Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

進撃の巨人 第62話「罪」4

2014-10-18 20:30:11 | 進撃の巨人

今季のアニメは豊作と言われつつ、何か小粒な印象。
まぁ俺はウィクロスの続きさえ見れればそれでいい。
11月に日田大山で進撃の巨人里帰りイベントがありますが、さすがに泊まれないけど
遊びには行きたいなーと思ってます。
だご汁食べたいし。サイン会が30名までなのでちょっと厳しい。朝も早いし(^▽^;)
トークショーはお昼からだけど。

進撃の巨人 第62話「罪」4

さて、エレンが目覚めると、そこは不思議な地下迷宮。
水晶の柱が幾つも並んでいる。
アニが結晶化したような材質。
エレンがいる階段のてっぺんは火サスの断崖のよう。
エレンはそこで手足を鎖で拘束され、口も猿轡を噛まされたまま。
エレンの下の場所だけ広々している。
床も水晶らしく、水晶や人の影も写っている。
ちなみにエレンは上半身裸。下はズボンだけで裸足。寒そう。

エレンのすぐ下にはヒストリアがおり、少し離れた柱の傍でロッド・レイスとケニーが打ち合わせ中。
柱の影にわかりづらいが、対人立体機動をつけた憲兵団がいる。
リヴァイ対策だな。

「エレン!?起きたの?!」

不思議な光景に驚いていたエレンは下からの声にようやくヒストリアに目を向ける。

「もう少し辛抱しててね。大丈夫だから」
「……ん!!」
(ヒストリア!無事だったか!)

何とか意思を伝えようとするが、言葉に出来ない。

「エレン…聞いて。
 私のお父さんはこれまでもこれからも、この壁に残された
 人類すべての味方なの。
 私達には誤解があったんだよ」

(何だって?)
エレンは不審そうな目を向ける。

「確かに彼らは調査兵団の邪魔をしたし…。
 ニック司祭や商会のおじさん達は彼らに殺された。
 でもお父さんはそうするしかなかった。
 そのすべては人類を思ってやらざるをえなかったの」

人殺しや見殺しがどんな理由で正当化されるか知らんが、
ヒストリアはすっかり懐柔された模様。
まぁ、流されやすい子ではあるが、記憶操作があるから何でも出来ちゃうよな。

さて、ケニーと打ち合わせが終わったレイス卿はヒストリアに話しかける。

「ヒストリア、後は私から説明しよう」

彼らを見ながらエレンは思い出す。

(確か…オレの最後の記憶はこの二人だった…)
柩から起き上がったヒストリアを抱きしめ、

「今までのことを許してくれ…。
 お前を守るためにはああするしか無かったんだ。
 いつだって、お前のことを思っていた。
 こうやって抱きしめることをずっと夢見ていたんだ」

何をどう贔屓目に見ても、ロッドにヒストリアへの愛情なんかなさそうだが、
涙を流して、感じ入ってしまうヒストリア。
記憶操作があるから…ry)
まぁヒストリアは流されやすいけど、
「女王役演ります、月影先生!任せて下さい」とリヴァイに約束してるんで、
本心はどーか解りません。
周囲にケニーとか憲兵団がウヨウヨいるんで、ここで逆らったら今度こそ殺されちゃうしな。

エレンは悶々。

(どのくらい時間が経った?
 兵長…アルミン…。
 調査兵団は今どうなっている…)

たまにはミカサの事も思い出してあげて下さい(´;ω;`)

(ヒストリア…。
 お前はそいつに何を言われたっていうんだよ)

レイスに頭撫でられたり、すっかり子供の顔に戻ったヒストリア。
エレン達ってまだ10代だから子供で不思議じゃないんだけどさ。
この世界だと、子供じゃいられない気がする。
早く大人にならざるを得ない世界だ。

エレンは鎖に繋がれた腕を見て、忌々しそうに引っ張る。

(…俺は――攫われるのは、これで何回目だ)

そーだねー。
攫われるか、気を失ってるか、巨人になってから殆ど働いてないような気が(^▽^;)
まぁ今回は引渡し現場に何故か兵を潜ませておかなかったリヴァイが悪いと思うけど。
ケニーがいたから仕方ないが、ケニー以外人材のいない憲兵団て終わってる…(^▽^;)

エレンは鎖を見たついでに、ふと気づいた。

(…この壁…何だ?
 うっすら光ってる…。
 時間がまったくわからねぇ…。

 いや…そうじゃなくて…、オレは…ここに、来たことが…ある…)

「どうした?
 君はここに来るのは初めてだぞ」

じっと壁に見入っていたエレンに、ヒストリアの手を引いて階段を登ってきたレイス卿は声をかける。
エレンはキッと相手を睨み返した。

「だが…見覚えがあっても不思議ではない」
(……?
 どういう意味だ?」

だが、答えずレイス卿はエレンの裸の背中に手をかざした。
ヒストリアは慌てる。

「お…お父さん、エレンに説明を」
「あぁ…そのつもりだ。
 だが一つ試してみようと思ってな…。
 私達が彼に触れるだけでいい。
 説明といっても彼はここで起きたことの記憶がどこかにある。
 こうすれば彼は思い出すかもしれない…。
 この場所なら、少しのきっかけを与えるだけで、もしくは――」
「?」

レイス卿の言ってる意味が解らないながらも、一緒に背中に手を触れるヒストリア。

その瞬間、エレンの体に電流が走る――。
視えた。
燃え落ちる前のレイス卿の礼拝堂。
誰もいない祭壇。
そこにある地下へと続く隠し扉。
長い階段。

エレンの手ではない男の手がその扉を開け、地下へと降りていく。
地下はこの地下の広間だ。
そこでレイス卿の一家が祈りを捧げている。

「彼」に気づいて、皆が驚いたような顔で振り返った。
レイス卿と共にフリーダもいる。

次の記憶は、そのフリーダが彼を睨んでいた。

(これは…何だ…)

エレンはこの記憶の断片に呆然としていた。
知らない。なのに、知ってる記憶。
だが

(…違う!!
 オレの見たものじゃない。
 誰の記憶だ!?)

