パピーウォーカー日記 エルとともに

2008年11月1日より、パピーウォーカーのボランティアをはじめました。
盲導犬候補生のエルと暮らす日々を綴ります。

名前考

2009-05-28 12:43:29 | ~7ヶ月目
 本日は、朝から雨模様で、さっき一瞬の晴れ間をぬって、エルと散歩に出かけてきました。夕方、エルの脚の再診があって、もう少ししたら、アスカを迎えに行って、一緒に、横浜に出かける予定です。脱走事件以来、ちょっと、敷居が高くなってしまった盲導犬センターですが気合を入れていってきまーす。

 先日の日記に、虹染めの会を開いたと、書きました。そのとき参加されたのは、幼稚園に行く前のお子さんを持ったお母さん方がほとんどで、たぶん、20代後半から、30代前半のフレッシュでピチピチのかたばかりでした。(すみません、ちょと、おじさんが入っていますねえ。)

 それで、あれやこれやとおしゃべりしながら、染めをしていたのですが、お子ちゃんたちの名前が、どの方も趣向を凝らしていてすごい素敵なんですよ。

『ルキアン』くん、『トム』くん、『トーマ』くん、などなど。。。。前は、『ギンガ』くん、『まるる』ちゃんと言うお子ちゃんにもあったことがあります。一昔前だったら、ちょっと、思いつかないタイプの名前ばかりですね。みんな、世界で一つの名前ということで、一生懸命考えてます♪


 さて、エルたち盲導犬候補のパピーの名前は、そのとき同時に生まれた兄弟ごとに、アルファベットが決められていて、例えば、エルたちだったら、E胎なんですけど、Eから始まる日本人にはない名前というのが条件でした。また、訓練中だったり、盲導犬として活躍しているワンコと同じ名前はNGです。これは、エルたちが、ユーザーさんと暮らすときに、同じような名前の方がいるとコマンドがうまく伝わらなくなってしまうからだそうです。

 名前を考えるのは、楽しいけど、家族の意見がなかなかまとまらず、大変でした。その時。候補として考えたのは、おんなのこだったら『エル』『エリーゼ』あと一個は、わすれました。男の子だったら、『エンデ』『エルマー』などだったと思います。エルは、私の案だったのですが、なぜエルを思いついたかというと、知り合いのお嬢さんでエルちゃんという名前のとてもかわいい子がいたからです。フランスの高級ブランドのELLEもありますよねー。ブランドイメージもとてもいいし呼びやすい。最近になって、ELLEの意味を調べたら、フランス語で『彼女』という意味でした。なーんだと、思ってしまいました。でも、響きがかわいいから許す!


 で、第1候補のエルになったのですが、とても気に入っています。呼びやすいし、アレンジも利く。エルは状況に応じて、いろいろ変形して、『エリュー』(リューにアクセント)とか、『エルル~ン』とか、『エルオくん』とかになっています。

 何を言いたかったのかというとですねー。あと、10年もしたら盲導犬センターのワンコの名前、つけるのがすごい難しくなるかも。今の子どもたちの名前、どんどん、インターナショナル化していて、いわゆる日本人らしい名前って、少なくなってますよね。

 ○○子は、まだありますけど、『○○え』とか、『○○お』とかは、ほとんど見かけない。ましてや、○○ざえもんとか聞いた事がありません。

 将来盲導犬候補生たちの名前、日本の昭和時代以前に出てきた名前に限るなんてことになったりして、『式部』とか、あとは、明治生まれくらいのおばあちゃん達の名前、『ぬい』とか、『すえきち』とか『日吉丸』『竹千代』とか。。。。

 暇にまかせて、つらつら考えてみました。