく良かった。
相変わらずこの監督は映画の中で多くを語らないので、想像で物語を補う部分が多いんだけど、
 たぶん彼女は父親の話を聞いて友達とヨーロッパ旅行に行こうと考えた。
 たぶん彼女は友達の罪を引き受けるためにあの行動を取った。
 たぶん父親は娘の女の部分に欲情してあれだけ強硬な手段に出た。
という感じかな。
これも本当に見て欲しい映画なのでストーリーは書かないように努力しました。

雲のむこう約束の場所
これは以前情報番組かなんかで紹介されていて面白いのかな?と思って借りたアニメ。
日本は津軽海峡を境に南北で分断されていて、
3人の少年少女が米軍統治下の青森から
ユニオン統治下にある蝦夷の塔にそれぞれの思いを抱き、
塔を目指して白い飛行機を飛ばそうとする…という話。
まあ、ユニオンという言葉からは左翼っぽいイメージを受け取らざるを得ないし、
北海道というと開拓の歴史を持つ土地だから、
北海道(映画の中では蝦夷)にコミューンぽい幻影を抱いてしまっても仕方ないと思う。
そんでもって青森は三沢基地やらで軍事のイメージがつきまとってるしね。
だからあり得ない話であることは確かだけどあながちウソじゃない、みたいな舞台。
映画の感想を言うと、面白かったから最後まで見たんだろうけど、物足りないというかね。
曲がりなりにも戦争の話題が出てくるんだから、
私はもっと戦略とか騙しあいみたいな人間ドラマを見たいんだよね。
それがあくまでもこの3人の少年少女目線で進んでいくもんだから、話が個人的なんだよね。
「タイタニック」があの大事件を単なる2人のラブストーリーの舞台にしてしまったように、
この映画も戦争はわりとどうでもいいわけ。要は彼女を目覚めさせるための道具。
それでいいのかよ?と思う部分があるわけですよ。
あと、私はあの富沢と岡部という2人のおっちゃんと少女の関係をもっと見たかったね。
ネタ振るだけ振っといて放り投げるのは反則!!

以上。明日はマイブラザーが借りれるといいな。

赤羽39

2005-11-05 | music
昨日ようやっと聞いた。発売日にちゃんと買ったのに。
そうしたらすげえかっこいいではないの。
ライブでよく聴いた曲いっぱい入ってて正直新鮮味はないものの、
聴けば聴くほどしみじみとかっこいい。
ピーズはエエなあ。じんわりとエエなあ。

大好きなtheピーズ。ものすごく久しぶりの新譜赤羽39。

あまり詞のこと書くの苦手なんだけど、敢えて書いてみる。
ひとりよがってかっこ悪いけど、ちょっと語ってみよう。

ピーズの詞ってすごく内省的なんだけど、
ともするとそういう詞世界ってナルシズム入るよね。
でも不思議と昔からはるさんの詞は客観的で視線が冷めていたりする。
だから感傷的ではないんだけど、昔はその分裂ぶりに却って痛みを感じたりしていた。
でも復活後は一味違うんだな。
もうこれしかないやって、腹据えて音楽活動してるのがわかるんだ。
詞世界も内省の時代を軽く飛び越えてしまった。
歳ももうすぐ40歳。かっこいいことを歌うことへの抵抗感はまだ残っているだろうけど、
世間へのメッセージも歌にこめるようになってきたみたいだ。
今回のアルバムにも「クリスマスにすがってみんなで温めあおう」と平和を祈る
「クリスマス」という曲が収められている。
昔っから彼のラブソングは本当に優しいけれど、
おそらく台風の夜に作ったであろう「風の夜」では
「彼女は怯えているんだろうかー中略ーウソでも大丈夫だと頭を撫でてやらねば」というし、
「トばされたいのか手を繋げ」と言って、身勝手なスタンドプレーを叱ったりする。

私はこういう詞を聞くとすごくほっとする。
自分だけがいい思いをしようと画策する人間や持論をごり押しする人間が跋扈する中で、
こんだけ平和的な考えの人がいるっていうことだけでほっとする。
もうちょっとピーズが世間的に影響力があれば言う事ないんだけど、
残念ながら現実はそうではない。
それでも無力感を自覚しつつも声張り上げて世の中にメッセージを投げかけてる。
新人類とか言われた世代の彼がどのようにして今のように変化したのだろう。
その変化にちょっと感動してしまう。

私も、無力だけど、声は小さいけど言いたいことを言っていこう。
このブログが小さな発信源になればいい。