ウミさん、今日を語る

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片山右京さんの同僚2名、富士山遭難死

2009年12月20日 | ニュース
報道によると、元F1レーサーの片山右京さん(46)さんと富士山登山中に遭難して行方不明になった「片山企画」スタッフの男性2人ともに死亡が確認されたそうです。


登山の経緯は、17日午前6時30分ごろ 御殿場口から3人で登山開始。
同午後5時ごろ 6合目と7合目の間にテントを張り就寝。強風が吹いていたらしく
午後8時ごろ、自宅に「山頂には行かず明るくなったら下山する」と電話。
同11時40分ごろ 2人のテントがないことが分かり、片山さんが捜索開始。2人を見つけるも、助けることは無理と判断し悲痛な思いを胸に1人下山。

なんとも悲惨な事故が起きてしまいました。冬山の恐ろしさを知りました。

登山のベテランでさえ冬の富士山はヒマラヤ以上の危険と言うそうです。

片山さんが来年1月に予定していた南極最高峰ビンソンマシフ(標高4892メートル)登頂計画は中止となりました。

南極最高峰への登頂計画のための訓練が暗転しました。訓練といえば、映画「八甲田山」を思い出しました。

明治35年に、日露戦争をひかえ青森の歩兵第五連隊が雪中行軍の演習中に記録的な寒波に由来する吹雪に遭遇し、210名中199名が遭難した事件(八甲田雪中行軍遭難事件)が発生、それを基に新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」が原作です。

冬の雪山の怖さの教訓が生かされず、また悲劇が起きてしまいました。


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