アラフィフおひとりさまの現実

何てことのない日常を綴っております。

父を語るのは難しい

2024-02-04 11:44:00 | ひとりごと
病院から"父が熱発した"という知らせを受けました。兄とも共有し、今後何かあった時の対応を考えておこうと改めて確認し合ったことでした。


父のことを語るのは難しい。

父の特殊な親戚達との関係を含めても、私は生活に困窮することなく、私立大学に行かせて貰い留学もさせて貰った訳で。兄のように"長男としてこうあらねばならぬ"という人格を歪めてしまう程の期待もなかったので、どこの家庭もこんなもんか?と思って生きてきました。

でも今考えると色々と異常だったな…と気付かされるのです。


昨年は父が認知症を患って母が病気になり。ゴミ屋敷と化した家を片付けながら、自分にも葛藤が生まれました。家を片付けるように、目の前から物がなくなれば解決!とは行きません。母の心がこれ以上壊れないように、そして兄の心も壊れないように、そして自分の心も守りながらの1年でした。

兄は15年前に再婚して最強のパートナーがついたので安心ですが、それでも同じ親に同じ境遇で育てられた兄妹として対話を続けていきたいです。



生まれてからこれまでずっと父に抱いていた苦手意識。今回怒涛のような1年を過ごして、『ああ。何だ、私。父が苦手だったんじゃなく、ずっと父が嫌いだったんだ。』と気が付かされました。こうして文章に表すと酷いことを言う子供に見えるかもしれませんが、それが素直な気持ちでした。それに気付いて、言葉にして、認めたら、腑に落ちて。今は少しだけ楽になりました。

ある種異常な人格を持った父(と親族達)と血を分けた私ら兄妹は人格的にどうしようもない面を持っています。母の愛情を受けて表面上は社会に溶け込んでるかのように見せてるけれど、父同様"異常"さが核にはあり、自覚して生活しないと周囲に迷惑を掛けてしまうなぁ…と思います。





まだまだ文章に書ききれない内面がありますが、取り敢えずここに残してみました。




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