講義一日目

今日から本格的に職業訓練の講義が始まった。
訓練校は某ビジネス専門学校。
そこの北館の一室を借りて委託訓練という形になっているのだ。

午前中はコミュニケーションということで、各自３分間の自己紹介を兼ねたスピーチをやることになった。
３分間・・・。
題材は何でもいいらしい。

担当の先生が「くじびきでやります」と中に番号札の入った大きな封筒を二つ持ってこられた。
スピーチに対して二人の人が評価を述べる。
それもくじ引き。

「カレンダーを切って、番号札を作ってきました」
と先生が一枚取り出した。
「１２番・・・ですね」

(　 ゜ ▽ ゜ ;)エッ!!　私じゃん・・・

先生「あ、今のは練習ですから」
私「あ、そうですか（練習って・・・）」
ちょっとドキドキ。

３分ほど内容を考える時間をもらった後、再度くじびき。

「・・・１２番。あれ？」

・・・・


ってことでなんと一番にスピーチした私・・。
２０人程度の人数で良かったよぉー（ＴｍＴ）。
出身地の説明、秋田にきた感想、前職のことなどなど話して何とか３分以内におさまった。
好印象をいただけて、ちょっと安心。

それ以降１９人の方々がそれぞれお話をされたわけだが、みなさん様々な経歴をお持ちでとても興味深かった。
中には新潟でお勤めされてて、お仕事で「万峰望号」に招待されたという方も。
船内は薄暗く、あの肖像画がかけられていたそう。
驚きーーーー！
抗うつ剤を飲みながら、スキルアップのために頑張っている若い子もいた。
原因不明の病気を抱えながら、通ってらっしゃる方も。

年齢も当然様々だ。
ここに来なければ会うことも、話すこともなかった人たち。
縁って不思議だなぁとつくづく思った。

どこの会社でも今はコミュニケーション能力のある人が求められるらしい。
だからこういった３分間スピーチはよく研修などで行われるのだそうだ。

とーぜん私は初めての体験なんだけど。
内容を短時間でまとめて　わかりやすく時間内に話すって難しい。
後は評価。
コメントしなければと思って人の話を聞くのって、ただぼーっと聞くのと理解の仕方が明らかに違う。
今までどれだけ人の話を聞き流してきたのかを思って、反省してしまった・・・。

今までやったこともないことをするというのは　それなりに難しいことだけど、新しい発見ばかりでとても楽しい。

そしてやっぱり、人が一番面白いなあって思う。
すでにお隣や前の席の子とは仲良くなっているのだが、この機会にたくさんの人の話を聞いていきたいと思うのだ。

明日から

明日から本格的に講義が始まる。

初心者向けの職業訓練だから、「絶対暇だよー」といろんな人から言われてしまった。

でも私はただｐｃを開いてインターネットにアクセスして、チャットや検索が出来るだけ。
タイピングだけは最初にすごく頑張って練習したから普通にはこなせている。

ただそれだけ。

なんの知識の裏打ちもないのだ。
だから何かトラブルがあったとき、手も足もでない。
また深さもない。
基本からきちんと勉強するにはちょうどいいのだ。

金曜日に入所式があり、提出する書類の説明を受けた。
午後からは受講生の自己紹介、掃除当番の割り振り、日直の割り振り・・・。
１日６時間の講義で、なんだか高校生みたいだった。

受講生の中には年配の方もいらっしゃった。
今までｐｃは部下や同僚に頼んでやってもらっていました・・・と。
まだ定年の年齢ではなさげ。
もしかして、きちんとした地位のある方だったのかなぁと思ったりした。
なんで失業されたのかはわからないが、今から、一から勉強しようとしてるんだ。
凄いよなぁ。
本当に頭が下がる。

私はむしろ場違いなくらいだ。


冬休み、娘が家で１人になる。
そんなことは、共働きの家では当たり前のことだ。
でもそんなことすら私には不安材料になっている。

帰省することも重くのしかかってきている。
帰れないじゃないかと責められる。

とにかくまだ日にちはあるのだ。
ゆっくり後から考えよう。


金曜日帰ってきて、一つ　これはいい！と思ったこと。

学校に行っている間は、余計なことを考えなくてすむってこと。
雑念がいっさい消えてなくなる。
これはものすごく楽だった。

さぁ明日から頑張ろう。