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aki ~ 歌舞伎☆だいあり

歌舞伎・・・カブキ・・・かぶき・・・

<お知らせ> 凱旋ディナーショー

2010年06月23日 12時49分00秒 | 舞台(歌舞伎以外)

みなさまに素敵なお知らせです^^

今、テレビや雑誌などメディアで引っ張りだこ、大人気の「たかふじ右近さん」。刀エクササイズが有名ですが、日本舞踊の踊り手でもあります。女形なんて~そりゃぁ~もぉ~美しいです。

先日、上海万博では八王子芸者さん・芝洲会の皆さんと一緒に右近社中メンバーも踊ってきたのです。で、なんと凱旋公演が決まりましたっ!海老蔵さんのロンドン・パリ公演の凱旋と同じような感じですね~♪

↓チラシです。ちょっと見にくくてすみません。



<<八王子芸者・孝藤右近社中・芝洲会 上海万博公演 凱旋ディナーショー>>

☆第1部☆ 上海公演ご報告を兼ねたトークショー&上海お土産 福引き会

☆第2部☆ 上海万博協賛舞踊ショー

<開催期日>
7月4日(日)

<開催時間>
ディナータイム:17~18時
トーク&舞踊ショー:18~19時

<開催場所>
京王プラザホテル八王子 5階大宴会場 翔王

<料金> お一人様 10,000円 (料理・飲み物・ショーチャージ・サービス料共)


お食事しながら、トーク&舞踊ショーが楽しめます。

美しい八王子芸者さんが「おもてなし」してくれます。

そしてなによりも・・・右近さんの美しく色っぽい舞踊が見られます。きっと楽しいトークも♪

私は出ませんが・・・いつも一緒にお稽古している仲間も踊ります。


ちょっとでも興味を持った方、ぜひぜひ、お誘い合わせのうえ、お出ましくださりましょう。お問い合わせはakiまでお願いいたします。

akikoct@goo.jp

ブログ左側の「メッセージを送る」からも、メッセージをお送りいただけます。お待ちしています!


6/19(土)国立劇場 第三十三回冬夏会

2010年06月19日 20時10分00秒 | 舞台(歌舞伎以外)
今日は久しぶりに尾上流の舞踊会「冬夏会」に来ました。先月の三越にも行けなかったので、とっても楽しみにしていたのです。今年1月の「青楓さんの会」以来の尾上流の舞踊公演です。

開場前に国立小劇場に着くと、もうけっこうな人が待っています。それにしても・・・暑い。この季節は単衣と薄物の人が混じっていますね。何を着ようか迷ったけれど、お天気がかなり危うかったのと暑さを考え、洗える薄物をチョイス。開場まで、どこか涼しいところはないかなぁと思ってキョロキョロ。目に留まったのがチケットセンター。チラシを見たりしながら涼んで、でも窓口のお姉さんの視線が痛くて5分が限界。大劇場の前あたりのベンチは日陰になっていて少し涼しい。そこで待つことさらに5分ほど。やっと開場~。

ロビーでは青楓さんの奥様や尾上流の方々が素敵な御召し物でお出迎え。歌舞伎公演のロビーが華やか(華やか小紋や訪問着など)ならば、舞踊公演のロビーは、もう少しサッパリ&スッキリめ(色無地・江戸小紋・飛び柄の小紋や控えめな付け下げなど)かな。そんな中、私の格好はちょっとカジュアル寄りだったなぁ。まぁ、ただのお客さんだから、良しとしてください。。。

今日もまた顔なじみの半玉さん「きみ鶴さん」と会う♪本当によく会うんですよね。サイモンさんのイベントに始まり、演舞場で何度か、歌舞伎座前でもバッタリ。東をどりの時に尾上流でお稽古していることを知ったので、もしかして~と思ったけれど、本当にちょくちょくお目にかかれて嬉しいです。また近いうちに会う機会がありそうなので、楽しみです。

本日のタイムテーブル。完全に私が写りこんでいますね。けっこう早めに終わりそうです。


さて、そうこうしているうちに、開演が迫ります。今日のお席は花横の6列目。良い席です。チケットをお願いする時に「通路側希望」と、いちおう書くのですが、ほとんどの場合、叶えてくださいます。ありがとうございます!

去年・一昨年の「冬夏会」は見られなかったので、2007年9月以来です。その時の感想を読むと・・・「いきなりベートベンで驚き!」「今まで見てきたどの舞台よりも斬新で革新的な印象!」「とても興味深い舞台装置!」「客席に波野久里子さん!」。あれ?今から書こうとしていることが、だいたい書いてあります。。。


●みみをすます
作詞:谷川俊太郎
作曲:今藤政太郎
振付:尾上菊之丞
出演:尾上菊之丞、尾上紫、尾上京

いきなり、「みぃ~みぃ~を~すぅ~まぁ~すぅ~」と唄(語り)で始まり、びっくりします。パンフレットに「作詞:谷川俊太郎」と書いてあるのを見て、なるほどと思う。その後も、「ハイヒールのこつこつ」「ぞうりのぺたぺた」「モカシンのすたすた」「わらじのてくてく」「へびのするする」など、色々な音を男女の声で唄い(語り)ます。踊りは菊之丞さんをシンに、紫さんと京さんが対になる感じで、素踊りです。天を仰ぐように両手を広げて天井に顔を向けたり、独創的な舞いです。紫さんは上手寄りで踊ることが多かったので、私の席からはちょっと離れていて残念。でも、かわゆらしくも力強い表情に吸い込まれました。

15分の幕間は席で休憩。



●舟と琴
作曲:今藤政太郎
作調:藤舎呂船
振付:尾上菊之丞
出演:尾上菊之丞、尾上青楓

「待ってましたっ!」の青楓さん登場♪そう言えば今日は全く大向こうがないですね。「音羽屋っ」「若音羽っ」「姫音羽っ」ってかかるのが好きなんですけれどね~。菊之丞さん&青楓さんの親子共演です。そういえば、6/6の夜に偶然、教育テレビ「芸能花舞台」で菊之丞さん&青楓さん親子共演の「石橋」を見ました。このブログで何度もテンション高めに言っていますが、獅子物は良いですよね。歌舞伎でも舞踊でも鳴物だけでも大好きです!

