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「国家と国民の期待を背負った地震学者の信念と葛藤の物語」2/3   (「文藝春秋 2013年12月号」所載)

2013年11月13日 | 書評
 本のあとがきで、現在の日本地震学会に対してやや批判的とも受け取れる文章を書いたためか、学会の関係者から多くの御批判を頂戴し、その対応に苦慮していたときだっただけに、今回の書評記事に接しほッと安堵。わけても、吉村昭氏の『関東大震災』以来、定説となった大森と今村の評価に一石を投じたのが本書の読みどころでしょう。という趣旨の発言に、救われた心もちがします。
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「国家と国民の期待を背負った地震学者の信念と葛藤の物語」上山明博著『関東大震災を予知した二人の男 ─大森房吉と今村明恒』(「文藝春秋 2013年12月号」所載)
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