羽迫博己さんの、土佐人の銅像・・・中岡慎太郎2
中岡慎太郎の像
天保9年4月13日、当地柏木に大庄屋の長男として
生れる。
徳川の幕政が弱体化し、武家社会の矛盾が怒りとなり
民衆の心を動揺させていた幕末の時代である。
庄屋見習い時代の慎太郎は、農民の貧苦を己の
心の痛みとし、藩権力と対峙した。
慎太郎が目指した維新回天も、つきつめると不平等な
武家社会への挑戦であったといえる。
その魂があったからこそ誰もが着眼いえなかった薩長連合
を龍馬と共に成し遂げ、倒幕の為の公家どうしの協力
体制を築くなど、公憤に燃え国事に
その生涯を捧げつくした。
この像は、草そうの志士として維新の大道を歩んだ慎太郎
の真の姿の再来を願い、生誕160年を機に、全国の
方々からの募金により建立されたものである。
また、この石碑の中には建立募金者名の記された
建立記念誌、平成10年度地元、北川小・中学高生徒の
文集がタイムカプセルとして埋蔵されており、
生誕二百年(2038)の年に取出される。
平成十一年四月十三日
中岡慎太郎銅像建立実行委員会
徐 幕: 平成11年4月13日
題 字: 中岡慎太郎の像
書 体: 岩崎放牛
規 模: 本体~1.8 ㍍ 台座~1.55 ㍍
総高~3.35 ㍍
事業費: 2.550万円(寄付金)
所在地:安芸郡北川村柏木
中岡慎太郎館前