ワインの試飲をしまくったんで、かなり眠いです。
なんで、文章がよれよれだったらすいません。
D.Gray-man 第207夜「歩みだすもの」 1
今回テンションがイマイチ低いのは、今回アレンが全然出てこなかったのと
別の意味でええええええ!?が多かったから(笑)
「アレン・ウォーカーを庇って、ロードが消えただと…?」
ティキから報告を聞いて、シェリルパパ激怒。
パパ言うても、ロードの方が年上だけどさ。
永遠の少女と一緒って、男にとっちゃあ夢だろう。
アポさんと殴り合ったらしく、ティキは「いてて…」と口元を押さえながら
「アポクリフォスってのは、聞いてた以上にやっかいだよ。
なんとか足止めして少年は逃がせたけど、
いうほどダメージ受けてねェと思う。
多分、少年を追っかけるな、ありゃ。
で?
おまえらはブックマンから『14番目』のこと、
なんか聞き出せたの?」
「それが貝みたいに口閉じちゃってるんだぶ~~~」
と、フィードラ。
言葉の末に「~ぶー」をつける男。
それはフツー、ピザの喋り口調だと思うブー(笑)
痩せてるのに合わないブー。
「おいおい、眼帯くん、死にそうだぞ」
ティキは肩を竦める。
へー、ティキはラビを「眼帯くん」と呼ぶのか、メモメモ〆(..)
基本的にあだ名で勝手に呼ぶ男。
ブックマンはその会話に内心ドキドキ。
(自立型イノセンス、アポクリフォス。
アレン・ウォーカーの離脱。
ついに動き出した。
我らが記すべき歴史!)
おや、て事はブックマンにはこーなる事は想定内なのか。
『14番目』と知人なんだから、アポさんの事もアレンが逃げちゃう事も解ってたのね。
相変わらず、人の悪い爺さんだ(笑)
ブックマンはチラとラビを見る。
ラビは虫の息。かなり具合が悪そうです。
あんな目玉だらけの蟲入れられちゃってるからね。
せっかく歴史が本番になったのに、肝心のラビがこの有様。
記録の継承もままならない。
だけど、シェリルは話など聞いてない。
突如、吠える。
「なんでアレン・ウォーカーを庇って消える。
ボクのロード。
ボクのロード。
ボクのロード。
ボクのロード。
消えた…?ロードが。ボクの…ッッ」
フーッフーッ、とヒス起こして、烈火の如く憤怒するロリコン…いや、黒シェリルに
ティキもたじたじ。
あれ、でも、ティキはロードが消えるシーンは見てない筈だがな。
「いなくなっちゃった」が正しいんじゃ?
つまり、常にいるのは本体じゃなくて「ロードの夢」が実体化してるって事なのね。
ティキはやれやれとシェリルをなだめる。
「落ち着けよ。
ロードが死んだんなら、俺らのノアメモリーが絶対感じとるはずだろ。
多分一時的にあいつの「夢」が壊れたとか、そんなんだ」
ん~~~、やっぱりロードの本体は「方舟にはいない」って事でいいんだね?
でなきゃ、ロードの夢が消えたって、こんなにシェリルが取り乱す筈はない。
ふつー、本体のところ飛んでいって「ロード、何故目覚めないんどわぁぁぁ!!?」と
大騒ぎして、皆から嫌がられる展開になるだろう。
じゃ、何処ですか?ってやっぱ「ヴァチカンが匿ってる老人」でいいかな。
『14番目』の関係者なんだし(笑)
ひょっとして、マナ達のママかお祖母ちゃんて関係かもな。
しかし、ティキの言葉にもシェリルの形相は変わったまま。
恐ろしく冷たく、ブックマンに話しかける。
「ブックマン。
『14番目』とロードはどういう関係だったんだ?
知ってるんだろ?
