裏山赤太郎~ゲイでエイズで、でも生きてくよ!~

ゲイとして生きて、50代でエイズを発症したけど、自分らしく生きていくことには変わりないないんだよってブログ。

私のエイズ症状~肛門の痛み

2015-07-05 11:20:20 | 日記
初夏になり、相変わらず下痢症状の波は続いていた。
調子が良いときは、普通便だった。
ふと、排便時に肛門が痛むことに気付いた。
裂け痔かと思ったが、どこか違う。
便通時にヒリヒリと痛むように感じた。

私は市販の肛門薬を買って、使ってみた。
しかし、思ったほど症状は改善しなかった。
6月になり、自宅近くの肛門科のクリニックを受診してみた。

私はその際に、
正直に自分はゲイでアナルセックスをしたことがあることを告げ、
そのせいで肛門が傷付いたのかも知れないと医師に告げた。

その医師は、その瞬間に怪訝そうな表情をして、
「そういう人は診ないだけどね」と言いながら、
肛門薬を処方した。

肛門薬は薬の塗布により、一時的に改善した。
しかし、良い状態は長く続くことはなかった。

私は下痢症状が改善している間、
排便時は肛門の痛みに耐える日を送ることになった。
下痢で肛門周辺が荒れて、
ただれてしまっているのかもしれない。
そんな勝手な判断をしていたが、
肛門の痛みは次第に悪化していったのだった。

エイズ発症に関しては、
23の指定された日和見疾患のいずれかを発症した状態を指すそうだ。
その疾患の代表的なものを書くと、
食道や胃、気管支や肺などのカンジタ症、
ニューモスチス肺炎、
私の下痢の原因だったサイトメガロウイルス感染症などがある。
この肛門の痛みに関しては、
この23の指定された日和見疾患には該当しないのかも知れないが、
明らかに下痢症状と並行して現れた症状だ。

私がなぜ、このような症状を記しているのかというと、
HIV感染からエイズ発症については、
人によって様々な症状から判明することが
同じHIV陽性者の方々と交流する中でわかったからだ。

10年以上前にエイズを発症した友人は、
肛門の脇に別に穴が開いたと話していた。
私の肛門の痛みも、
何かしらエイズ発症に伴い現れた症状ではないかと思うのだ。

私個人の狭い経験ではあるが、
このブログに記すことで、
読んだ方々が検査を受けるきっかけになったり、
同じ陽性者の心の安らぎに繋がればと願っている。

コメントを投稿