aki -書のアーティスト♪龍神村・神戸&more

書のアーティストakiのブログ

新聞記事と個展との距離

2012-08-28 09:27:34 | Thought

龍神村に越して以来、取材を受ける機会が増え、それに伴って、
記事が伝えることと自分の活動との距離について考える機会が増えた。
そして、その距離感を受けとめるのが難しかった時期もあった。

今は、新聞記事が伝えることと、自分の発信には、
多かれ少なかれ、何らかズレがあるもので、
それはある程度、当たり前のことなんだと受けとめている。

そもそも、新聞記事で伝わるものが全てであれば、
私の作品なんて必要ない。

新聞記事は記者の『作品』なんだと、考えている。
つまり、新聞記事に関しては、書いたのは記者である。
正確には、記事は私の発信ではなく、
私の発信を記者が受けとめ、
紀伊民報という新聞メディアの立場と考えで発信したものである。
なので、例えば、もし記事に共感をいただけたとしたら、
正確には、それは、紀伊民報の記者へ共感なのだろう。

と言っても、これは今回の記事へのクレームではない。
今回、取材は丁寧だった。
その上で、限られた紙面に何を載せるかは、
記者の受けとめと裁量によるということ。
記者は、取材対象である私に配慮はするが、
取材の中から読者に伝えたい内容を選んで書いている。

私としては、記者の「作品」を介して、私が活動していること、
フェスティバルFUKUSHIMA!のことを
知らせていただけるのは、ありがたいことだと思っている。
この記事をきっかけに、私の展覧会に足を運んでみよう、とか、
フェスティバルFUKUSHIMA!ってなんだろう、と調べてみるとか、
興味を持って行動していただけることにつながると、うれしい。

チャレンジの気持ち

2010-09-07 17:52:46 | Thought
新しいことにチャンレジしたとき不評をくらって、

「オレは間違ってないぞ!」

と自分を励ます一文を書いた音楽家がおられます。



自分を信じる気持ちを強く持つ。

自分がやりたいと思っていることを大切にする。


新しいことにチャレンジするときは、こうでなくっちゃ。
と、私も自分を励ます。

立ち話

2009-10-02 18:04:43 | Thought
書に興味を持っておられるご近所さんと立ち話。
あまりに長く話し込まれるので、

「そんなにご興味あるなら、ワークショプに一度来て下さいヨ」

とお誘いしても、それは気が進まないらしい。


私も書に関わる最初のときって、とっても敷居が高い場所に
お邪魔するような気分だったしなー、と思いつつ、

でも、ご近所さんで、私のことも、私の活動も知っている方だから、
敷居が高いワケがないって、知って下さっているだろうになー、
と思ってみたり。


まあ、その方にとっては、書は立ち話程度のご興味ってことかな。

立ち話程度のご興味なのに、こちらがあまり真剣にご対応すると、
かえってご迷惑かもしれませんね。

8/2のワークショップで (2)

2009-08-05 20:33:45 | Thought
「大きな筆で・・・」を約1年ぶりにチャレンジした方が
おられました。

この方、アトリエ・ワークショップに一番熱心に
通ってくださっています。

とはいえ、もともと「ゆる~く」と「楽しく!」を
モットーにしている私のアトリエ・ワークショップ。

1年ぶりのチャレンジはどうだろうか、と、私はチョット
どきどき、楽しみにしていました。

結果は、昨年よりも著しく成長した作品が!!

継続は力なり。素晴らしいです。

そしてなにより、「楽しかった」と言っていただけて、
うれしかったです☆

8/2のワークショップで (1)

2009-08-04 08:58:40 | Thought
8月2日のワークショップ、「大きな筆で大きな紙に!」

今回初めて参加された方のご感想に

「筆じゃないものの方がよかったのかも。
 中学の頃の思い出で、筆恐怖症だから」

というものがありました。

「筆じゃないもので書こう!」
という回も、あってもいいかもしれませんね。

村の端っこ

2009-06-09 08:54:52 | Thought
考えてみると、この5月は龍神にいる時間が
とっても長かったです。9割は龍神でした。

普段から、街と山とを行き来している私。
それでもたいてい、月の半分はこちらにいるのですが、
どうも「いつもいない」イメージがついてるみたいで、
「このごろいてるの~?」なんて、よく言われます。
人のイメージって、勝手なものです。

私のアトリエのある地域は、村の端っこの辺鄙な場所にあるので、
村の皆さんは、たまーに通りかかったときに見かけないと
「いつもいない」って思うみたいで。

まあ、毎日毎日出席とられるのも怖いので、
このくらいでいいんでしょうね。
分かる人は分かって下さっているので、
そういう方がおられることが、ありがたいです。

見ると感じるの間の存在

2009-02-25 18:17:08 | Thought
2月25日

2月2日の記事で紹介したワイエス展へいった友人の感想が、

「保坂和志の小説"カンバセイション・ピース"と同じ印象だった」

という興味深いものでした。


「建物の記憶」という点が似ている、ということで、
私も大いに納得しました。

目に見える世界を見ながら実は記憶を感じている、ということ、
不思議ですね。


保坂和志公式HP

amazonHP:カンバセイション・ピース

香り

2008-12-13 14:03:21 | Thought
12月13日

最近感じた香りより

・じゃがいもを蒸したときのかおり: 北海道から直送のじゃがいもを
  分けていただきました。蒸したとき、甘くてさわやかな、とってもいい
  香りがしました。

・コーヒーの香り: 和歌山市内のある喫茶店のコーヒーが
  とってもおいしいと聞き、豆を買ってきていただきました。
  香りのよさが、とっても贅沢に感じました。

・墨の香り: しばらく前に、アトリエに来られた方が、
  「墨のいい香りがする」と言ってくださいました。
  私は高級な墨を使っているわけではないのですが、それでも、
  そういっていただけるような香りがただようのだと、
  驚きました。


聞いた話によると、最近、香りの分析はかなりすすんでいて、
「太陽に干した布団の香り」などが合成できるようになったそうですが、
「太陽に干した布団の香り」を嗅いだことがなければ、
なんの意味もないわけで、やはり根底となる"実感"があることが
大切なのだと思いました。

10月/October

2008-10-31 17:12:32 | Thought
10月31日

忙しい10月でした。
でも、いろいろ充実していて、それに、思いがけない評価もいただいて、
いい10月でした。



※写真:こないだポストへ行くときに発見した、路上のドングリ

Oct.31

I was busy in this October.
It was full life, so it's not bad.
And I've got a prize at the exhibition.
It was surprising to me.

In total, it was good October.

※Photo: I found an acorn on the way to a postbox the other day.