どういう関係だった?」
ロードが身を挺して庇う程、『14番目』は大事だった。
35年前、前世でネアはノアを皆殺しにしたにも関わらずだ。
そういう存在である事をシェリルは許せない。
うわぁ、これはヤバイわとティキはシェリルの肩に手を置く。
「あ~~~……。
デザイアス、アンタちょっとはずせ。
それよりフィードラ、確かチャオジーってエクソシストにも
寄生蟲仕込んでんだよな?」
「うん、殺っちゃうぶ?」
「いや、そいつは体内に寄生蟲残したまま生かしとけ」
「どして?」
「寄生蟲通して教団のなかからアポクリフォス見張るん…」
「どういう関係だったんだ?」
シェリルは全く彼らの話など聞いていない。
血走った目でブックマンを凝視する。
だが、それでもブックマンは一言も喋らない。
その瞬間、ラビに凄まじい衝撃波が襲い掛かる。
ラビはソファごと壁にめり込み、肋骨をへし折らんばかりにその衝撃が続く。
「!!!」
「う…あ…か…ッ」
ラビを拷問にかけながら、シェリルは切り裂くように呟く。
「吐け、ブックマン」
そこに一切の妥協はない。
はて、そんなに黙秘しなければならない程、重大な秘密なのか?
ロードがダメなら、ワイズリーに聞きゃいいやん。
ノア側にとって、亀裂が入る程大変な秘密で、ノアの結束が崩れるなら、
そりゃあそれでエクソシスト側には好都合なんだし(笑)
あ、ブックマンは中立だからダメなのか。
でも、命あっての物種だしなぁ。
それとも22巻にもなって、思わせぶりに話をダラダラ続けやがって
いい加減ネタバレしろー!!という読者の怒りなのか、シェリルさん(^_^;)
でも、きっとシェリル達だけ聞いて読者には教えてくんないんだな。困ったな。
フィードラの蟲は体調を操るとか監視には向いてるが、相手を洗脳したりは出来んぽい。
拷問なんかかけなくても、今の洗脳技術は凄く発達してるんで、自白剤なくても
話術だけで相手を自由に喋らせられるらしいが、まぁ仮想19世紀だからね。ドンマイ。
さて、それから3ヵ月後。(えええええええ)
共同墓地に佇んでいるのは、ルベリエさん。
じっと墓を見つめている。
白いユリの花束を供えた墓に刻まれた墓碑銘は「ハワード・リンク」の名。
そこにルベリエと同じ服を着た男が声をかける。
額にはリンクと同じ二つのホクロ。(恐らく鴉)
「ルベリエ長官。
アジア支部長が謁見されたいそうですが」
「こちらから伺うと伝えてくれ」
ルベリエは呟く。
瀕死のリンクだけど、さすがに3ヶ月も経てば回復してるだろ。
アジア支部に大きな借りを作ったね、ルベリエさん。
リンクの墓に詣でるポーズを取ってるのは、アポさん対策だな。
リンクがエクソシストなら却ってバレるだろうけど、その点は普通の人間でよかった。
さて、リンクはあのうるちゃいアジア支部でどう過ごしてるかな(笑)
そして、黒の教団、本部。
「こちら、本部。帰還許可、22番ゲート開通します」
方舟から戻ってきたのはクラウド元帥とヘロヘロのティモシー。
アレンを除名してるけど、方舟使うのはそれはそれ(^_^;)
アレンいなくても、人間が勝手に方舟使えるんだな。ゲートは増やせないけど。
「ちょっとアンタ、顔赤いわよ。熱あるんじゃない?」
慌ててティモシーに飛んでいくエミリア。
医務室はエクソシストで大盛況。
『14番目』とか云々なくても、アクマは今日も元気らしい。
「ビルバオの雨にやられたようだ。
お前は休息にはいれ。報告は私が行ってくる」
「すんましぇん、師匠ぉ~~~」
「だから腹巻きもってけって言ったのに」
微笑ましいね。
クラウドは5時間後に出発とミランダに声かけてるので、ほぼ不眠不休。
元帥は大元帥からの命令のみ聞くって設定はどっか行っちゃったようだ(笑)
絶対的な人手不足だから仕方ないね。
クロウリーはチャオジーと科学班の人と組んで1時間後に出発予定。
ゲートでリヨンまで行ってそっから汽車って言ってるので、
アレンがいない分、こういう形でやりくり。
箱舟を使うたび、アレンを思い出さざるを得ないけど、そこらへんは皆黙ってそうだ。
医者は怪我してるチャオジーがすぐ任務というんで忠告。
「さっき任務から戻ったばかりだろう!