あまり、感想が書けずに申し訳ないです。。。何だか言葉ではうまく言い表せない不思議な感じです。後ろの席のご婦人方が「政太郎さんの曲はおもしろいわよね~」と話していたのが聞こえたのですが、私もそう思い思います。青楓さんが花道から登場するので、この席はかなり良いです。よぉく見えます。目も合います♪(←そんな気がする。でも、普段はメガネをかけていることから、たぶん目が悪いでしょうから、きっと見えないでしょう。見えたところで・・・ね。)

20分の幕間。ロビーをウロリ。



●紀州道成寺
白拍子:尾上菊之丞
住僧:尾上菊紫郎
能力:尾上青楓

数多ある道成寺もののひとつです。青楓さんの能力は狂言回しっぽい役。こっけいな雰囲気を出しつつも、いつもの良い声をたっぷりと聞かせてくれるのです。でも、あっけなく引っ込んで終わりです。ちょっと寂しいな。

後半は白拍子の菊之丞さんがセリで下がると同時に、上から鐘に見立てた板のような舞台装置が下りてきて鐘入りを表現するという、シンプルながら斬新で分かりやすい演出。菊紫郎さんはいつ見ても、どっしりとして迫力があります。今回は数珠をジリジリ~っとする場面が続いたので、手が痺れちゃわないかしら~といらぬ心配。

拵えを全てした舞踊も良いけれど、このように素踊りもまた良いなぁと思います。というわけで、感想らしい感想を書けぬまま終わりにします。私の舞踊の感想は、いつもこんな感じなのです。

第86回 東をどり

2010年04月29日 16時42分00秒 | 舞台(歌舞伎以外)

↓たくさん人が写り込んでしまったので削っていったら、小さくなっちゃいました。。。


昨年に引き続き今年も東をどりを見に行ってきました。今年1月のサイモンズコミュニケーションのイベントで顔見知りになった半玉さん「きみ鶴」さんが出ているので、それを楽しみに行きました。

今日は舞台ではなくお茶席担当です。


↓お茶券がわりの和菓子。
   

↓しばし待つと、お茶が運ばれてきました。東をどり仕様。
  

↓きみ鶴さん♪かわいい^^
      
踊り自体は短めであっという間です。華やかで美しかったです~。

幕間に、きみ鶴さんの千社札シールを買いました。きみ鶴さんは歌舞伎大好きということで、何度か劇場内外でもお会いしたり、見かけたりしています。今後が楽しみです☆


2/22(月) あうるすぽっと 「かげぜん」 

2010年02月22日 23時25分00秒 | 舞台(歌舞伎以外)

とっても楽しみにしていた亀鶴さん主演の現代劇「かげぜん」。東池袋・あうるすぽっとまで見に行ってきました。

↓前情報としてはこんな感じ。
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dashプロデュース
『かげぜん』
作・演出:増沢望
音楽:奥田祐
出演:中村亀鶴/喜多道枝/佐藤寛子/伴美奈子(扉座)/水内清光/藤沢麻由/斉藤佑介/上杉輝/榎木薗郁也/黒川淳/増沢望/八十田勇一

主催:dash
共催:(財)としま未来文化財団
美術:松岡泉
照明:磯野眞也(アイズ)
音響:中島正人(オフィス新音)
舞台監督:堀 吉行(DDR)
演出助手:田村友佳
衣裳:松竹衣裳
デザイン:内木場厳太(グラウンダー)
制作:藤野和美(オフィス・REN)
協力:松竹株式会社

歌舞伎
俳優、中村亀鶴が俳優座出身・増沢望と挑む初の現代劇
「dash」-歌舞伎俳優、中村亀鶴が現代劇の俳優・音楽家と共に現代劇に挑むシリーズ企画。歌舞伎俳優ならではの、立ち振る舞いの美しさ、存在感の強さをいかして現代劇に挑むこの「dash」プロデュースは、現代劇の世界に新たなスタイルを起こすと同時に新たな観客層の開拓と刺激を与えることでしょう。

<STORY>
時は終戦間際の混乱期。天涯孤独で他人を信じず、己の利益のためだけに生きていた詐欺師が、金目当てで潜り込んだ老婦人のもとで暮らすうち、その老婦人や思わぬ結婚話に振り回されるはめに。そんな時、彼の正体を知る男が現れ・・・・。
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まずロビーには、たっくさんのお花。ミッキー・ミニー・プーさん・スティッチなどのバルーンが目立っていて、さすがディズニーマニアの亀鶴さん~♪

   

亀鶴さんのHP経由で取れたチケットは最前列のど真ん中。・・・緊張します。それなのに、亀鶴さん以外の出演者の方は初めての方ばかりで、顔も分らない状態で見に行ってしまいました。

幕が開くと、そこは酒場。しばらくのやり取りの後、主役・亀鶴さんの登場。当たり前だけど・・・素顔で拵えなし!当たり前だけど・・・衣装は洋服。そんなことにイチイチ反応していると、亀鶴さんのセリフ術に飲み込まれていきます。やっぱりセリフがうまい!声が通る。洋服の亀鶴さんを見慣れていないせいか(あたりまえ)、ちょっといつもと違うというか・・・ちょっと・・・ふっくらされたかなぁ・・・そんな印象も持ちました・・・。

ストーリーを一言でいうと、戦時中の詐欺師が、人の心の温かさに触れるうちに、大切な何かを見つける、といったところでしょうか。(う~ん、分りにくいですね。)

その詐欺師・亀鶴さんは、「鋭い目つきの詐欺師」と「優しい朴訥とした青年」の両極端な顔を見事に使い分けて、ころころと表情が変わる。うまいなぁ。ちょこちょこと笑える場面が散りばめられていて、おもしろい。ところどころで歌舞伎っぽい台詞回しもありつつ、違和感なく現代劇の中に入っていたと思います。


では、その他の役者さんの印象をちょっとずつ。

喜多道枝さんは目の不自由なおばあさん役。孫のフリをした亀鶴さんに騙されつつ、それを知ってか知らずか、お世話を焼きつ焼かれつ、その生活を楽しんでいる様子。小柄でカワイイおばあちゃんの雰囲気でした。あまりセリフが入っていないのか、良いところでの言い直しが気になってしまい、ちょっと残念でした。もしも叶うならば、八千草薫さんに演じていただきたいという個人的願望。

佐藤寛子さんは2役。亀鶴さんのお見合い相手の役と、刑事さんの妹で病弱で健気な娘の役。うまく演じ分けていたと思います。とにかく細~い身体だけれど、声もよく通り、今後また見てみたいなぁと思う美人さんです。勝手な豪華版キャストの希望は壇れいさん。(←母の意見です。。。)

伴美奈子さんは、とにかくうまいっ!おばあさんちの隣に住むお世話好きのおばちゃんというコミカルな役柄を無理なく演じていてさすがでした。

藤沢麻由さんは女詐欺師の役。仲間を裏切らずに拷問に耐える姿は目を背けて耳をふさいでしまいましたが、個人的に好きなタイプの女優さんです。

八十田勇一さんは、「閻魔」とあだ名の刑事役。テレビで見たことがあるような・・・気がしました。存在感のある役者さん。高橋克実さんっぽい感じですね。余談ですが・・・「八十田さん」というお名前がすんなり「やそださん」と読めたのは、三津五郎さんの前名、「八十助さん」のおかげ・・・?大和屋っ。