そして、長い金髪の女巨人と、巨人が戦っている。
この地下に侵入した男も巨人だったのだ。
男の視線なので、顔は解らないが、明らかに男の巨人の方が強い。
女巨人は腕を握りつぶされる程、男巨人に拘束され、右肩を噛み裂かれている。

その次の記憶は、一家を貪り食っている男の巨人の姿。
恐らく、女巨人に勝ったのだろう。
妻も子も潰され、長男を捕らえたその脇をレイス卿が必死で逃げていく。
息子の叫びから逃れるように。

そして、燃え盛る礼拝堂。
憲兵団に伴われ避難する人々。
憲兵団の中には104期の教官だったキースがいる。
まだ若くて、髪もヒゲもある。

記憶はひどく断片的だ。

その次の記憶は鍵だ。
右手に鍵を首ひもで巻きつけた手を、さっきの男らしい手が確認している。

(…この鍵!!)

エレンは驚いた。
明らかに父親が常々手放すなと言っていた地下室の鍵だ。
だとしたら、この小さな手は自分の手、なのか。
ならば、鍵を確認する手は…。

その答えはすぐに解けた。
鍵を握る腕を、男が引っ張った。
泣け叫ぶ幼いエレンに注射器を向ける。

(これは…!?)

エレンもそこまでは覚えている。
今からこの注射で記憶障害が起きるので話しても無駄だと。
だが「彼らの記憶」が教えてくれるだろうと。

それが、その記憶の一つなのか。
だが、それは常に激しい頭痛と昏倒で遮られてきた。
封じ込めてきた記憶。
知りたくなかった真実。

それが口を開けた。

(――まさか…)

注射をされた幼いエレンは絶叫した。
痛みと苦痛でうずくまる。
その瞬間、小さな体から閃光が走った。
爆発するようの弾け、そこから今よりずっと幼い姿の巨人が現れる。
恐らく5,6m級の。

そいつは獲物である男に手を伸ばした。
大きく裂けた大口を開け、闇のような口の中に噛み砕く為に。
男は恐怖の余り、遮ろうとする。
が、無理だ。
男の見た最後の光景は、巨人化したエレンの眼。
そして、自分から吹き出す鮮血だった。

同時にエレン自身も思い出した。
男の記憶を補足する。
役目を終えて朽ち果てた巨人の傍らでうずくまる幼いエレン。
巨人の名残を残した顔が見つめるのは、折れ曲がった父親の、グリシャのメガネ。
そして、左手には靴。
辺りには父親の腕や下半身が転がっている。

エレンは震えながら、呟いた。
自分のしてしまった罪に。

「お…とう…さん?」

やりたくなんかなかった。
ベルトルトがユミルに「君も人なんか食べたくなかったろうし」と言っていた言葉の意味が
初めて自分の身として衝撃的に解った。
巨人の本能はエレンとて逆らえない。
人がいれば襲う。
例え、それが肉親であろうとも。
ユミルの言った「醒めない悪夢」とはこれだったのか。

「ああああああああああああ」

幼いエレンは絶叫した。

吐くほど、この記憶を封じ込んできた訳が今解った。

「どうだ?」

レイス卿はエレンの背中に冷たく呟いた。

「思い出したか?
 父親の罪を」

蒼白な顔のエレンの背中に。

次号続く。

驚いた。今回、マジで驚いた。

ヒストリアも頭を手で押さえていたので、同じ記憶が見えたのか。
見えるどころか、こんな悲惨な記憶見たら吐きそうだけどな。
死体に慣れちゃったか(^▽^;)

子は親を食べていた、と煽り文句があるので、どうやってもエレンがグリシャを食べた事で確定。
うわああああああああああああΣ(゜口゜;
エレン、これ立ち直れるの?
いくら、エレンが鋼の精神力でもママを巨人に食われて駆逐してやると言った端から、
今度は自分が巨人になって父親を食ったじゃ、もう駆逐する理由がなくなったよ。
自分を駆逐しないとだよ。
グリシャ、これはないよ。

いや、グリシャを食べたんじゃね?って推理は前々から出てたので、そこまで驚かなかったけど、
グリシャが知性巨人でレイス家を全滅させてたのには驚いた。
レイス卿が慌ててヒストリアと逃げようとしたのはそのせいか。
ヒストリアもグリシャに食われると思ったのか。
でも、勝手なことをするなと怒られてたり、どこに逃げるつもりだったんだろ。

しかし、もの凄い話になってきた。
考察したら長くなりそうなのと、今からクトゥルフセッションなんでまた明日。



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