狐の巣は何処なのぉぉぉ? おうちはこっちよー。もうおじいちゃんは帰ってきてるのよー?(´;ω;`)(刀剣乱舞)
アルペジオ、ガンダム青い瞳のキャスバル、神撃のバハムート、シドニアの騎士と毎週アニメ映画行きっ放し。
毎週幸せ。
絶望的な邦画に比べて、アニメファンは幸せだ。
どれも強烈に面白いので、もう少し客が入るといいんだが、儲かり出すと余計なものまで入ってくるので、それはそれでなぁ。
アニオタはキモイと世間に避けられてる方がいいんだよ。残念な事だが。
進撃の巨人第67話「オルブド区外壁」 1
ゴッゴッゴッという奇妙な音と、エレンの名を呼ぶ声。
骨だけの存在だったエレンはそれでようやく意識を取り戻す。
「エレン!!」
ジャンが結晶化した外皮を刃の柄で壊してくれたおかげで、ようやくエレンは外へ出る。
巨人と一体化しちゃうので、自由に出入りできないのは難儀だな。
割と自在に巨人化していたアニって相当凄かったのね。
どう訓練したら、あんな体になるんだろ。(アニも作戦後はしばらく寝込んだとはいえ)
エレンゲリオン自体が角質化し、それから派生した結晶の柱がドームの屋根の骨格のように
うまく落盤を防いでいる。
エレンは建築学の知識はないと思うが、「彼らの記憶」の中にあったのかなぁ?
アニの結晶程、固くなくてよかったね。あれは殴っても傷一つつかんしな。
「大丈夫だ、外に出れるぞ!」
偵察してきたコニーがサシャに連絡。
サシャは早速立体機動で下にいるリヴァイや皆の元へ飛び降りる。
「兵長~、出口を確保しましたぁー」
「よくやった」
「あ…エレン、無事にほじくり出せたんですね!」
「工事が必要だったがな」
サシャはエレンを見つけて駆け寄ってくる。
いきなり土下座。
「おかげでみんな助かりました~」
クリスタの時といい、サシャは土下座に抵抗のない女。
「でも正直言うとあなたが泣き喚きながら気持ち悪い走り方で飛び出した
あの瞬間は…もうこれはダメだ、終わりだ終わりだこのおばんげねぇ奴は
しゃんとしないや…本当メソメソしてからこんハナ垂れが…と
思いましたよ」
おばんげねぇ…うーん、日田弁だよね?
大雑把とか雑な奴って意味らしい。
意味は解らないが前後のニュアンスで悪口だと解るので、ミカサが怖い顔で見下ろしている(^▽^;)
「これは…」
エレンは自分がなしたものを初めて見上げる。
跪いた巨人は髪まで結晶となり、幾つもの柱と補強する円状のドームが落盤を防いでいた。
願った結果とはいえ、自分が作り出したものとは思えない。
「硬質化…ってヤツだろ」
リヴァイとヒストリアが歩み寄ってきた。
「お前を巨人から切り離しても…この巨人は消えてねぇ。
…結構なことじゃねぇか」
「……」
エレンはその意味をしばし考え、その原因となったビンの事を思い出す。
ヨロイ・ブラウンと書いてあったビンのラベル。
「あ…!!
あの瓶は!?
そうだ!