酷使しすぎだ。
腕が壊れて発動できなくなるぞ」
「汽車で寝ますから」
「いいや!私は医者として…」
19世紀の汽車はノロい上に凄く座席が硬い。
2巻見る限り、席があれば特等席も乗れるだろうけど、普通席にも乗ってたしなー。
寝れるだろうが、体はガチガチになって疲労が増すだろうと医者は心配してるんだと思う。
だが、笑顔で発動してみせるチャオジー。
『洗礼ノ腕輪』。(アームオヌバブテスマ)
技名は初公開ですが、どんな技なのかちっとも解りません(^_^;)
念願の回復系?でも、それなら医務室に来る必要ないし。
「任務してないと気が滅入りそうなんですよ。
オレがふがいないばかりにラビさんとブックマンはノアに攫われてしまったんス。
それに………神田さんも死んでしまった今、エクソシストの数は少ない。
休んでなんかいられないんです。
AKUMAを倒さないと」
えええええ、エクソシストの間でも神田は死んだ事になってるのかー!?
逃げたんじゃなくて?
でも、あれ? おかしいだろ。
この引っかかりは後半にまとめて。
チャオジーの意気込みを聞いて、喜ぶマオサ達。
「一時はどうなるかと思ったけどよ。
おまえが回復してくれてよかったぜ、チャオジー」
でも、チャオジーの中で脈打つ目玉。
チャオジー自身はこれに気づいてるのかな?
「ブックマンとラビはきっと生きている。
きっと大丈夫だ。
それに…」
きっぱりと言うクロウリーの「それに…」はアレンもきっとという意味が含まれている。
皆が仲間だった頃。
寝てるアレンをおんぶしてるクロちゃんかわゆすww
ラビもいるしー\(* ̄▽ ̄*)/
ラビ、出番ないから回想ばっか。最近こういう扱い多いなー。
蟲で弱ってるラビは色っぽいけどな(笑)
クロウリーの言葉に皆も同じ事を思う。
暗くなってしまった医務室の空気にチャオジーは顔を上げる。
せっかく自分が志気を高めようとしてるのに、皆何故アレンの事を引き摺るのだろう。
何故、信じていられるんだろう。
「…………アレン・ウォーカーですか………」
その詰るような声にクロウリーは思わず顔を上げる。
「もういいじゃないですか。
あの人は監査官を殺してノアと逃げたんでしょう!?
オレは次にウォーカーと会ったら戦いますよ!!」
ほったらかしだった、チャオジーのアレン嫌いの伏線が戻ってきました。
ただ目玉が入ってるんで「ノアに操られてたのね!」「そうなんだよ!」って解決に
しちゃう…はないよね??
チャオジーの偏見(あれでまだアレンをまっすぐ信じてられる他のエクソシスト達の方が不思議だけどね(笑)を克服しないと、他の教団員達の説得や和解は不可能なんで、
ここはいずれきっちり描いてくるだろう。
ノアと共存するか。敵への憎悪を乗り越えられるか。
チャオジーは今まで全く描かれてないキャラなんで、株が上がるか下がるかこれからだな。
一時的に暴落は必至だけどね(^_^;)
正直なとこ、エクソシスト達はこの場合、チャオジーまでとは行かなくてもアレンに対し、怒るのが普通の反応だと思うな。
アレンが釈明する機会はリナリーにしかなかったけど、何も言わず、あの状況下で
引き止める腕や思いを踏み躙って自分探しに行っちゃったんだからさ。
自分勝手過ぎるだろとか、あんなヤツ仲間じゃねぇ!と憤るのが大半で、その中で一人二人が「いや、アレンは…」なら輝くんだけどさ。
少なくとも、どうして?とかそんな訳ないっ、でも…と悶々する人が何故いない?
エクソシストは皆いいヤツラなのさ!って設定になってるせいで、やっぱチャオジー一人が
浮いちゃって悪者みたいで、いつも一人貧乏くじ引いてて気の毒だ。
さて、科学班。
徹夜したジョニーは机で目を覚ます。
どうせ頼んでいた仕事は終ってないだろうし、倒れるといけないからベッドで寝て来いと
ジジが言うが、ジョニーは「はい、これ」と渡し、あくびをしながら行ってしまう。
「おやぁ?」
不審な顔をするジジは班長会議に行く途中のリーバーを捕まえる。
「ジョニーがおかしい」と。
この三ヶ月一度も倒れていない。
月に一度は大熱だして、医療班に担ぎ込まれる科学班イチ体力のないジョニーがだ。
しかもジョギングして体を鍛えている。
絶対おかしいと宿舎に戻るジョニーの後を追いかける科学班。
ジョニーは風呂に行かず、保管室に向かう。しかもかなり人目を気にしている。
こっそり保管室に入ったジョニーはアレンの遺留品の入った箱に手を伸ばす。
ラベルの表記は「ALEN WALKER」。ALLENじゃないのね。
「何をしている、ジョニー。
アレンの遺留品が持ち出し禁止なのは知ってるよな?
