随想録~つれづれなる一言日記⇒Part2はhttps://blog.goo.ne.jp/conny_mizukiにて

私こと瑞希祐作が、無秩序・無作為・無節操に自分の思いのままを書きつづってみました。楽しんでください!

時限爆弾と心の伝道師

2008-08-26 | 比較文化論
最近体の中のストレスという名の「時限爆弾」がよく爆発します。仕事柄日本からの指示を受けてこちらでのアクションを行うわけですが、相手(日本側)は如何せん現場の事情がよくわかっていないのです。まあこれはどこにでもある話で、いちいち目くじらを立てることはないとは思います。でも積もり積もってくるとやはり忍耐にも限界が出てきます。こういう場合、自分のメンタリティーのケアからもはけ口が必要になってきます。やはりその場合、一気に「大爆発」するよりは、小規模なものを少しずつ爆発させていくほうが健康的にも良いと思います。地震と同じですね。

こちらに来て米国人の対応には次第に「母が子供をいつくしむような目」で見るほど寛容さが増してきましたが、自分が日本人である以上「このくらいわかってもらわねば、日本人として恥ずかしい!」という思いが強くなり、逆に彼達(日本人)に対する寛容さがなくなってきているような気がします。これはこれでとっても良くないことなので、自分でもできるだけ大きな目で見ようと思っているのですが、やっぱり時として限界が来てしまうのです。

「事件は会議室で起こっているんじゃない!現場で起きているんだ!」

どこかで聞いた台詞ですが、まさにそうなのです。日本では当たり前ですが日本人だらけです。だからある意味共通の意識をなぁなぁの中で感じあっているのです。一方遠くはなれた異国の地は彼達にとってたとえ同族がいたとしても想像の共有化が難しいのです。故に「遠くの親戚より近くの他人」的傾向があるのです、私はこのような「日本人の意識」にはかなりのウェイトで歴史的背景が絡んでいると思っています。これについてはまたの機会に自分の考えを述べたいと考えています。

ところで、こちらでのストレスは人にもよりますが、負担はかなりあると思います。いくら英語ができたところで、社会に馴染むにはその文化を理解しなければなりません。日本人相手であれば「Tu-Ka」でわかることが、米国人相手だと一から細かいことを説明しなければなりません。それが面倒くさいのです。ストレスが溜まるのです。かと言ってこの「時限爆弾」をしょっちゅう米国人に向けて爆発させてしまうとこちらでは生活が難しくなります。でも我慢をしてて、さらに日本から理不尽なことを言われれば、それで精神的に参ってしまいます。結局のところ袋小路にはまってしまいます。そうなるとそういう状況を避けるべくとる方法が、可哀そうですがまずは日本人から爆発させていかなければならないと思うこともあります。まあその前に「大人になれよ!」とつっこまれますが・・・。(笑)

でも、米国人に一から説明して、日本人の心がわかってもらえたときはうれしいです。もちろん自分の英語が通じ、語学レベルアップが自分で認識できるのは素晴らしいことですが、何より例え米国人でも日本人と同じ感覚・心情を共有できるのだということがわかったときはまさに新しい世界が開けたような感じがします。常にそういうことができるようになればストレスは無くなっていくのかもしれません。

我々はこっちにいる者は、日本の「心の伝道師」を目指さなくてはいけないかもしれません。それが「時限爆弾」を解除するひとつの手段だと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。