息子のこと・・・

オリンピック代表の話題を数行書いて・・消した

書いても書いても筆が進まない・・書かなきゃ・・最近ブログ書いていないし・・書かなきゃ・・と　思って　頑張ってみたものの　やっぱり　進まない・・

実は・・私の心の中を　今　埋め尽くしているのは・・代表に選ばれた選手達のことではなく・・昨日　県選手権を走ってきた　息子のことだから・・

私事だから・・こんな公式ブログに書くことでもなく・・心の中にしまって　他のことを書かなきゃ・・と　思ってみても　進まない・・

自分の心を埋め尽くしていることをおいて　他のことを書けるほど　私は強くなく・・

本音を書いているようにみえる　私のブログで・・今　一番書きたいこと　を書かないと　なんか　うそついているようで・・もう　二度とブログは書けそうにないから・・

今　心を埋め尽くしているものは　はき出してみます・・



息子は　物心ついたころから　絵を描くことが好きで　暇さえあれば　絵を描いていました

小学校に入学しても　家に帰れば　広告の裏をのりでつないだ大きな紙に絵を描いていました

私が　心配して　友達と遊ぶように諭しても　やっぱり　帰宅後は　絵ばかり描いていました

家業がこんなだから　息子はかけっこも好きで　頑張っていました

でも　私から見ても絵の方が　数段好きそうだった

中学に入り　陸上部には所属せず　アスレッコで練習をしてくれました

今では　アスレッコの仲間は　たくさんいて　部活に所属しないのも普通だし，学校の先生も理解して下さり，協力もしてくれますが・・

息子の頃は　そんな感じじゃなかった・・

５月の仮入部が終わって部活に所属しないことも　実は　息子には　とても寂しかったらしく

「放課後　僕だけ　着替えないんだよ」
「先生が　部活には入らないの？って何度も聞いてくるんだ」

って　話してくれたことがありました

クラブに来ても　まだ　数人の練習　一度などは　私と２人だけで夜間照明の元走ったものです

でもその時

「アスレッコが出来て良かった　みんながいるから　僕もかけっこをやれる　一人で　パパと練習してたら　今頃　陸上なんて大嫌いになってたかも・・」

って言ってくれました

中２の春　走っていて　ひどく苦しそうな息子

原因は　鼻でした　彼はひどいアレルギーで　その頃ほとんど鼻から空気を吸うことができなかったんです

結局　手術をして粘膜を切除したのですが・その担当医の先生に

「この鼻でよく長距離なんて走ってましたね。このままだったら死ぬところですよ」

と言われました

手術後　帰宅した何日か後　食卓に並ぶカレーのにおいをかいで

「カレーってこんなにおいだったんだ」

とつぶやきました　本当に大変だったのだと思います

やっと　空気が吸えるようになったと思ったら　膝のオスグットに悩まされるようになりました

約２年　痛みに苦しんでました　陸上競技においては，良いことがあまりない中学時代だってのかもしれません　

高校入学　

息子の選択した学校は　陸上部に入らなければ高校の試合には出してくれない学校です

今では，高校の先生方も理解して下さる方が増えてきていますし，私たちも高校の様子がわかりますから，そんなことはないように選択もできますが・・

息子にはまた苦労をかけることとなりました　３年間高校の試合には出られないという・・

それでも・・懸命に息子は走り続けました　と　いうより　懸命に走り続けてくれた　　と　思っています

息子が，（彼が一人で作り上げたとは思っていませんが，あえてここでは息子が・・と言わせてください）クラブの雰囲気を作っていってくれたお陰で、仲間がたくさん集まりました・・


今では，息子のように　高校の試合にはでないけど・・クラブで頑張る　と　いう子ども達が数名入ってくるようになりました・・

でも，高校の試合ので頑張る仲間のことをうらやましそうに話していた息子がいた事も事実です

その息子の　陸上生活が　昨日終わりました・・

小学４年で　初めてアスレッコを作りました　仲間は１１名・・
それから，８年　仲間が２００名になりました・・

中学校も理解してくれるようになりました
理解してくれる高校も増えてきました

何より　県の陸上関係者が　みんな　クラブの存在をわかってくれるようになりました

グラウンドには　毎日　たくさんの仲間が元気一杯走り回るようになりました

そうなったのに　息子は競技をやめることになりました

母親として本音を言えば，今アスレッコに入れてあげたかった・・今なら，きっと　もっと楽しいかけっこ生活になったはずだったから・・

でも，息子がが生まれて物心ついたときから，握っていた鉛筆と筆・・
やっと，その世界に彼を戻してあげられる　と　ほっともしています　

「息子へ

　陸上生活で苦労した分　思いっきり大好きな絵で楽しんで下さい

　アスレッコは　もう大丈夫だから・・

　ご苦労様でした・・・」

今日　私が一番書きたかったこと・・・皆さん　私事にお付き合い頂きありがとうございました

そんな　アスレッコです　息子を始め　土台を作り上げてくれた子ども達や保護者の方がいたことを・・忘れず頑張っていきます・・