増沢望さんは、作・演出・出演のご活躍。お顔はどこかで見たことがあるような気がしましたが・・・どうでしょ。今回は作・演出がメインのようで、ご出演は少しだけ。これからも亀鶴さんとの「dash」は続くのでしょうか。楽しみですね~☆


笑いありで涙あり、最後は心がほっこりする、そんな良いお芝居でした。タイトルの「かげぜん」の意味は最後の最後で分りました~。なぁるほど。お客さんは劇場の6割程度の入りだったでしょうか。もっともっと多くの人に見てほしかったです。そこが残念。

↓最後の場面では桜が舞い散りました。記念に持ち帰りました☆



そして、このお芝居の感想が書かれているブログをいくつか拝読しましたが、「亀鶴さん」のお名前を「鶴亀さん」としている人の多いこと多いこと。。。皆さん、たのんますよ~。

今後の益々のご活躍を楽しみにしています。


2010/1/14(木) 第3回「尾上青楓」日本舞踊公演 @国立劇場小劇場

2010年01月14日 21時24分00秒 | 舞台(歌舞伎以外)

2006年7月9日に初めて生で尾上流の踊りを見てから、なるべく行ける限り、舞台を見に行くようにしています。もちろん全部ではないですが、けっこう行っていると思います。



今回も青楓さんの会があると知り、わぁ~いと嬉しくなって、よっく見るとなんと、菊ちゃんまで出るではないですか!!もともと見に行くつもりだったけれど、こりゃもう見に行かないわけがないと思って楽しみに楽しみにしていました♪

平日夜なので、仕事で行けなかったらどうしよ~、でも無理やりにでも見に行くぞ~と思って、黙々と仕事を終わらせ、19時開演のところ、15分ほど前に開場に着きました。よかったぁ。お友達に会ってお喋りしたり、ロビーや客席の華やかな雰囲気を楽しんでいるとあっという間に開幕。

●新作 義太夫 「清経」
北の方:尾上菊之助(特別出演)
淡津三郎:尾上菊紫郎
平清経:尾上青楓

青楓さんと菊ちゃんの共演は今までに何度かあると思いますが、私が生で見るのは初めて。うれしいですね、こうゆうの。菊ちゃん、鯱さんと闘った後に、しっとり女形とは切り替えが大変かしらと勝手に思っていたのですが、今日はお隣の大劇場はお休みの日なのですね。少しは気持ちの入れ替えがしやすかったりするでしょうか。

3人だけの出演、シンプルな舞台。素踊りかと思いきや、拵えはしっかりしていました。まずは存在感のある菊紫郎さんが下手から名乗り座へ。菊ちゃんは最初は声だけ聞こえ、上手奥からの出。美しいけれど寂しそうな下げ髪のお姿です。

私の席は花外の5列目だったので、すっぽんから出る青楓さんを見るにはベストポジション。素敵☆尾上流事務所の方、ありがとうございます!!!

花道近くの席だと、セリが下がっていく振動と音で、おっ、くるの?出るの?とワクワクしますよね。かなりのワクワク感でした。白塗りのカッコイイ、でもやはりどこか寂しげな雰囲気。花道に当たるライトが相当に眩しかったけれど、負けずに凝視しました。ちなみに青楓さんが花道にいる間(けっこう長かったような・・・)は、かげになって菊ちゃんが全く見えません。本当は両方ちゃんと見たいぃ~とワガママ思いつつ、青楓さんの背中をジィっと見てました。

本舞台に行ってからも、青楓さんは喋りません。青楓さんのお声は、普段は優しく、時には力強く、本当に素敵なので、聞きたかったぁ。お声を聞かせて~という思い届かず、ひとことも発してはくれませんでした。。。途中から、青楓さんのお顔に光る物が。汗かなと思いましたが、あれは涙ですね。泣いていたのですね。。。幻想的な舞踊でした。

約25分間の休憩です。

お友達とお母さまと合流してお喋りタイム。ありがとうございました♪本当
に華やかなお召し物の方が多いです。歌舞伎の時は華やかめの小紋や紬などを目にすることが多いですが、今日は、訪問着、付け下げ、色無地、江戸小紋・・・帯も豪華な感じでした。花柳界の方も多くいらしていたようです。キョロキョロしてしまいました。

舞踊家の方々、新派の女優さん、歌舞伎役者さん(今月はお隣の大劇場で活躍中の若手役者さんで青楓さんとは野球仲間のあの方、浅草でさっきまで悪そうに踊っていたであろう実力者役者さんで青楓さんとのつながりは十二夜?のあの方など)、菊之助さんのお母さま、青楓さんのお姉さま、奥様。などなど。

●新作 舞踊劇 「梅雨将軍信長」
織田信長:尾上菊之丞
平手左京亮:尾上青楓
尾上菊一郎/尾上菊紫郎/尾上雍之/尾上菊方/尾上菊透
佐竹永光/竹田秀晴/飯田栄志/武井則男/中村輝幸/中村英俊
尾上菊市郎/尾上菊史郎/尾上音三郎/尾上音二郎/尾上音一郎

やっとやっと青楓さんのお声が聞けるかなぁ。舞踊劇なので、きっと♪はい、開幕です。

こちらは、みなさま、素顔に紋付袴です。舞台はシンプル。盆が活躍。先ほどの「清経」が静ならば、こちらは動、しかも激動といったところでしょうか。色々なパワーに圧倒されました。菊之丞さんの信長は圧倒的な存在感。さすが家元です。そこにいるだけでもう、素晴らしいです。ムダゼロ。青楓さんはお得意の鼓を披露。「趣向の華」を思い出します。

それから先は、とくかく群舞です。太鼓です。激しいです。すんごいんです。「菊の会」のみなさまの大活躍、そして私の目に留まったのは音一郎さんの機敏な動きと鋭い眼差し。すごかったです~。幕が降りてもしばらく動けないくらい、圧倒されました。

そういえば今回は、大向こうがなかったなぁ。以前見たときは、「音羽屋っ!」「若音羽っ!」「姫音羽っ!」って感じの声がかかってて楽しかったのですが。

今日も来て良かったです。ありがとうございました!


