ゼノア製 ３２ｃｃエンジン クランクバランス加工。～メカニック作業日記

 

測定作業を行い、ゼノア製エンジンバランスを進めています。

 

加工前のバランス。

小さいエンジンなのに大きなバランスのズレな数値が出ました。

　

これを加工して行きました。

加工後のデータはこんな感じです。

排気量が小さいエンジンなので、使われてるエンジンパーツも小さく、

どうしても加工する部分も少なく、強度や剛性などを考えると

加工範囲が狭くて、日頃の扱うバイクに比べてすごく難しく感じました。

そして、フライホイールのバランス取りも測定してみました。

こちらはすごく精度が高い加工で仕上がってる様でした。

 

 

バランス取り加工後のクランクシャフトの動きはスムーズに回転してるので、

良い感じに仕上がったように思います。

ＨＯＮＤＡ XR250エンジン、クランクシャフトバランス取り～メカニック作業日記

ダイナミックバランサーにて単気筒エンジンのダイナミックバランス取りが出来ましたのでご紹介します。

 

今回の作業は。

振動低減を狙いバランサーシャフトがついていて、クランクシャフトについてるウェイトと反作用に動く

バランサーウェイトが付いてるエンジンには意外と振動があるので、構造を知る為にも一度測定器にてテストしてみました。

 

ＨＯＮＤＡ　ＸＲ250です。

 

クランクシャフトとバランサーがこのような形状となり、成ります。

　　

 

 これをダイナミックバランサーに乗せてテストしてみると測定できました。

 

  

そして測定結果。

測定した結果がこのような数値と成りました。

意外とアンバランス量が大きく感じますが、クランクシャフトのウェイトなどのエンジンパーツにはどうしても個体差が

出てしまうので、その影響が出てしまってるのかもと思いました。

 

バランス取りの加工で軽量化したり、重くしたりする前に、先ずは製造メーカーの設計思想や考えを測定器に結果の数値から推測し、

それからバランス取り加工を進める事で、狙ったエンジンフィーリングを仕上げ、目指しやすく感じます。

最近の単気筒エンジンでは振動を低減するバランサーが付いてる車両が多いので、この測定方法を発展させて行ければ、

いろんな車両にてバランス取り測定が可能となりそうです。

 

お知らせ～★

 

このブログにて、メカニックが試作開発の試行錯誤の模様や作業で感じた事を

メカニック作業日記みたいな感じでこれから書かせて頂こうと思っています。

ＨＰに追加も考えたのですが・・・こちらで書いてみようと思います。

 

最近、全然更新していないブログですが皆様良かったら見に来てくださいね～★

 

R1150 パワーコマンダー セッティング。

始動性が悪い＆調子が悪いとパワーコマンダーのセッティング依頼をお受けしました。

早速作業を進めさせていただきます。

 

付いていたA/F計と弊社のA/F計の数値を比べたところ表示の数値に大きな隔たりがありました。

 

 

R1150に付いていたA/F計が初期から問題があったのか徐々に問題が出たのか分かりませんが

一度、較正できる空燃比測定器で現状を確認する必要もあるかもしれませんね～

 

去年の話で、余談ですが・・・。

体重変わらないのにウエストがきつくなったので、長年使っていた体重計にお米を30キロ乗せたところ

20キロと表示されてしまいました　ぇ....

すぐに新しい体重計を購入し、家族皆で体重を確認したところ・・・悲しい結果となりました

実は去年一年間で、弟は15キロ減。今65キロになったそうです。

弟もがんばりましたが、料理担当の私もがんばりましたｗ

 

で・・・結論は。

どんな測定器でも較正できないと正確な数値がわからないかもなぁ～・・・って感じです。

ではまた～