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LEVORG STI Sport タイヤって奥が深い

2019-04-15 20:00:00 | LEVORG

今日は久しぶりに病院へ


それに気が付いたのはいつの頃だろう。。
クルマの掃除の度に、タイヤの確認・クリーニングを行っているときに気が付いたこと。。
このタイヤのヒゲは何だろう? タイヤに記された赤や黄色のマークは? ホイールについている錘(おもり)は?
毎回目にしていると、それらが気になって仕方がありませんでした。

タイヤのヒゲ
タイヤからぴょーんと飛び出した触覚のようなモノ (笑 サイドウォールとピョンピョンと飛び出しています)
専門用語でスピュー(spew)と言うらしいです。
なぜ、ついているのか。

タイヤ成形時に、
型にゴムが流れてきて、中の空気が抜ける部位(空気穴)。そこまでゴムが流れ込んでくるので型を抜いたときにヒゲみたいになる。
現在の高性能タイヤは、部位で材質を変えたり、トレッドパターンが複雑なためヒゲが多くなる。
確かに昔のタイヤと比較すると目立って多いような気がします。
レヴォーグに装着されているタイヤは、ダンロップ SP SPORT MAXX 050 ヒゲが多いです。(・ω・)ノ

このヒゲが気になる人も少なからずいるみたいで、爪切りやニッパーで処理(ハミ毛処理ですな)している人もいるみたいです。 が、、、、
刃物で処理をするわけなので、キズが付く可能性があるため止めた方が良いです。
わずかな傷でも、長い間いにゴムの変質によりそこから劣化が始まることがあるからです。


次に、タイヤについている、黄色い丸や赤い丸のマーク

写真はSTI Sportの納車されたばかりの頃の写真。


見事に、黄色と赤のマークが。
このマークは掃除をしたり、時間が経ってくると薄れてきます。


それぞれ、
・黄色いマーク
軽点(黄色い丸のマーク)と言い、 タイヤ重量で一番軽くなっている部分。

・赤いマーク
ユニフォミティマークと言い、タイヤの外周が一番広い(堅い)部分。 参考:一番小さな場所に白、青のマークがつく場合があります。

参考:軽点やユニフォミティのマークは国産のタイヤには付いていることが多い。 海外のタイヤメーカーではほとんど見ることがありません。




これらのマークがなぜ必要なのか。

タイヤが効率よく転がるためには円(真円)であることが要求されます。
しかし、タイヤは厳密な製造工程を経て作られますが、円(真円)にはなりません。
ホイールも同じで、円形が理想なのですが、材質や工法によってタイヤと同じく円にはなりません。
重力がある場所で作る以上、それらは仕方がない事であるとも言えます。

タイヤをホイールに組み付けるときに、タイヤの特異箇所(円形で無いこと)を利用して偏りを少なくすることで、
より円形にするためにこれらのマークが利用されます。

これまで一般的に良いと言われてきたのは、ホイールのエアバルブの位置とタイヤの軽点を合わせて組み付ける方法。
(エアバルブの位置は、バルブ自体の重さが加わるのでホイールでは重い場所とされているため。)
しかし、実はホイールも様々なデザインや工法によって誤差が生じ、エアバルブの位置が重いとは限らないことがあります。

そこで、
ホイールに錘(おもり)をつけるバランス調整を行います。
(ホイールバランサーと言うものを使っておもりの重さと箇所を測定する作業)
ホイールのバランス調整とは、タイヤを装着した状態でタイヤ&ホイールの重量の偏りをなくし、きれいに回転するようにしてあげる作業のことです。
四角い金属片がホイールの内側に貼り付けられているのを見たことがある人も多いと思います。それが錘(おもり)です。


この調整を行わなかった場合は、走行中、ある一定の速度でタイヤから振動が発生します。
大体80~120km/hの高速域で起こりやすいといわれます。
助手席でも分かるような振動とのことで嫌ですね。


最後に、
タイヤにマークが付いていて、それに合わせて組み上げても、
最後のバランス取りで修正するならタイヤのマークは気にする必要は無いのではと考えますが、
タイヤとホイールを組み上げた時点である程度バランスが調整されていれば、少ない錘の調整で済むというメリットがあります。
(必要以の重量を加えない工夫)
だから位置を調整して組み上げるという作業が無駄にはなりません。



タイヤやホイールのバランスで走行音や、乗り心地が変わったりする。
なんでも良いから簡単に取り付けてそれでおしまいという事ではないんですね。
だから、少しコストが掛かっても専門業者の方に対応してもらった方がクルマにもドライバーにも良いという事です。
ただし、これらの意味や仕組みを知っておかないと、コストだけ掛かった印象を持ってしまい損した気分になってしまいます。
タイヤは命を乗せて走るパーツです。しっかり調整することは重要な事なんですね。



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