中目黒落語会

2008年10月16日 23時02分00秒 | 舞台(歌舞伎以外)

今日は落語会。会社と目と鼻の先の会場だったので、前々から行きたい、でも6時半開演に間に合うかしら~と悩んでいました。ま、悩む時点で、ほぼ行くこと決定ですけど、私の場合。当日券がどれくらい出るのか、何時から販売なのかよく分からないので、5時くらいに1度ふらり。するってぇと5時半から売るんだってさぁ。で、またオフィスに戻り、ちょい仕事。5時半にも1度行ってみると、あらまぁ20人は並んでますねぇ。お財布と携帯とチラシだけ持って出てきた私は、ちと浮いている気もしますが・・・、何とか無事にチケット確保っ。またオフィスに戻り、ラストスパートで仕事を片付け、18時10分くらいに脱出。すてでに開場していて8割方は埋まってる。仕方ないなぁと思い空席探し。運良く前から2列目に空席を発見。ラッキィ~。よっかったぁ。

今回は記念すべき30回目の会。
以下、ご出演のみなさまです。

<敬称略>
瀧川鯉八
三笑亭夢吉
瀧川鯉昇
柳家喜多八
入船亭扇遊


え~、肝心な続きは追記します。。。



↓このお花は、帰りにいただいてきたものです♪ありがとうございます♪♪


桂小米朝と柳家花緑 二人会

2008年09月28日 22時27分00秒 | 舞台(歌舞伎以外)

楽しみにしていた今日の二人会。池袋は滅多に足を踏み入れない苦手エリアではあるけれど、この二人会は絶対に聞きたかった。しかもファイナル小米朝ですから。でもでもやっぱりサンシャイン劇場、遠かった。。。

会場に着くと長蛇の列。ロビーには、すっごい数のお花が。さすが人気のおふたり!・・・と思ったら「池畑慎之介様」というお花ばかり。何かと思えば「罠」の上演中なのですね、なぁるほど。落語CD/DVDや本も売られていました。

今日は特等席です。1列目のど真ん中です♪たまたま発売日にすぐ電話がつながり取れちゃった、ラッキーな席。思う存分かぶりつきで楽しませていただきまっす。

緞帳があがると、真ん中に高座。後ろに金屏風。下手にめくり。その「落語セット」のさらに後ろには「罠セット」がそのまんま見えています。5時まで「罠」をやっていたそうで、慌しく入れ替え&準備だったそうな。それにしても緊張するほど近いです、舞台に。


◆桂雀喜  「看板の一」

開口一番はジャッキさん。米朝師匠の曾孫弟子になるそうです。最初は米朝師匠に入門志願に行ったそうですが、もう弟子は取らんと断られ、孫弟子にあたる雀三郎師匠を紹介され弟子入り。雀三郎師匠は、「ヨーデル食べ放題」というという歌を歌っている方だそうです。(♪焼き肉バイキングで食べ放題~食べ放題ヨロレイヒ~♪っていうあれですね。)ジャッキさん、良い感じで応援したくなりました。なかなか米朝師匠に名前を覚えてもらえないそうです。弟弟子は名前で呼ばれているのにぃ・・・と悔しがっていました。早く名前を覚えてもらえるよう、頑張ってくださ~い。ちなみに、本名の「長坂さん」という名前は覚えてもらっているとか、いないとか。

看板のピン。初めて聞きました。分かりやすくって入門編にぴったりですね。最初から笑いっぱなしでした。


◆桂小米朝 「親子茶屋」

とってもお似合いの淡い紫色っぽいお着物。すてきです。まくらは、いつものお得意の、襲名に関しての一通り(ざこば師匠が米朝宅へ小米朝さんを連れて行き、襲名の話をするあたりから始まり、米朝師匠が米團治を、まだ早い・まだ早い・もう遅いで襲名しなかった話など)。同じ話を映像でも前回の二人会でも聞いているのに、分かっているのに、笑ってしまう。「アホぼん丸出し」とか聞くだけでおかしくておかしくて。あさって、大阪での高座が小米朝として最後、東京は今日が最後。来週には米團治になりますと。

親子茶屋。小米朝のを映像で聞いたことあったので、はいはい、あれねと嬉しくなりました。小米朝さんの若旦那もの大~好きです。本当に若旦那だから、ぴったりなので♪「狐つり」のくだりで、「つ~ろ~よ~、つろ~よ、しの~だ~の~、もり~の」となると、歌舞伎の葛の葉を思い出しますね~。「やっつく、やっつく、やっつくな~」というのが繰り返されるので、脳内リピート、止まりません、。。。あぁ。好きです。小米朝さん。かっこいいな。ちなみに、とっても中途半端なところで羽織を脱いだ気がしたのですが・・・。気のせいですかね。


◆柳家花緑 「粗忽長屋」

永谷園のお茶づけCM。ある日、おじいちゃん(先代小さん師匠)が夢に出てきて、二人会するからネタを出せ~なんて話があったそうで、その夢を見た直後に、CMの話をいただき・・・出来上がったのをみたら、おじいちゃんと共演、まさに二人会になっててビックリしたというお話。そして、おじいちゃんから受け継いだもうひとつが須藤石材さんのイメージキャラクター。「あっしもボチボチ」・・・。

小米朝さんのことを「あにさん」と呼ぶのが良いですね~。ちなみに歌舞伎だと「にいさん」ですね。襲名について触れていました。歌舞伎の世界と違って世襲制ではないので、襲名の意味合いも大きく違う、師匠の師匠の名前を継ぐということは本当に大変なこと、と気持ちを込めて仰ってました。それから、花緑さん自身のお名前について。今の名前は「小さん」とは全く関係ないように見えるが・・・前座名の「九太郎」は本名が九なので、ついた名前。二つ目の時の「小緑」という名前は「小さん」の「小」に「松緑」の「緑」だそうです。小さん師匠が松緑さん(二代目)と親交が深かったため。で「花緑」になったらまた「小さん」から離れちゃったと。。。

粗忽長屋。花緑さん演じるアホな役って大好きです。ぴったりなので。(褒めてます!)うまいので。(褒めてますって!)とにかく笑いっぱなしでした。


<中入り>


◆仲良しトーク

おふたりのトークです。さっきより「罠」のセットがよく見えます。舞台下手奥の階段から小米朝さんがかっこよく登場!小林~と呼ぶと(たしか、そう呼んだと思いました・・・)花緑さんも階段から登場。おふたりとも演劇にも出るからでしょうか。意外と違和感なく、ちょっとお芝居してほしかったり。それぞれ歩き方が師匠(小米朝さん⇒米朝師匠、花緑さん⇒先代小さん師匠)に似ていると話で盛り上がりました。

花緑さんご出演の宝塚Boysの話が出るとすごい拍手だったので見た人が多いのかな。私は見てないけど、作品は知っていたので便乗拍手。すると、小米朝さん「見て下さった方が多いようで~。」、花緑さん「いや、ただ拍手しているだけかもしれないですよ~」。・・・はは。なかなか鋭いですね~。落語以外の演劇の時にはスイッチを入れ替えているそうです。

