明鏡   

鏡のごとく

玖珠と浮羽と古民家

2020-05-17 21:16:20 | 茅葺
玖珠の後藤さんの御宅の杉皮葺のお屋根の補修を少し前にさせていただいた。

それほど傷んではいなかったものの、ご主人がどうしても今しておきたいと言われていたので、我々も時間の許す限り、精一杯、手入れをさせていただいた。

奥様が焼き物をされているということで、休憩時間の差し入れに器の手に温かみが伝わるおもてなしをしていただいた。

古民家の個人の御宅は毎回、真心をもいただけるようで、ありがたく、心にしみる。


浮羽の重要文化財の平川邸でも、同じように、先祖の残した茅葺の家を大切に守ってらっしゃるご夫婦のお人柄に心を和ませていただいている。

先日、吉野ヶ里の現場に出張していた時、私がいないのにお気づきになった奥さんが、次の日、声をかけてくださり、優しい言葉をかけてくださり、ありがたかった。

どこに行っても、人と人の関わりの、温かさを感じられるのが、茅葺の仕事である。と、つくづく思う。

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