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ヤギの放牧による除草試験

2010年12月10日 | 近隣情報
先日,ヤギによる除草試験現場を見てきました。

場所は三陸道石巻河南インター内の緑地(国土交通省仙台河川国道事務所三陸道維持出張所の脇)です。

ヤギがどんな草をどれくらい食べるかなどの試験なんですが,写真でもわかるとおり食後と食前の草の繁茂状況がくっきりとわかると思います。ちなみに毒草以外はどんな草種でも食べ尽くしてしまうそうです。

牛や羊でなくなぜヤギかというと,牛だと体が大きく恐怖を覚える人が多いらしいこと,羊も一見おとなしそうなんですが,重心が低いことから突進する力が強いとのことで,おとなしいヤギが選ばれたそうです。
 


どうです! 

きれいさっぱりでしょう。手前が食後,奥の方の草丈を見れば一目瞭然ですね。



動物ですから草だけ食べるってわけにはいかないので…

左側のレンガのようなかたまりは,動物には欠かせない塩やミネラル分をおぎなうための鉱塩というものです。右側には飲み水用バットが備えてありました。






一応,周囲には柵とヤギには首輪がつけられリードでつながれており,安全対策は万全です。
 


ヤギは全部で7頭,そのうち2頭はとってもかわいい子ヤギたちでした。




実験場の回りは,イオン石巻SCが道路向かいにあったり,当然ながら三陸道本線が走っています。

今回の視察は,宮城県内でも特に多い気仙沼・南三陸地域の耕作放棄地対策のヒントになればとの思いで現地見学させていただきました。

ちなみに,この実験は12月中旬まで延長するかもしれないとのことでしたので,もし,お見かけの際は,インター進入路につき路上に立ち止まったりせず,ご覧になりたい方は出張所駐車場にお入りくださいとのことでした。

なお,この実験は2年目なんだそうですが,事業を行っているのは,農家の方かと思っていたら,なんと,,,建設業者グループの方々でした。

このグループでは,昨年,登米市内で「アルム農場」を立ち上げて,今年は既に閉園していますが,ヤギの展示をはじめ石窯ピザやヤギ乳アイスクリームなどを提供しているそうです。(H.E)

TOYOMAアルム農場のホームページ

◆ヤギを放牧している詳しい場所は,こちら

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