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SUBARU BOXER DIESEL 撤退 現行レヴォーグはE型まで?

2017-09-09 11:47:18 | News



昨日、昼休みにネットのニュースを見ていると、

スバル、ディーゼル車撤退。20年度めどに生産・販売終了 日刊工業新聞

引用-----
新型ガソリン車やEVに集中
SUBARU(スバル)は2020年度をめどにディーゼルエンジン車の生産と販売から撤退する方針を固めた。
欧州など世界各国で厳格化される環境規制には、新型のガソリンエンジン搭載車や電動車両の投入で対応する。
-----引用おしまい

スバルのディーゼルエンジンは「BOXER DIESEL」と言って、ディーゼルエンジンの需要が多かったヨーロッパをメインにスバルの各車種に提供されていたパワートレイン。
型式は、EE20(おっととっと夏だぜ 笑 とは関係ありません。EEしか一緒じゃねーし 冗談はさておき)

その性能は、
水平対向4気筒エンジン
出力:110kw(150ps)/3,600rpm
トルク:350N・m(35.7kgf・m)/1,800 - 2,400rpm
トランスミッションは5速MTのみ

実は、このBOXER DIESELについては、過去の記事で、

SUBARU BOXER DIESEL 2007/2/22

に少し触れています。

そこで、なぜヨーロッパでディーゼルなのか理由をあげています。

・ヨーロッパでは車での長距離移動が当たり前。(一日に数百キロ走る人もざらだとか)経済的な背景
 (日本のようにストップ&ゴーが少ない→だからMT車が主流。)追記
・燃料価格が近年で5倍ほど上がった。(当時)
・ユーロ導入で燃料の税金が若干上がったため、ガソリンは更に不利に副次的な理由
・CO2の排出がガソリンの8割程度であるため環境に良い。

だからラインナップにディーゼルエンジンを加える必要があったのですね。
更に、ディーゼルエンジンは振動が多いことがガソリン車と比較して不利でしたが、水平対向エンジンはその機構のおかげで振動が少ないものでした。

しかし、このエンジンは日本で販売されるモデルには投入されなかった。
排ガス規制がヨーロッパより厳しかったのが原因で、ディーゼル車はイメージも良くなかったですね。
それが、幸いしたのか、スバルにとってはディーゼルエンジンを止めても全体の割合が低いためあまり大きな痛手にはなっていないのです。

ここ最近の世界の動き。
ヨーロッパでガソリン車やディーゼル車への風当たりが強くなりEVメインで行くことを発表していたので、
当然、ディーゼル撤退というニュースは遅かれ早かれ出るとは思っていました。
だから、少ない資源を新エンジンに集中することは良い決断ですね。
※例は違いますが、サンバーという名車があったのに軽自動車をすっぱり諦めた決断を思い出します。

そして、
記事の最後には、
「環境対策については、19年以降に新型直噴ダウンサイジングターボエンジン、21年ごろにEVを投入することで対応していく。」

と書かれています。

新型直噴ダウンサイジングターボは19年ということは、レヴォーグのフルモデルチェンジもこの年になるでしょう。
ゆえに、後期型はE型(2018年度)で終わりなのかと。。。(と思う)
EVはどのモデルから載せるのかは分かりません。

シャシーをSGPにアップデートが済んでいますので、内燃機関でもハイブリッドでもEVでも大丈夫というのは心強いですね。

最後に、
TPH(ターボパラレルハイブリッド)という技術、エンジンはどのようになっていくのでしょうか。

これから出てくるニュースも興味をもって注意したいと思いました。


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