ウミさん、今日を語る

日々気になった出来事をつづっています。

アメリカン・ニューシネマ4

2004年11月30日 | Weblog
アメリカン・ニューシネマの中にもいまも良く聞く名曲が沢山ありました。「卒業」のサイモン&ガーファンクルの「すかぼろー・フェア」これはイギリスの民謡だそうですね。アカデミー賞を取った「ミセス・ロビンソン」そして「サウンド・オブ・サイレンス」。さらに「イージー・ライダー」の「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」有名です。「明日に向って撃て」では、「雨に濡れても」良くCMで聞きますね。他には、先日FM放送で、70年代の青春映画音楽で上位にランクした。「真夜中のカウボーイ」からは、二ルソンの「うわさの男Everybody Talking」これもCMでいまだ良く聞きますね。映画ではオープニングで流れるんですよ。そして悲惨なラストではエンディングでは物悲しいハーモニカのテーマ曲が印象的でした。ちなみに彼の作った他の曲では、マライヤ・キャリーがカバーしてヒットした「WITHOUT YOU」という名曲もあります。(ラジオの受け売りです)

アメリカン・ニュー・シネマ3

2004年11月24日 | Weblog
アメリカン・ニュー・シネマの名作紹介です。「いちご白書」これはもう有名な歌「いちご白書をもう一度」で知ってる人も多いのでは。この作品は、いままで紹介した作品と違い当時の学生運動を描いています。日本の学生もそこに惹かれて見にいったのではないでしょうか。「ペーパームーン」これも名画座でしたが、当時人気のライアン・オニール親子が主演でした。娘のテイタム・オニールは当時スクリーンやロードショウという映画雑誌の人気ランキングの上位でした。確かに可愛かったです。演技もうまくこの作品では、アカデミー助演女優賞を取りました。続く「がんばれベア―ズ」で彼女の人気は不動のものになりましたね。しかしその後いい作品に出演しなくなりB級女優に落ちたのが残念です。その点、いまナタリー・ポートマンなどは「レオン」から今までいい作品に出続けてるなと思います。

青いドレスの女(ハードボイルド)

2004年11月15日 | Weblog
今回は「青いドレスの女」(1995年)です。主演は、デンゼル・ワシントンです。40年代のロスを舞台に、殺人事件に巻き込まれた素人探偵を描いたW・モズレイのハードボイルド「ブルー・ドレスの女」の映画化。市長選に立候補中の大富豪カーターの愛人で、3万ドルの大金を持ち逃げしたダフネを捜すという仕事を引き受けた黒人労働者。やがて彼の元に、ダフネ本人からの連絡が入る。青いドレスに身を包んだダフネの美しさに息をのむイージー。彼女の頼みで同行した場所には死体が転がっていた。

二キータ(殺し屋)

2004年11月10日 | Weblog
今回も、殺し屋が主人公の映画について語ります。女性の殺し屋といえば、「二キータ」(1990年)でしょう。リュック・ベッソン監督が一躍有名なりましたね。不良少女が凄腕スナイパーになる過程が、良く描写されてましたね。また恋人と仕事に悩むところなんかアンヌ・パリローが見事に演じてました。余談ですが、7年前フランスに旅行したとき、パリのホテルのテレビで放送してて、本国でもいまだに人気があるんだと感心した記憶があります。
ハリウッドで「アサシン」という題名でリメイクされたましたが、やっぱりこちらの勝ちでした。

レオン(殺し屋)

2004年11月09日 | Weblog
この間の「コラテラル」で気づいたんですが、結構「殺し屋」が主人公の映画が多いなと。それを今回は語ってみます。まずは、リュックベッソン監督の「レオン」(1994年)ですね。凄腕の寡黙な殺し屋と12歳の少女の純粋な愛を、スタイリッシュなアクション・シーンを交えて描いた一編です。
殺し屋を演じたジャン・レノが日本で一躍有名になりましたね。ナタリー・ポートマン演じる少女を助ける心優しい殺し屋を見事に演じてました。悪徳警官役でゲーリー・オールドマンの鬼気迫る演技が作品を盛り上げました。殺し屋が借りている部屋が武装警官のスワットに総攻撃されて、どうやって逃げ切るのかなと思ってたら見事な方法に感心しました。のちにこの方法を他の映画でも使ってました。

コラテラル

2004年11月03日 | Weblog
トム・クルーズ最新作「コラテラル」見ました。ハードボイルドというジャンルの中でも殺し屋物といえます。彼の初めての悪役です。全く理屈の通じないクールな殺し屋を見事に演じてます。題は日本語で「巻き添え」となり、これは映画をみると殺し屋を乗せたタクシーの黒人運転手を指してるとわかります。運転手は殺し屋の無茶苦茶な要求に振り回され気の毒ですね。監督のマイケル・マンは「インサイダー」を撮った社会派ですが、今回も暗黒社会の理不尽さになすすべない小市民の孤独な戦いを描いてます。序盤の最初にタクシーに乗せた美人黒人検事との会話が伏線として最後にきいてます。「殺し屋物」の常として都会の孤独な一面があぶりだされて中々良かったです。次回は「殺し屋物」について語ります。

倦怠(ミニシアター)

2004年11月01日 | Weblog
今回は、渋谷のイメージ・フォーラムで見たフランス映画「倦怠」(1998年)です。フランスでは、賞を取ったとう話題作だったそうです。原題は、「アンニュイ」でした。バツイチの中年大学教授が主人公です。バーでお金持っていない老画家の代金を払ってあげると絵をもらってしまい、その画家の家をたずねていくと、モデルをしていた19歳の豊満な少女と出会う。その後は、その少女との肉欲に溺れる中年のいやらしさが克明に描かれます。嫉妬の塊と化しストーカーのように付きまとったり、ついに彼女は若い男と付き合うようになります。彼女と別れたくない男は、若い2人の旅行代の工面するとほど彼女にいいように操られてしまうのでした。中年男性の哀れさと若い女性のしたたかさも印象的でした。