のほほん日記

2015年乳がん発見→手術→放射線治療。現在はホルモン治療中。元気すぎて全然のほほんじゃない日記綴ってます。

退職の日

2020年10月31日 21時55分33秒 | おでかけ・旅行

いよいよ最終日を迎えた昨日。

引継ぎや机の片付けをしながら

現場にも足を運ぶ。

大工さんや居合わせた下請け業者にも

退職の挨拶。

 

会社の方へは

長年お世話になった業者の方たちが何人も

「あきさん、今日で最後だから‥」と

わざわざ挨拶に来てくれた。

胸がいっぱいになる。。。

ワタシはこの気持ちを一生忘れない(泣)

 

1日めいいっぱい仕事をして

なんとか仕事を終わらせて

(間に合わないかと思った・・笑)

送別会のお店へ。

 

こんな時期なので

しなくてもいいよーと言っていたが

そんな訳にはいかないと

大部屋の個室を取ってくれた。

 

社長をはじめ

ひとりひとりから温かい別れの言葉。

 

「今は受け止めることが出来ない!!」と

号泣しながら訴える同僚。

こんなにもワタシのことを思ってくれてるなんて

知らなかった。。。

 

「あきちゃんの人生だから思いきり進んでほしい」

「いつでも会社に遊びに来て」

「家に遊びに行くよ!」

「またゴハン食べに行こう」

「絶対電話するから」

 

ありがたくてありがたくて

感謝しかなかった。

もうこんな風に

顔を合わすことがないんだなーと思うと

不思議な感じ。

 

いろいろあったけど

終わりよければすべて良し。

良い仲間に恵まれて幸せな34年間だったと思う。

 

 

数年前に退職した元上司も

今日の夕方、奥様とランの花を持って

我が家に来てくれた。

 

そして驚いたのが、もう一つの花。

もう結婚して子供もいる

元上司の娘さんから。

 

「お世話になったから渡してほしい」と

言われたとのこと・・

 

 

元上司は、この娘ちゃんが小学1年生の頃に

奥様を癌で亡くされた。

そんな事情で、娘ちゃんを

会社に連れてくることが多く

ワタシはよく遊び相手をしていた。

もう20年ぐらい会っていないけど

会いたいなぁ・・と思う。

 

もう少し、感傷に浸っていたい・・と

思うも、今日から4日間

楽焼き教室の展示即売会のお手伝い。

 

8時半に家を出て3時に帰宅。

そのイベントの流れで

明日、日の出を見に行くことに

なってなんと5時起き(笑)

 

付近の神社で、2日の日の出が

ちょうど白山と鞍掛山

(ワタシが登頂スタンプを作った山)

を結ぶ線が直線になるらしいのですが

2日はあいにくの雨。

 

1日早いけど、1日の日の出なんて

目出たくて良いじゃないかと言うことで

決行することに。。

 

新しいスタートは

全力のスタートダッシュになってしまった。

 

 

 

 

 

 

 


会いたい人がやってくる

2020年10月28日 21時49分22秒 | 日記

今週末で退職。

 

34年間勤めていたこともあって

お世話になったOB客や下請け業者も多数。

その中でも、特に親しかった人には

メールではなく、直接ご挨拶したいと思っていた。

 

ただ、わざわざ出向くのも変だし

会えた方にだけご挨拶することに。

 

ところが

不思議なことは1~2か月前から始まった。

ワタシが窓口になっていた多数のOB客から

小口修繕工事が次々に入ってくる。

 

請求書を持って、最後のご挨拶や

担当者の引継ぎが滞りなく進む。

入社時からお世話になった方には

お茶を淹れて頂き、いろんな話もできた。

 

そして、ラスト1週間になると

別の工事を請け負って

長らく会ってなかった大工さん達が

次々に会社にやってくる。

もちろん、ワタシの退職を知らず

たまたま来ただけ(笑)

 

みんなビックリしていたけど、お互い

「顔が見られて良かった!」

 

元上司とはガソリンスタンドで遭遇。

退職を知って

最終日に何か持ってきてくれるという(笑)

 

お世話になった下請け会社の営業マン

CAD担当の営業マン

ワタシを入社させてくれた会長等など・・

 

こちらからアクションを起こさなくても

ノートに書きこんでいた

「ご挨拶したい人リスト」の

ほぼ全員に会うことが出来た。

 

こんなことってあるんだね。

ていうか・・

 

なんかあのー・・

 

死ぬときってこんな感じなんじゃないかと

思うくらい不思議な感覚(笑)

 

花道を用意してくれた

神様に感謝しないとですね

 

そうそう。

面白いことも発見した!

