トレーニング再開！

一昨日からトレーニングを再開しました。
約1年10か月ぶりのトレーニングです。

昨年初めから転職して、
忙しくて時間はないは、
体調はみるみる悪化する一方で、
トレーニングどころではありませんでした。

ちょうど一年前に体調不良の原因がHIV感染による発症だとわかり、
入院、投薬治療と徐々に健康を取り戻してきました。
もっと早くトレーニングなども再開したかったのですが、
いくつか理由があって躊躇し、
そのまま怠惰に先延ばしにしていました。

トレーニング再開を躊躇していた理由は、
昨年の発症の際に悪化したアトピー性皮膚炎が気になり
人前で服を脱ぐが怖かったからです。
でもそれも、今年の夏前にはなんとか回復しました。
しかし、障害者雇用枠での転職がなかなか決まらず、
スポーツクラブに加入するのは
仕事が決まってからにしようとそのまま先延ばしにしていました。

先日も３か月ぶりに会った主治医からは、
「あら、肥りました？」
なんていきなり言われてしまいました。
すぐに体重計と取り出して測らされて、
一年前の入院時の体重と比較されました。
「あー、あれから7kgも肥っちゃったんですね。」

先生、そりゃ入院した時は一日20回もトイレに駆け込むほど、
腸炎でフラフラ、カンジタ症で食事もろくに喉を通らなかったんですから。
それにしても正常時の体重よりは、
あきらかに4kgオーバーでございます。

まあ確かに、自分でも肥ったと自覚してましたけど。

とりあえず、民間のスポーツクラブに加入せずに、
公共の体育施設のジムを利用することにしました。

さっそくトレーニング再開！
まずはストレッチ。
もう体がコチコチでした。
ゆっくり30分かけてほぐして、
そして女性なみに軽いウエイトでマシン・トレーニング。
無理せず、ゆっくり。
フォームと使う筋肉を意識して・・・・

一日目はリハビリ感覚で軽く。
二日目も軽いウエイトで、
でも少ししっかり筋肉に負荷をかけて・・・

そして今日は、全身筋肉痛です。

でも、快い疲労感。

発病して体調が悪かったころは、
一番軽いウエイトさえ上げられず、
走ることもツラくて早歩きがやっとだったなあ。

これからは健康のために、
マイペースでトレーニングやスイミングを楽しみます。


まずはポッコリお腹をなんとかしましょ。

B型肝炎ワクチン接種を考えています

昨日、血液内科の診察の際に、
B型肝炎ワクチンについても相談してみました。

陽性者の中には相手にHIVを感染させてしまう恐れから、
セックスをすることのみならず、
恋人を作ること自体も消極的に考える人も多いようです。
自分もその点では、まだまだ慎重に考えていますが、
それとは逆に梅毒やB型肝炎などの感染症を
相手から感染させられることも脅威だと考えています。
しかし、あれこれ心配して消極的になることよりも、
予防接種で感染を防げるのであれば
それに越したことはないと考えました。

主治医と相談してみたところ、
これまでの検査でも肝炎の感染がないか検査したことはありましたが、
B型肝炎の抗体検査は行っていないとのことでした。
従ってB型肝炎ワクチン接種については、
まず次回の採血時にB型肝炎の抗体検査をし、
抗体の有無を確認することになりました。
その検査ですでにB型肝炎の抗体を持っているとなれば、
ワクチン接種をする必要はないとのことです。
抗体がないと判明した場合に、
ワクチン接種を受けることにしました。

そこで気になるのが、ワクチン接種の費用について。
予防接種は私費扱い、個人負担になります。
いったい、どれくらいの負担になるんだろう？

HIV治療を行う医師によっては陽性者に対して、
積極的にB型肝炎ワクチン接種を推奨することもあると聞いています。
他の陽性者の方からは大学病院などの拠点病院によっては、
肝炎ワクチンを治験扱いで無料で接種できる場合があると聞きました。

