明鏡   

鏡のごとく

『農とれ』

2016-02-28 22:28:11 | 詩小説
今日は、農とれの日だった。
農業とれーにんぐには、色々あった。
農業とれーにんぐのために、ぐらうんどがあった。

ぐらうんどで、おもいっきり汗を流すのだ。
実践のため。
走りこむのも、辞さない。

反復横跳びも、大事な農作業のいめーじとれーにんぐの一貫。
いかに、すばやく、横に動くかが、生身の田植えにおいての効率化を促す。
機械化にいかに抗えるかが、農とれの信条。

手と足と腰と膝を使え。
農とれのこーちの声掛けが響く。
なつもちかずくはちじゅうはちや~。はれたそらみあげて おーみんなでー。茶摘み唄か労働歌のように。

垂直跳びは、いかに、高いところの果実を収穫できるか。
限界への挑戦。
もっと、たかく。もっともっとたかみをつかめ。と。

ひと汗かいたところで、農とれぐらうんどをでたところ。
農とれ禁断症状のじさまが横切った。
かつての反復横跳びをおもいだせ。じさま。あんたの時代はここに形だけになってのこっている。