 

ワタシが「辞める」と言った時の反応に

3パターンがあること。

 

社内の人間・・・

「もう、飽きた?」

「もう、嫌になった?」

 

ワタシの趣味を知らない仕事関係の人・・・

「次はどこに行くんですか?」

 

そして

ワタシをよく知る友人達は・・・

「次は何するの?(満面の笑み)」

「退職おめでとう~!!」

「もっと早く辞めたかったんじゃない?」

という友人までいた。

 

人間の心理ってなかなか面白い。

 


奇遇

2020年10月10日 21時27分33秒 | おでかけ・旅行

先月、出かけたギャラリーで

親しくなった石の彫刻家。

 

今月から

白山麓の作家展を開催するということで

案内状を頂いた。

 

奇遇なことに開催場所は

ワタシの人生を180度変えた

アート人生スタートのコラボ展を

させて頂いた古民家ギャラリー。

しかも、彼はこの施設の管理者だという。

 

8~9年ぶりかな。

 

懐かしい思い出がいっぱい詰まった

ギャラリーへ。

 

 

懐かしい!!!!!!!

 

来月から人生の新たなスタートを切るこの時点で

ここに来ることになろうとは。。

ワタシに初心を思い出させるために

見えない何か

大きな力が押してくれたんだろうか。

 

↓左が当時の吉田ときおさんとのコラボ展の案内。

↓右が現在開催中の展覧会の案内。

 

ギャラリーではガラス・和紙・石

陶芸など白山麓のアーティスト達の

作品が出迎えてくれる。

 

 

話変わるけど

先週。

同じ町内の友人がワタシに頼みたいことがあると

家に訪れた。

 

ワタシ達の住む町は

石の文化があって石材業が盛んなのですが

友人の娘さんは、この石の削りくずが

最近、産廃となっていることに着目。

これを2次製品に変えて

新たな町の産業として売り出すことが出来ないかを

大学で研究している。

 

来年、それを一緒に手伝ってくれないかという

相談だった。

 

難しいことは分からないけど

「OK~わかったよ~」と二つ返事(笑)

 

そんなこと考えたこともないから

なんだか楽しそう!ってだけの理由

 

 

話戻して・・・

ということで、彫刻家の方なら

ワタシよりずっと石に詳しいと思って

そのことについて相談してみた。

 

さすがだ。

実際研究して製品にした知り合いのことや

石の特性の話、誰に相談したらいいとかを

とても詳しく教えてくれた。

 

知識は無いよりある方が

断然いい。

ものすごく有意義な時間だった。

 

 

そして、今日はもう一つ偶然があった。

 

今日、里山自然学校の活動の一環として

学校長と、国際交流会の重鎮に

拠点の施設のブロック塀の塗り替えを

地元に滞在している

外国人とやりたいと申し出た。

 

理由は、数年後には帰国してしまう彼ら彼女たちに

日本へ来た証を・・思い出を

残してあげたいと強く思ったから。

 

 

実は、これは25年前に

ワタシが下描きをして(右の蜂は違うけど)

保育所の保護者で塗装した壁画。

 

なぜこれを思いついたかというと

数年前にJAICAの活動で、イノシシ防護柵に

絵を描いていたことを知っていたから。

もちろん私はその活動には参加していないので

それがどこにあるのかは知らない。

 

ただ、頭の隅っこにその情報が残っていて

いつか、、、

アートを通じて外国人と関わりたいと

思っていた。

 

さすが重鎮はノリが良いので

「面白い!その話のった!」

学校長も「それは良いアイデアだね」と

推してくれた。

 

そうなったら

あとは私ががんばれば前進できる!