また、初めてB型肝炎ワクチンを接種する場合は、
一定の期間を置きながら３回セットで接種するのが望ましいそうです。
それで抗体が体内に定着すれば、
個人差はあるけれど10年くらい予防効果が望めることも、
陽性者の方から聞いたことがあります。
そうだとしたら、ちょっと負担があっても、
やはりワクチン接種は受けて損はないと思いました。

そこで今日、通院している拠点病院に電話で問い合わせました。

私の行っている拠点病院では、
B型肝炎ワクチン接種1回、7,500円（税別）だそうです。

また自治体によっては、
ワクチン接種の補助を行っている場合があるとのこと。
そこで役所に問い合わせたところ、
私の住む自治体では肝炎ワクチンの補助に関しては、
60歳以上のみ対象とのことでした。

んー、残念！

皆さんもB型肝炎ワクチンを接種する場合は、
費用負担について確認してみると良いと思います。

余談ですが、ワクチンによる予防という点では、
とりあえずインフルエンザ・ワクチンも
近日中に接種することにしました。

これからの季節、
インフルエンザやノロウイルスなど
体調管理がたいへんですね。


まずは、うがい、手洗い、しっかりしないとね。

あれから一年経ちました

本日、３か月ぶりのHIVの外来診察日でした。
HIV陽性者が免疫に関する診察を受ける際、
免疫の状態を知るために必ず血液検査をする項目に
CD4リンパ球数とウイルス量があります。
CD4値が減少すると、
免疫が低下するという訳です。

私はちょうど一年前に、
サイトメガロウイルス腸炎と
食道及び胃のカンジタ症による発症し入院しました。
その際に大腸内視鏡検査と胃の内視鏡検査を行っていました。
一年後の経過を見るために、
今回は採血と胃の内視鏡検査を診察の２週間前に行いました。

胃の内視鏡の結果は、
一年前に食道と胃の中にびっしり真っ白に生えていたカビと
胃潰瘍はすっかり消えていて、
綺麗なピンク色をしていました。

全く問題無し！

CD４リンパ球数も、一年前は64しかなかったのですが、
今回の検査で303になって、
順調に回復していました。
ウイルス量も検出限界値以下で、
限りなくゼロに近いということで
第三者に感染させる恐れはほぼ無い状態をキープしています。

正直、今回は検査前に非常に倦怠感があり、
なんとなくお腹の具合も良くなかったので
もしかしたら検査数値が悪くなっていないか不安でした。

一時的に体調が思わしくなかったのは、
寒暖差が激しい時期だったので
自律神経が乱れていたためだったのかも知れません。

とりあえず、血液検査も問題無くて良かったぁ。

次回の診察前には、
クリスマス直前キャンペーン！
定期の採血と、大腸内視鏡検査に挑みます。

脱毛症外来を受診してみました

昨日のブログで後頭部にハゲが出来たと書きました。
そうしたら、優しく、親切な方々から励ましの言葉と共に、
同様の経験をされた方々からはいくつかアドバイスを頂きました。
中には、スキンヘッドを推奨する言葉まで、
まあエロに結び付くことには漏れなく反応頂いて嬉しい限りです。

そんな温かな言葉の中から
ある方が教えて下さった都内のある皮膚科を、
本日さっそく受診してみました。

そこは脱毛症とアトピーを専門にやってらっしゃるようで、
お子ちゃまの頃から悩まされ続けてきたアトピー退治もできるならと、
小雨降る中を出かけたのです。

ドクターによると、
脱毛症というとストレスが原因というのは
あまり根拠がはっきりしないとのことでした。
医療的な説明は正確にできませんが、
どうやら免疫が悪さをして脱毛が起こるようです。
頭皮が炎症を起こすと、
免疫が作用して毛髪が根元から切れたり、
毛の発育に支障をきたすようです。