おふたりともピアノが弾けるというお話に。小米朝さん曰く、「花緑さんのほうがうまいけど、ぼくのほうがおもしろい。」とか。想像できますね~♪次回は「桂小米朝と柳家花緑のピアノでこんばんは」らしいですから必見、いやさ必聴ですな。ほんとにやってほしい。一席ずつ、そして、一曲ずつ。

このふたりのトーク、ずっと聞いていた大けれど、そろそろ後半戦の準備に。。。


◆柳家花緑 「初天神」

本日お召しの着物について。「今思い出したんですけど、これ、ピーターさんからいただいた反物で誂えたものです・・・」と。今日に合わせてではなく、たまたまってところが、さすがの花緑さん。チャコールグレーっぽい感じのお色で、一見無地っぽいけれど、よぉ~く見ると変わり織りのようになっている、オサレなお着物でお似合いでした。衿も羽織もグリーンけいでした。花緑さん=緑のイメージです、わたしの中で。

初天神。もう、涙が出るほど笑いましたよ。笑いすぎて筋肉痛になりますよ。お正月の親子のお話。おとっつあんが蜜のだんごをペロペロなめちゃうところが最高に面白かったです。そして、子どもの泣きっぷりは絶品。他の人のが想像できないくらい花緑さんにぴったりの噺だと思いました。あぁ、おもしろかった!花緑さんは客席をよく見ていますね。反応を確かめるというか、語りかけるような感じです。


◆桂小米朝 「青菜」

黒紋付で、こちらも気持ちがピリッとなります。東京でのファイナル小米朝噺は何になるのでしょうか。

青菜。本で読んだり、どなたかのを映像で見たり聞いたり。有名ですね、これ。小米朝さんは、間が良いというか何というか、最初から最後まで、心地良いテンポで進むので、疲れずに眠くもならずに楽しめる感じです。好みの問題かもしれませんが大好きです、やっぱり。牛若丸に九郎判官に義経。この間の勧進帳をまた見たくなりました。


あぁ、本当に楽しい二人会でした。笑って笑って笑い疲れたほど。次回会う時は、もう米團治さんですね。楽しみにしています。


↓終演後、ロビーに手書きで張り出されていましたので、パチリ。



秋の巡業2008♪ 

2008年08月04日 15時00分00秒 | 舞台(歌舞伎以外)

歌舞伎美人に出ました~。


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平成20年松竹大歌舞伎
平成20年10月30日(木)~11月25日(火)

●魚屋宗五郎●
魚屋宗五郎:三津五郎
女房おはま:芝雀
磯部主計之助:秀調
小奴三吉:亀寿
鳶吉五郎:巳之助
父太兵衛:市蔵
召使おなぎ:萬次郎
浦戸十左衛門:彦三郎

●京人形●
左甚五郎:三津五郎
女房おとく:萬次郎
栗山大蔵:亀寿
井筒姫:巳之助
奴照平:市蔵
京人形の精:芝雀


↓スケジュール↓

10/30(木) 14:00
神奈川県秦野市 秦野市文化会館
0463-81-1211

10/31(金) 13:30/18:30
福島県福島市 福島県文化センター
024-534-9191

11/1(土) 14:00
秋田県大仙市 大仙大曲市民会館
0187-63-8766

11/2(日) 11:00/15:00
秋田県鹿角郡 小坂町康楽館
0186-29-3732

11/3(月) 13:00/17:30
岩手県盛岡市 岩手県民会館
019-624-1171

11/8(土) 14:00
山梨県南巨摩郡 増穂町文化会館
0556-22-8811

11/9(日) 13:00/17:00
埼玉県所沢市 所沢市民文化センター
04-2998-6311

11/10(月) 14:00
東京都目黒区 目黒パーシモンホール
03-5701-2937

11/12(水) 14:00
岐阜県羽島市 羽島市文化センター
058-393-2231

11/14(金) 14:00
大阪府岸和田市 岸和田市立浪切ホール
072-439-4173

11/15(土) 13:00/17:00
岐阜県大垣市 大垣市民会館
0584-89-1111

11/17(月) 13:30/17:30
徳島県徳島市 徳島県郷土文化会館
088-622-8121

11/18(火) 14:00
鳥取県鳥取市 とりぎん文化会館
0857-21-8700

11/19(水) 14:00/18:00
島根県出雲市 出雲市民会館
0853-24-1212

11/20(木) 14:00/18:00
山口県長門市 ルネッサながと
0837-26-6001

11/22(土) 12:00/16:30
福岡県飯塚市 嘉穂劇場
0948-22-0266

11/24(月) 11:30/15:30
熊本県山鹿市 八千代座
0968-44-4004

11/25(火) 11:30
熊本県山鹿市 八千代座
0968-44-4004
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ちなみに、ワタクシ、目黒の公演チケットを入手済みであります。他にどこをまわるかも知らないままに発売初日の朝イチで取りました。でもスケジュールが出た今も行けるのはここしかなかったです。ケッカオーライ?!

密かに浅草あたりが出るかなと思ったのですが、意外と遠い所が多いいですね~。(←あ、すみません。起点は江戸です。)

三津さんと
芝雀さんの安定感に、亀寿さんの大役、巳之助くんの成長、そして京屋の若いこちゃんたちの立廻り。楽しみがたっっっくさんです。


8/2(土) 歌舞伎座 第六回 囃子の会

2008年08月02日 22時07分00秒 | 舞台(歌舞伎以外)

囃子の会に初参加。おっ、いつもの大向こうさんのお姿も。お着物の方が多いです。涼しげでお美しい。舞妓さん(芸妓さん?)らしきお姿も。とにかく華やか~。普段の歌舞伎の時とはまた違った空気が流れています。

3階4列目から拝見しました。
舞台はシンプルな能舞台!まわりに黒い布がひかれ、舞台が浮き立ちます。正面に松の木(←リアル)。左右に金銀の屏風。下手には笹竹。

※最初にお断りいたします。わたくし、歌舞伎以外の感想はうまく書けません。(あ、歌舞伎の感想もうまくは書けていませんね。でも、ほぼ毎週何かしら見ているとそれなりに、それなりなのですが・・・。)踊りやお囃子の感想はどうしても、「すごい」とか「キレイ」とかしか書けません。それをふまえて、シロウトの感想をお楽しみください♪


●三番叟 (振付:藤間勘十郎)

立方:藤間勘十郎

大鼓:亀井広忠
脇鼓:田中傳次郎
頭鼓:田中佐太郎
脇鼓:田中傳左衛門
笛:福原寛

三味線:今藤美治郎/杵屋勝正雄/杵屋勝松/杵屋栄次郎/杵屋勝国毅

勘十郎さん、お声がかすれ気味でした。おととい頑張りましたからね~。やっぱり素踊り、良いです。勘十郎さんの拵えをしたお顔、見たことあったかしら?素顔でしか踊らないのでしょうか。ちなみに勘十郎さん、同い年なんですけれど、あの貫禄はいったいなんでしょう。。。