オレ…とっさに「ヨロイ」の瓶を飲み込んで巨人に――」
「ロッド・レイスの鞄を見つけたけど…」
ヒストリアは血だらけの背広を広げてみせた。
思わずエレンは絶句する。
父を名前で呼ぶあたり、もう父と決別したんだな、ヒストリア。
「鞄の中も…飛び散った他の容器も…潰れたり、蒸発したりしてもう残ってない」
「…そんな」
液体はなくても、ラベルくらいは残ってそうだけどねぇ。
エレンは残念そうに俯く。
もっと色んな能力を手に入れることもできたろうに。
「イヤ…まだ他の場所にあるかもしれない。
この瓶の中身を取り入れたお前は――これまでどうしてもできなかった
硬質化の力を使って…天井を支え崩落を防ぎ、
俺達を熱と岩盤から守った――。
お前にそんな教養があるとは思えねぇが…お前は一瞬で
これだけの建物を発想し生み出した。
…まったくデタラメだが、あの壁も実際にこうして建ったんだろう」
リヴァイはエレンに身を乗り出して囁いた。
「つまりこれでウォール・マリアの穴を塞ぐことが可能になった」
エレンはそれを聞かされて、目が覚めたような顔になる。
「敵も味方も大勢死んでさんざん遠回りした…不細工な格好だったが、
俺達は無様にも、この到達点に辿りついた…」
戦果。
でも、皆の顔は余り冴えない。
リヴァイの言う通り「無様」というか、元々エレン達助けに来て、反対に助けられて、
偶然手に入っただけの拾いもんだしなー。
硬質化自体は殆ど忘れてたってーか、諦めてたし。
しかし、出来たら出来たで、ウォールマリアにエレンゲリオンの像が残る訳で、
恐らく観光地化必至で、エレンも複雑だろーなー(笑)
せいぜい、かっこいいポーズで硬質化しろよ、エレン。
(ウォール・マリアの奪還…。
そうすれば…家の地下室を調べられる。
でも…親父の正体は…)
それよか、先にレイス家を家探しした方が情報の宝庫じゃね?
これでヒストリアが当主確実なんだし。
瓶も資料も日記も一杯ありそう。
発表はしてなくても、何か書き残しはしてるだろう。
初代の思想も解るかも知れん。
父の記憶を思い出して悩むエレン。
幼子まで潰したイヤな思い出までグルグル。
「ところで…あの巨人は」
「あ…」
サシャの言葉にやっと思い出す面々。
忘れとったんか(笑)
まぁ、超超超大型とヨロイ着用でも18mのエレンじゃ勝負にならないので、
落盤防げてオーライで充分なんだけど、確かに放置もね(^▽^;)
「兵長大変です!!
早く来て下さい!!」
案の定、外では大変の事になってるらしく、天井でコニーが叫んでいる。
「そうだな…まずはここを出てからだ」
エレンはまだ父の記憶に苛まれてるらしく青い顔。頭痛がひどい。
心がまだバキバキに折れたままだから仕方ない。
事態がひどすぎて、ちょっとの間忘れてたけど、気を抜くと思い出してしまう。
「それにしてもお前…ひでぇ面してるぞ」
リヴァイが呟く。
戦う理由をなくしたエレン。
だが、状況はそれを待ってはくれない。
「エレン」
穴の外ではアルミンガ待っていた。エレンに向かって手を伸ばす。
アルミンは他者の手を借りて立つのを好まぬくせに、相手には平気で手を伸ばす、
エレンは元から気にしないので、手を借りて穴を登った。
「よかった。二人共、無事なんだね?」
「あぁ…。
巨人は? どうなってんだ?
!?」
見回したエレンは絶句した。
巨大な空洞が陥没している。
空洞自体も相当広大だが、何百メートルに渡って崩落し、その原因である巨人らしきものが
熱を発しながら、遥か向こうに遠ざかっているところだった。
「この世の終わりかと思ったよ。
突然地面が割れて陥没したと思ったら…あれが這い出てきたんだから」
ハンジさん、大怪我で動かせないと思ったが、アルミン、どうやって二人で外に出たんだろー?
敵に狙われる前にさっさと撤退したのかな。
エレンが目をこらすと、巨大なカマドウマみたいな巨人が移動していくところだった。
背中が異常に膨れ上がり、手足が細く長い。
戦闘に特化した巨人らしいが、あんまそーは見えないが、これでも強いんだろ。
手足がバネみたいになって高速で跳ね回り、この図体でボディアタックされたら、
鎧や立体機動でどうこう出来るレベルじゃないしー(^_^;)
「あれが…巨人?」
「色々変だ。
超大型巨人の倍ぐらいあるし、よほど高温なのか…。
奴が近づいた木々は発火している。
何より近くの人間…僕らに興味を示さない…」
「…!」
アルミンの言葉に驚くジャン達。
「奇行種…ってことか?」
「元の人間の意思で操っていなえればだけど…何があったの?」
「あの巨人を追うぞ。
周囲には中央憲兵が潜んでいるかもしれん。警戒しろ」
立ち話してる余裕はないので、リヴァイが命令する。
そーいや、ケニー達はどーなったのかな?
少なくともケニーは生きてそうだけど。
怪我したハンジ、弱ってるエレン、ヒストリアを馬車に乗せ、馬で巨人を追う。
2に続く。
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