棚に戻せ」
リーバーは固まってるジョニーに命令する。
「戻すんだ」
振り返ったジョニーは直立不動で言う。
「リーバー班長。
オレ、科学班、辞めます」
実家の祖母が足を悪くしたの、家業を継ぐの、仕事の引継ぎも全部済ませたの、
理由を並べるジョニー。
当然、ジジは仰天。
「何いってんだ、ジョニー!?
何いってんだよ」
興奮してるジジを何とか制し、リーバーは呟く。
「…おまえ。
…………アレンの所にいくつもりか…?」
その言葉を聴いた瞬間、ジョニーの目に涙が浮かぶ。
「今までっ、ありがとうございました…っ」
えええええええええええええええ∑(; ̄□ ̄A
ちょおおおお、待て。ちょっと待って。
じゃあ、ジョニーがアレンの旅の道連れになるの?
ジョニーは手渡しで新エクソシストの服アレンにあげるの?
アレンの居場所は教団にバレ…いや、英国なんだし、アレンでなくクロスの経歴を洗えば
いずれバレちゃうだろうけどさ。(そこまで教団が無能だと思いたくはない(笑)
ジョニー、ちょっと待ってくれ。
オレ、最高にテンションがガタ落ちたよ。
追っかけるってやめてくれ。
せっかくアレンに新しい友達や仲間が出来ると思ったのに!
新しい旅を新しい仲間と共にって楽しみにしてたのに!
ジョニーにはアレンが戻ってくるまで、他の教団員を説得したり、エクソシスト達を支えるって
大きな仕事があるじゃないか。
アレンの「ホーム」を守っておいてくれないか。
アレンの自分探しの旅に、教団の人やエクソシストがついてくのはおかしいと思うの。
マナや『14番目』やクロスの思い出を共有して欲しくないの。
これって、例えば「ハチミツとクローバー」の竹本君の自転車の旅に真山や森田が
くっついていくようなもんだもん。
ジョニーでなくても、他の誰もついていっちゃいけない。
アレンの旅はアレンが完遂しなくちゃいけないと思う。
旅先でジョニーやリナリーと会うのはいいんだ。
でも、ジョニーが科学班辞めてまで、追いかけるのってどうなんだろう。
ブックマンがあんなに隠してる秘密をこれからアレンは探しに行く訳だし。
シェリルの怒りを考えると、アレンは真実に辿り着くまで相当な試練が待ち構えている。
だから、団服を手渡すだけでいいんじゃないか?
そこまでで充分じゃないかな。
いつでも帰って来いと見送るって選択はダメかな。
ジョニーがアレンにだけ、そこまで尽くそうとするのが、なぁ。
やたら一人に入れ込むのはどうかなって思う。
他のエクソシスト達もあんなに頑張ってるのに。
大怪我なのにタップを助けようとして、その為、科学班が大勢死んだのに、
そこらへんは殆どスルーされた過去があるから、どうしても引っかかる。
タップの死だけが重いみたいな描かれ方になっちゃったから。
ジョニーファンの方、ホントごめんなさい。
でも、やっぱリーバーさんには「もし、出てくなら二度とうちの敷居はまたがせない」
と、老舗の女将ばりの強い姿勢で事に当たって戴きたい。
どうも「仲間だから」でなぁなぁで済ませそうな感じがちょっとね。
教団は社会人の集まりでしょ、一応。
アレンは出てくにしても、完全にけじめつけて、新しく組織立ち上げるとか
隠れた第三勢力に所属するのが妥当だと思うけどな。
そこにジョニーが後から追っかけて入ってくるならまだ解るんだけど。
星野先生がジョニー大好きなのは解るんですが、この展開は嬉しくないです。
しかし、今回のええええええはこれだけじゃ終らないのだった…。
2に続く。
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