佐太郎さんを舞台で拝見するのは初めて。傳左衛門さんのお隣だったから余計にそう見えたのか、小さくかわゆらしい感じに見えましたが、お声はしっかりとした良い掛け声ですね。


●鶴亀 (振付:藤間勘祖)

帝:梅玉
鶴:梅枝
亀:萬太郎
従者:梅丸

太鼓:田中佐太郎
大鼓:望月太左吉
小鼓:田中傳仁左衛門
小鼓:田中傳次郎
小鼓:田中長十郎
笛:鳳声晴由

唄:芳村伊十郎/芳村金四郎/松永忠次郎/杵屋三七郎/杵屋喜太郎

三味線:杵屋勝松/杵屋栄次郎/杵屋勝正雄/杵屋彌四郎/杵屋六三郎

梅玉さんは白地の素襖に紫の袴。青と金の素襖に白い袴の梅丸ちゃん、ほんと、か~わ~い~い~!美しい。堂々とした踊り。手先から足先まで神経の行き届いたしなやかな動きに感動!天才ですな。

梅枝ちゃん&萬太郎くんは水色の素襖に袴。梅枝ちゃんが濃いめ、萬太郎くんが薄めのグラデーション。後半は素襖なしで再登場。梅枝ちゃんが大きめ模様、萬太郎くんが小さめ模様で兄弟仲良く。後見は梅子こと梅之さんと竹蝶さん、もうひとりはお顔がよく見えなかったです、ごめんなさい。


●小袖曽我
シテ:梅若六郎
ツレ:観世銕之丞

大鼓:亀井忠雄
小鼓:幸清次郎

笛:松田弘之

地謡:坂口貴信/角当直隆/山崎正道/観世喜正/梅若晋矢/片山清司

梅若さん、おととい拝見した時には本職の方かと思いました。おふたりの息のあった力強い足拍子が印象的。袴の裾を地謡さんが丁寧に直しているのが微笑ましかったです。(歌舞伎の後見さんて意外と裾を直さなかったりするので。)忠雄さんは白い着付けで爽やか~。


●静と知盛 (振付:藤間勘祖)

立方:富十郎

太鼓:田中傳次郎
大鼓:亀井広忠
小鼓:田中傳左衛門
笛:福原寛

唄:杵屋直吉/日吉小間蔵/松永忠次郎/杵屋三七郎/杵屋喜太郎

三味線:杵屋勝国/今藤美治郎/杵屋勝松/杵屋勝正雄/杵屋勝国毅

3兄弟の紫の袴が目に鮮やか。立三味線の杵屋勝国さんと唄の日吉小間蔵さんに注目してみました。良い音に良い声。天王寺屋さんは薄いグレーの着付けにグレーの袴。後ジテは白い着付けにチェンジ。長刀を持つだけでも、そこに船があって義経がいるように見えました。素踊りって良いものですね。


休憩40分。
思いのほか長~い休憩時間でした。小倉アイスを食べながら、(秀)さんとおしゃべり。ロビーではサントリーウイスキー【響】が振る舞われていました。ひとくち飲もうかと思ったけれど、眠くなっちゃうかな~と思ってやめておきました。


●羅生門
振付:藤間勘十郎

立方:吉右衛門

太鼓:田中佐太郎
大鼓:亀井広忠
小鼓:田中傳左衛門
笛:鳳声晴由

唄:芳村伊十郎/日吉小間蔵/芳村金四郎/松永忠次郎/杵屋三七郎

三味線:杵屋六三郎/杵屋彌四郎/杵屋勝正雄/杵屋勝国毅/杵屋栄次郎

播磨屋さん、紺の着付けに茶色の袴。シルバーヘアがかっこ良いですね~。踊りも大きくって、たっぷり。私の2列前の方々は、しきりに「はぁ~。かっこいいわ~」とウットリしていました。


●楊貴妃
シテ:観世清和
ワキ:宝生閑

大鼓:亀井忠雄
小鼓:幸清次郎

笛:松田弘之

後見:武田尚浩/木月孚行
地謡:坂口貴信/角当直隆/山崎正道/観世喜正/片山清司/観世銕之丞/梅若六郎/梅若晋矢

う~ん。能はまだ分かりません。観世清和さん、むか~しむかし、そのまた昔、母が勤めていた幼稚園にいたそうで、かわいかったわ~と良く言っています。そんなこともあって親近感は沸いていたのですが・・・。まだ私には理解が難しくって。そのうち分かるようになるかしら。


●老松
立方:玉三郎

太鼓:田中傳次郎
太鼓:田中佐太郎
大鼓:田中傳八郎
小鼓:田中傳左衛門
小鼓:田中佐英
小鼓:田中源太郎
小鼓:田中傳九郎
小鼓:田中佐吉郎
笛:田中傳太郎
笛:田中傳十郎

三味線:杵屋勝国/今藤美治郎/杵屋勝松/杵屋勝正雄/杵屋勝国毅/杵屋栄次郎

唄:杵屋直吉/日吉小間蔵/松永忠次郎/杵屋三七郎/杵屋喜太郎/芳村金四郎

玉さま、お美しい。そのひとこにつきます。黒地に松の刺繍が施された着付けに金の帯を文庫に締めて。お人形さんみたいでした。金の扇を2枚使っての優雅な舞。見とれました。扇にも松の絵が描かれていました。あぁ、キレイでした~♪


●番外 獅子
太鼓:田中傳次郎
大鼓:亀井広忠
大鼓:田中忠雄
小鼓:田中佐太郎
小鼓:田中傳仁左衛門
笛:福原寛

タイムテーブルに5分と書いてあったので、短いなぁと思っていたけれど、観て聴いて納得。はい、あれは5分しか、もちませんね。5分が限界ですね。全力投球のアツイあつい5分間でした!素晴らしかった!!

やっぱりこのファミリーには獅子が似合いますね~。すごかった。息苦しくなるくらい、すごかった。中でもパパと長男。すっごい雄叫びと共にお顔がどんどん赤くなって心配しちゃうほど。本当にすごかった。すごいとしか言えないくらい、すごかった。

拍手がなりやまず、幕があがり。ファミリー揃って頭を垂れて再び幕!

おつかれさまでした~!!素晴らしかったです。ありがとうございました!!


