のほほん日記

2015年乳がん発見→手術→放射線治療。現在はホルモン治療中。元気すぎて全然のほほんじゃない日記綴ってます。

知らせてくれたんだろうか・・・

2018年06月20日 21時57分52秒 | 日記

今日は、2週間前の陶芸じんましん

(ではなかったけど)の薬が済むので

いつもの皮膚科に行ってきた。

 

実はこの皮膚科の先生には

高校生の頃からなので・・

かれこれ数十年間お世話になっている。

 

鶏肉アレルギーから発症した

3年間に及ぶ原因不明のじんましんが

完治したのも

先生がワタシに合う薬を

数十種類の組み合わせから見つけ出した

おかげだと思っている。

 

今回もそのワタシに合った組み合わせの

薬でピタっと治まっていたので

それを報告すると

「今回も2週間分出すけど・・

残念ながら、ここまでしてくれる病院は

他のどこにも無いよ。」

と言う。

 

何を言ってるのか分からずキョトンとしていると

 

「あれ?見てないの。

今週の土曜日で閉院するんだよ」

 

えっ。どういうこと??

 

以下はあまりにショックすぎてぼーっとした頭で

聞いていたけど・・・

 

夜になるたびに熱が39度まで上がり

病院には行ったけど、内科に行っても

風邪だとか言われるし検査もない。

そのうち、体重は2週間で6kg減ったこともあって

自分で血液の専門の教授に直接電話を入れて検査依頼。

 

その検査結果を聞いたのが昨日だったと言ったか・・

来週月曜に入院をするように言われ

今週土曜日に閉院が決定したという。

 

そういえば。。

前回来た時に、えらく痩せたなぁ・・と

思ったのと同時に

なんとなく嫌な予感が過っていた。

 

 

先生は・・・

大丈夫なんですか・・?

 

 

「ん・・上手くいけば

一回退院できるかな。だめならそのままかな」

 

まだ理解できない。

 

「早ければ良かったけど、手遅れだしね」

 

先生はいつものように明るく笑って話している。

いつも自信満々で

こちらがどんな不安を持っていても

「大丈夫。治るよ」と勇気づけてくれた。

 

なのにワタシは何ひとつ

気の利いた言葉が出てこない。

 

先生はこの後、今後ワタシに勧める病院と

行ってはいけない病院、治療の仕方を

丁寧に教えてくれた。

 

待合室に戻って

壁に貼られた閉院の案内を見ながらふと思った。

 

陶芸教室でじんましんが出なかったら

ここには来ていなくて

2週間の投薬が済むのが来週だったら

知らない間に閉院していた。

 

ワタシのじんましんの調薬は

2年ぐらいかけて何種類も試して見つけたから

この病院と言うか、この先生にしか分からない。

 

このタイミングで先生に会えたことは

奇蹟だと思った・・・けど

 

 

こんな悲しい奇蹟はいらない