阿見AC日記

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挑戦なくして・・・

2007年03月13日 | 楠朱実 コーチ
本日は,近隣の中学校の卒業式でした。クラブの子も,それぞれの学校で節目の日を迎えたはずです・・

私事ですが,私が教員最後の担任をした子ども達が,今日,卒業式を迎えます。3年前の6年生です。たった16人の子ども達でしたが,5・6年と持ち上がり,思い出の沢山ある子達です。

その子達に,祝電というものを贈りましたが,そこに書いた文

 「挑戦なくして 成し遂げられた偉業は 今だかつて一つもない」

                            の話をしましょう。

4年前だったかな,日本テレビの特集で偶然見かけた,スキージャンプの高橋 竜二選手が聾学校の後輩達に贈った言葉です。

彼は,生まれつき耳が聞こえません。そう,ハンデキャッパーです。でも,スキージャンプ競技に挑みます。ジャンプ競技というのは,平衡感覚が大切な種目で,耳が聞こえない選手がやるなんて考えられない種目だそうです。
しかし,彼は,そのハンデをもろともせず,ジャンプ競技に挑戦します。・・そして,目指すは,長野オリンピック・・・残念ながら,代表にはなれませんでしたが,本戦の前に,試験的に跳ぶ,テストジャンパーに選ばれました。あの,葛西選手達と共にです。

こんな話でしたが,担任した6年生と共にそのビデオを見た時,

彼が言った言葉

「挑戦なくして 成し遂げられた偉業は いまだかつて 一つもない」

は,子ども達の心に深く刻まれました。子ども達の心に・・と言いましたが,一番刻まれたのは私の心かもしれません。

その子達を最後に教職から身を引き,今,このクラブをやっています。

その事を決めるとき,そして,今,仕事がうまくいかないとき,いつも,思い浮かぶのは,この言葉・・

日本中捜しても,なかなかないクラブです。

「あ~本当に大丈夫かな。」

なんて,気弱になりことも多々ありますが,この言葉を支えに頑張っていきます

というわけで,今春の卒業生達にも,未来を恐れず,まずは,一歩踏み出してほしい・・・と切に思っています。人生一度きりですからね・・・

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