7/21(月・祝)新橋演舞場 「大銀座落語祭」グランドフィナーレ

2008年07月21日 23時42分00秒 | 舞台(歌舞伎以外)

私にとって最初で最後の「大銀座落語祭」。新橋演舞場のグランドフィナーレに行ってきました。

第一部 『勧進帳』

武蔵坊弁慶:林家正蔵
源義経:林家いっ平
亀井六郎:春風亭一之輔
片岡八郎:林家たけ平
駿河次郎:古今亭菊六
常陸坊海尊:入船亭扇遊
番卒:柳亭小燕枝/柳家小里ん/林家錦平
太刀持:林家小ぶた
富樫左衛門:桂小米朝

※後見:新蔵、大和、八大

噺家さんによる鹿芝居。とにかく小米朝さんの富樫を見たくてチケット取ったようなもの。小米朝さんの「七段目」が最高に好きなので、歌舞伎を演ってくれるなんて願ったり叶ったり。十八番の『勧進帳』。期待が高まります。しかも三津五郎さん指導と聞けば、なおさら。今日の席は2階の東。たまたま取れたこの席だけれど、よくよく考えたら、『勧進帳』を見るには特等席。本物の歌舞伎の『勧進帳』でさえ、こんなにちゃんと花道が見える席で見たことないかもとビックリ。

幕が開くと、まさに歌舞伎そのもの!舞台から長唄から衣装まで。ワクワク、そしてニヤニヤ。下手のお幕が上がり富樫さん御一行様のお入~り~。小米朝さんの白塗り富樫。良い!良いぃ!セリフも巧いし、すごぉい。かっこい~い。名乗りを終えて上手に移動。後見は大和さん。なるほど。三津さん絡みね。

(余談①三津さんの富樫は見たことないけれど、4年前の海老蔵襲名の時に成田屋さんに代わって勉めた弁慶さんが忘れられない。あの時、午前中から夜の部の幕見に並んでいたら、幕見売場のお兄さんが、「團十郎さん病気のため、三津五郎さんの代役となります」とアナウンス。すごぉくショックだったけれど、あの日の三津さんはすごかった。今でも鮮明に覚えています!)

花道から、義経さん。とても幼い顔に見えましたが、声がキレイ。七三のキマリもたっぷりと。四天王の中で目をひいたのが菊六さん。普段のお顔は存じませんが・・・錦弥さんを思わせるキリリ顔。かっこいい~。お名前も歌舞伎向き?!

そして弁慶さん、堂々の登場。
(余談②わたくし、正蔵さんの落語は、生も映像でも聞いたことがないのです。だから、昔はよくテレビに出てたなぁ、このお兄さんというのが素直なイメージ。最近は歌舞伎チャンネルのトーク番組でもお馴染み。確か、三津さんがゲストで出た回もあったから、もしかしたらそのご縁で今回の指導役?正蔵という大名跡を襲名されてからは1度は聞いてみたいと思いつつ、まだチャンスがやってきません。先に弁慶を拝見することになるとは、意外ですね~。)

かなり、力が入っているようです。でも、まず見た目は立派!セリフは頑張って覚えたことを喋っている感はあるけれど、がんばれ~!本舞台に来てから、後見さんが2人。八大さんと新蔵さん!新蔵さんといえば昨年夏の稚魚の会での弁慶は素晴らしかったぁ~。今日は後見として舞台を支えてくれます。うん、頼もしい。

小米朝さんの爽やかな声は富樫にピッタリ。ニンですな、これ。本当に、歌舞伎の世界へようこそ~と言いたいです。本人も気持ち良さそう♪他の役も見てみたいなぁ。やっぱり白塗りの若旦那系が良いかしら~。意外と荒事もいけそぉ。これに味をしめて、またお芝居してくださいね~。声がとにかく良かったです。「小米朝っ!」や、早くも「米團治っ!」なんて声もかかりました。

1時間の『勧進帳』。もっと省略バージョンかと思いきや、しっかりたっぷり最後まで。富樫 VS 弁慶の問答に始まり、義経への折檻(しっかり棒が笠にあたり痛かったそうです)、チーム富樫 VS チーム弁慶の攻めぎあい、判官御手を~の件、お酒を飲んでの延年の舞、最後は六方まで!あれだけのセリフを覚えるだけ言うだけすごい、そしてちゃんとお芝居になっているからもっとすごい。もちろん歌舞伎役者さんの舞台とは緩急のつけかた、間合いなど比べてはいけないと思うけれど、そんなの全てを差し引いても、大熱演の素晴らしい、楽しい舞台でした~。


ここまで書いておいてナンですが、今日1番の注目は後見の新蔵さんでしたっ。おそらく新蔵さんがいなかったら大変なことになっていたんじゃないかしら。成り立っていなかったんじゃないかしら。2階からの拝見だったので、新蔵さんの動きや表情がよ~~く見えました。最初は弁慶さんの後ろのほうへ控え、時々口がパクパクしているように見えたので、あぁ去年の舞台を思い出して自然にそうなるのかなぁと思っていたら、だんだん弁慶さんに近づき・・・おそらくセリフや動きのキッカケを全て伝えていたようです。

そのうち弁慶さんだけではなく、富樫さん、四天王、番卒、義経さん、太刀持ちまで、全ての指示を全身で!心配そうに見守ったり、頷いたり、とにかく大活躍で目が話せなくなりました。普段の勧進帳の後見と違い素顔(鬘なし)だったので、余計に表情など分かりやすかったせいもあったかもしれませんね~。だんだん成田屋さんの弁慶かと思うくらいのお世話ぶりでした。ほんと、おつかれさまでした&ありがとうございました!

幕外、花道の引っ込み、すごい拍手。「正蔵っ!」「たっぷり!」「大当たり!」と、たくさんの大向こうもかかりました。六方がスキップに見えなくもなかったけれど、とにかく最後まで演じきり素晴らしかったです。勧進帳で、こんなに笑ったのは初めて。あぁ~おもしろかった。


20分の仲入り。


第二部 『桂三枝・笑福亭鶴瓶  二人会』
ここからやっと落語で~す。

三遊亭金時 「紙屑屋 」
金時さん、若草色の着付けに玉子色の羽織。表情豊かで惹き付けられました。東京外国語大学と東京農業大学出身のお弟子がいらっしゃるとのお話。農大出の方は、さすがに植木が上手ということで、園芸と演芸を間違えたんじゃないか~なんていう枕で笑わせていただきました。小さん(5代目)さんと花緑さんと3人でラーメン屋さんに行った時に、1番安いラーメンを頼もうとしたら、師匠はチャーシューも乗っけよう、チャーハンも餃子もと言うことで、チャーシュー麺3つ、チャーハン3つ、餃子3つを注文することに。しかし当人はラーメンだけでお腹いっぱいに。こうゆう時は1番若い者が全部食べる決まりになっているそうで、花緑さんに食べるよう勧めた。ここで花緑さん、いつもは師匠と呼ぶのに急に孫に戻り、おじいちゃん、僕お腹いっぱいで食べられないよ、と。すると師匠も、そうだよな、無理して食べてお腹こわしたら大変だもんな、じゃ、お前食えと金時さんが食べる羽目に。それ以来、花緑さんの顔を見る度に思い出すとか。。。