 

やったーと大喜びしたあとに

白山麓へ向かったのですが

なんと・・・・

 

その途中にその柵があった。

 

 

 

こ、これだ!!!

 

国際交流の重鎮に連絡をしたら

重鎮は20年その活動をしているので

当然知っていた。

 

ひとつ目標を定めると

周りの力で

スルスルその方向に進むことに

心から感謝。

 

今日も周りの人やご先祖様に感謝して

おやすみなさい!

 

 

 

 


しあわせを噛みしめる

2020年10月07日 19時16分57秒 | おでかけ・旅行

34年間務めた建設会社を

今月末で退社することになった。

 

3年前の、陶芸家masaとのコラボ展の時に

「3年後には辞める」と

数人に宣言していた。

 

人生後半を考えた時

どう考えても

今の設計士としての会社員人生を

80歳まではもちろん

60歳まで勤めることすらきびしいと感じたから。

 

たとえ60歳まで勤めたとしても

それから新しいことを始めるなんて

遅すぎるような気がしていた。

 

なので、この3年の間に

人生を最後まで

心豊かに楽しめるような

何かを見つけたいと思った。

 

再スタートは

気力も財力?もある54歳で

切りたかった。

 

準備期間は3年。

 

1年目は何も見つからず

2年目に陶芸と出会い

「これだ!!!」と直感。

 

ろくろ教室から

楽焼き教室に代わり

そこで絵付けの窯元を紹介してもらい

その窯元の弟子入りが

不思議なくらいトントンと進んだ。

陶芸家になる予定はないけど(笑)

今は(数年間)とにかく焼き物の勉強がしたい。

 

会社へは2月初旬に退社の意思を伝えていた。

設計を担当してるからには

完成・引き渡しまで見届けてあげたいので

急に「辞めます」とは言いたくない。

 

そんなこんなで

10月末できれいに身を引けるように調整。

 

忙しすぎた設計士人生。

 

ずーっと時間がほしかった。

朝は花を眺めて

食事は自家製のものを取り入れて

夕方は乾いた洗濯物を取り込む。

趣味の時間もたっぷりあって、、、

そんな丁寧な暮らしにずっと憧れていた。

 

今、有給消化中で週休2日~3日。

こーーーーんなゆとりのある生活は

初めて!

(でも考えると週休2日って

結構当たり前なんだよね。)

 

今後は建築の表舞台に出ることは無いけど

生活の生業として、在宅ワークで続けるつもり。

 

けど、しばらくはやりたかったことを

ゆっくり進めていく。

 

休日の朝。

庭のハーブでハーブティーを淹れながら

「しあわせ~~~」と叫ぶワタシ。

今は何をみても幸せなのだ。

 

そんな中。

コロナ禍で控えていたおランチへ

久々の舞妓ちゃんと行ってきた。

 

舞妓ちゃんチョイスの新駅ビル。

 

 

人気店のパスタがめちゃめちゃ美味しい。

いちじくとチーズ↓

 

アボガドとモッツァレラチーズとエビ↓

 

このあとは屋上庭園を散策。

舞妓ちゃん曰く

丸の内ばりのビル。

気持ちいい!

 

 

そしてドリンクタイム。

 

 

舞妓ちゃんに

今までのことや

これからのこと

いろんな話を聞いてもらった。

 

ポジティブシンキングな舞妓ワードは

心地よくて本当に楽しい時間だった。

 

最近ずっとですが

周りにいる人たちのレベルがとても高い。

レベルが高すぎて

自分の薄っぺらさが(笑)

強調されるくらい。

 

そんな人たちに囲まれて

ただただ学ぶことばかり。

 

今はきっと

たくさんの人に出逢って

つながりを深めて

成長する時なんですねー

 

そうそう。

3年前のMasaとのコラボ展は

ちょうど3年前の10月末。

 

ぴったり3年後に退職するって

我ながらスゴイと思う(笑)