んんん・・・・ここでもまた免疫小僧が悪さしちょる。

カメラで頭皮を拡大して見たところ、
私の場合は毛根は残っているので
頭皮の状態が改善されて免疫の影響がなくなれば
再び発毛が望まれるとのことでした。

そこまで説明されたと思ったら、
頭に注射されちゃいました。
これが一番、効果があるとのことです。


アトピーについても相談したのですが、
結果的には拠点病院の皮膚科でちゃんと診察を受けることを勧められました。

まあ、ごもっともですね。
皮膚の状態は免疫の状態とも関わりがあることから、
内科の数値なども見ながら診察をした方が望ましいとの事です。
その皮膚科のドクターは
自分の通院している拠点病院の皮膚科のドクターもご存じで、
その先生なら大丈夫だからと紹介状を書いて下さいました。

アトピー退治は、やはりそう簡単にはいかないようです。


余談ですが、
診察室に入って診察用の椅子に座るや否や、
一気にドクターが説明し始めて、
こちらが言葉を発する余裕がなかったので、
頭に注射されてからHIVについて話しました。

そういう大事な話は最初にして下さい。

怒られちゃいました。

だってえ、こっちが話す間がなかったんだもん。
まあ、ドクターからしたら、ごもっともでございます。
陽性者は初対面のドクターに診察を受ける際には、
まず挨拶代わりに
「私、陽性者ですが、何か？」
と一発かますくらいの気合いが必要なのかも知れません。


結局、脱毛症は今日受診した皮膚科クリニックで、
その他の皮膚科受診は拠点病院でという方針になりました。
脱毛症の注射は約１か月効果があるとのことで、
１か月後に経過を見ながら注射による治療をするそうです。

それでもダメだったら、
やはりツルツルのスキンヘッドにして
脂ぎった怪しいオヤジを目指すことにします。

うひ♡

頭どうしたの？

実家の台所で洗い物をしていたら、
後ろで座っている母が尋ねた。

頭、どうしたの？

ハゲてるみたいだけど。

へっ？
白髪じゃなくって？

ちょっとドキリとして返事をした。

洗い物を済ませて、
母の「鏡で見てみたら？」と促され鏡台と手鏡で確認してみた。

あっ！

確かに後頭部の毛並みの一部に穴が開いている。

正直、焦った。
俺、こんな頭で出歩いていたんだ・・・・・
明らかに初恋のような感覚でとは異なるドキドキを感じた。

自分は毎週、バリカンで7mmに刈り揃えている。
だから毛が抜けて穴のように開いていたら、
モロにハゲだとわかってしまうのだ。
それに何より自分をドキドキと焦らせたのは、
自分が気付いていないうちに
ハゲを公衆の面前で堂々と公開していたことだ。

そしてそのあとに頭に浮かんだのは、
老いの落ち葉がはらはらと散って、
心の中に木枯らしが吹くイメージだった。

はあ～

ため息が漏れた。

お前も苦労が多いんだねえ・・・・

母が背後で呟いた。

今度、皮膚科の診察の時に相談してみるよ。
たぶん、頭皮湿疹のせいで抜けちゃったんだと思う。

振り返って、精一杯の笑顔で母に答えたが、
心の中にはそれでも木枯らしがくるりと輪を描き、
ちびまるこちゃんに出てくる野口さんが
隅っこで「くっくっくっ」と笑っていた。

自宅に帰って、
もう一度スマフォで後頭部を撮ってみた。

んー、やはりちょっとハゲてる。
頭頂部はずいぶん薄くなったし、
白髪も増えたなあ・・・・

昨日の凹んだ日記に続いてネガティブな内容になったが、
でも自撮りした後頭部をしみじみ見ていたら
「ま、仕方ないか、どうせならスキンヘッドにでもするか！」
と考えたとたんに吹っ切れた。

スキンヘッドってエロいよなぁ（笑）
ふふふ・・・・

なんて考えたら、ちょっと元気出てきた。



障害にも、老いにも、負けないんだからぁ！