さてと紙屑屋です。これ、むか~し昔、テレビで見たことあります、たぶん。「白紙は白紙、カラスはカラス」のところで気がつきました。義太夫の本なんかが出てきて、役者になりきり演じる姿が様になっていました。六方で引っ込みをされてました。

笑福亭鶴瓶 「死神」
ベージュの着付けに黒い羽織。「六人の会」は実は「金髪王子と5人の子どもたち」だそうで・・・。(そういえば、王子さま、勧進帳の時には客席にいらっしゃいました。金髪に赤いメガネ、目立ちますよ~。)圓朝さんのお墓に行った時に、ちいさな「ぽんた」というお墓があったので、犬かと思うたら、お弟子さんと聞いてびっくり。死んでまで師匠と一緒なんて嫌やぁと仰ってました。

鶴瓶さんの落語も初めて。いやいやさすがにお上手でした。話に入る間も絶妙で、素晴らしかった。笑わせつつ最後はホロリとくる良いお話でした。(圓朝さんのとは少し違うとご本人談。)


<仲入り>


柳家花緑 「不動坊」
この時点で20:20。21:00終演は厳しい・・・?花緑さんは今年1月の「桂小米朝と柳家花緑  二人会@浅草公会堂」に続いて2度目。(おぉ。この日のブログ、アップされてない。。。)紺の薄物の着付けにベージュの羽織、ブルーの半襟が個性的。自分は白塗りして見得をしたいとは思わない。羨ましいなとは思わない。自分は自己主張がはっきりしているから、食べたくないものは食べないと、勧進帳や金時さんの話に絡めて笑わせてくれました。

花緑さんのお話は安心して聞いていられます。途中で話を中断しての「引窓」の説明がおもしろかったぁ。これが分からないと面白くないからと仰ってました。ご親切に~おありがとうございます。歌舞伎ファンにはお馴染みの引窓ですね。お話の中にショウタさんなる登場人物が。メガネを外すと鼻も取れるアレじゃないですよ~とフォローに爆笑です。アルコールがアンコロになって喧嘩になっちゃったり、とにかくドタバタに笑いっぱなし。いやぁ~おもしろかった。

桂三枝 「誕生日」
えっと、20:50をまわってますよ~。緑の着付けに黄緑の羽織、縞の袴できりっと。演舞場は楽屋がたくさんあるのに、なぜか鶴瓶さんと同室だとか。ご自身が司会の「新婚さんいらっしゃい」は39年目だそうです。すごいですね~。

そのお話から、結婚して何年も経つと夫婦は変わるものという内容に流れ、後半は米寿を迎えたお父さんと、それを祝う子どもたちの話へ。テンポが良いので、あっという間に最後まで。さすがベテラン、聞き入りました。


一度幕が降り、すぐにオープン。
六人の会メンバーの春風亭小朝さん、笑福亭鶴瓶さん、林家正蔵さん、立川志の輔さん、春風亭昇太さん、柳家花緑さんにプラスして、桂三枝さん、桂小米朝さん、林家いっ平さんが登場。わ~い♪演舞場に出ていないメンバーまで拝見できてラッキィです。今年で銀座はファイナルですが、来年はなんと宮崎で!ということで、スクリーンに東国原知事が登場。知事も落語しちゃうのでしょうか。

21:30終演!おつかれさまでした~。


<追記>
春風亭小朝さんのブログには当日の各会場の様子が写真つきで紹介されています。拵えをした小米朝さん、ほんと、染高麗そっくり!(ですねっ?!)二枚目ですね。かっこいい!!

三遊亭金時さんのブログも拝見。なななんと、三津五郎さんが黒子として出ていたそうです。さらに、ツケも打っていたとか。えぇ~見逃した。というより、私の席からツケ打ちさん見えなかったです。。。会場のどこかにいるとは思っていましたが、まさか舞台上とは。。。


11/17(土)新橋演舞場 【ナツひとり -届かなかった手紙-】

2007年11月17日 15時38分00秒 | 舞台(歌舞伎以外)

やんごとなき理由により、第1幕は見送りました。ごめんなさい。。。着いたらちょうど休憩中。気を取り直して、2幕目から。

<出演>
高倉ナツ:仲間由紀恵
中内金太:生瀬勝久
川村勉:福士誠治
佐山律子:西尾まり
高倉忠次:菊池隆則
ジョージ原田:三上市朗
高倉カネ:沢田雅美
沢岡徳治:宇津井健
声の出演(ハル):森光子

仲間さん、かわいいです。華奢ですね~。わりとテレビのまんま。期待を裏切らず・・・想像どおり。私が見たかったのは福士くん。去年のNHKの朝ドラ『純情☆きらり』の達彦さん役で見染め、のだめでも坊っちゃん役がピッタリでした~。その彼の舞台。

かなり早い段階でチケットを取っていたので、行きの電車の中で、今日は何を見るんだったかなぁ・・・なんて思いつつ、あぁ~、あのテレビドラマでもやって話題になっていた・・・ような・・・と思い出す。

福士くんは舞台に向いてる!そう思います。牛飼いの役は素朴で和風な顔立ち(褒めてます♪)にピッタリ。後半、スーツになり髪もキッチリすると、かっこいいなぁと思いました!でも、だらしない役だけど・・・。

生瀬さん、宇津井さんが出ると、さすがに締まる!森光子さんも声の出演。豪華です。仲間さんの衣装が何度も変わり、楽しかった~。ピンクのスーツとグレーの着物が好きです。金太(生瀬さん)に向かって、「プロポーズしてよっ!」って言うセリフが好きです!末期ガンの彼にプロポーズを求める。涙が出ました。。。

最後にシンプルなカーテンコールが1度。仲間さんだけは、そのままで、他のメンバーは若い頃に戻っていました。


9/24(月・祝)大阪松竹座 「蝉しぐれ」 千穐楽

2007年09月24日 15時49分00秒 | 舞台(歌舞伎以外)
千穐楽おめでとうございます。

1階1列目。今日は目を皿にして見なければ!オペラは必要ないね、この席は。昨日の3階席からは見えなかった細かい表情までよっく見える。やっぱり、かぶりつきの席は特別!いいわぁ~。しか~し、今日も記憶が途切れた。最前列なのに最悪です。ごめんなさい。

カーテンコールが3回ほど。愛ちゃんと相田さんしか出てこなかった。皆でてきて、わぁ~っとやって欲しかったなぁ。でも、スタンディングオベーションで盛り上がりました。幕が降りてからしばらくして、幕の中で拍手や歓声が聞こえていました。おつかれさまでした~。