弊社所有のダイナミックバランサーです。
このダイナミックバランサーは老舗測定器メーカーが作った高性能釣合試験機で、
測定コンピューターと検出部が連動し、より正確な数値を検出できるようになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/50/541a9c8b871004ad83c4cf0034a8007e.jpg)
フライホイールのダイナミックバランス測定。
私がDUCATIのフライホイールをでダイナミックバランス加工で感じたフライホイールの効果は。
極低速でゆっくり走った際に、止まりそうで止まらない低回転部での粘りが出て且つレスポンスが良くなりました。
XR250 BAJAの場合。
測定回転数1974回転 -重量差異は0.43g でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/f6/3fe8ccf589adf40f2b72c67cf4829376.jpg)
ダイナミックバランス加工後。
このXR250のフライホイールのダイナミックバランスは走り出しやアクセルを開けた加速の際、
振動軽減とレスポンスが良くなる仕様です。
測定回転数1973回転 -加工後の重量差異は0.03g となりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/fa/8f5d9e650699031d8931379395748d61.jpg)
【ダイナミックバランス】
フライホイールの軽量化とダイナミックバランス加工は大きく違います。
フライホイールはエンジンの回転を円滑にするパーツですが、
「軽量化」は、フライホイールの質量を軽くして、早く回る様に慣性質量を減らす加工となり、
「ダイナミックバランス」は、回転に生じる振れ、乱れを減らす加工となります。
どちらもフライホイールの加工としては良くある加工と成りますが、弊社での加工では
高性能なダイナミックバランサーにて、エンジン特性や、お乗りになる方に合わせて
一台一台お好みに合う加工を行っています。
またダイナミックバランス加工を行う場合、測定した回転数も確認して下さい。
偏りがある回転体は回転数が多くなると乱れが多くなります。
どこの回転域でのダイナミックバランス測定かも重要なので確認した方が良いと思います。
現在対応車両は
・YAMAHA SR400、500
・YAMAHA SRX400
・HONDA NSF100 (未確認ですがエイプなども出来るかも)
・HONDA XR250(MD30)
・HONDA XR400(NE03)
・HONDA XR650
・BMW F650(初期型デュアルキャブレタータイプ)
・DUCATI ’02ST4S
・DUCATI Multistrada1000DS
(DUCATIでの対応車種は実車で確認したものを掲載しています)
作業費用は「8,400円~」となります。
費用、作業時間、またその他の車両もご相談頂ければ対応出来ると思いますのでご連絡下さい。
また作業時間は通常でしたら1週間程度で出来上がります。
お急ぎのオーナー様はその旨ご指定下さい。
今後は単気筒エンジン(組立て式クランクシャフト)のダイナミックバランス加工も予定しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/52/f4d2edaaf1184cf2e854d05d9d8cb72a.jpg)
今まではスタティックでバランス加工を行っていたSR500のクランクダイナミックバランスの実験中です。
治具は製作したので単気筒のエンジンの作業を進めさせて頂く予定です。
今まで・・・。
スタティックバランス加工を行った単気筒には乗った事がありますが。
ダイナミックバランス加工は初めてなので出来上がりが楽しみです~★