正論ちゃう?正論webBlogトップページです。  嶌田法海華(Simada.Norika)

常識とは何?何気なく使う言葉の危うさ。噛みつき亀風味でもの申す。脱線ご容赦。あくまでもお馬鹿な私の私論です。最近ボケ気味

もう一度         大判カメラの基礎知識  其の5

2015年07月12日 16時26分36秒 | 写真 撮影 過去の私の撮影の話など

と書いてきたがなんだかどこにでもありそうな事ばかりで

ちっともお面白くない。でももう少し書いてみる。レンズには

基本的にリンホフボードというものに取り付ける。

なので、前枠に溝があって、本体を変えてもレンズには互換性が

あるという点ではとても便利なのだ。後枠はスリットの入った

曇りガラズがあり、ここでピントを合わせるのである。

黒いかぶり布=ださいというイメージがある。ワンタッチで黒い枠が

出てくるものもあるが、日中などはうあはり見難いので、黒い布を

かぶり、ピントを8倍のルーペを押し当ててチェックするのが基本

また、アオリなどの確認も個々でするのだが、この時はレンズの

シャッターを開いた状態で行い、最終的には絞りを絞った実際の

撮影の時に使う絞りでチェックする。このピントグラスには四隅に

切れ込みがあるのだが、これは、それぞれの切れ込みから覗いて

見てアオリなどでケラレがないかを調べるたものものだ。

イメージサークルが大きいレンズでもアオリによっては、ケラレる

こともあり、このケラレがあると、画面が黒くなるので要注意なのだ。

さらに、角型レンズフードを使う場合などもフードによるケラレが

生じる事もあるので、必ず撮影の前に必要な作業となる。

ちなみに、アオリは無理に使うものではない。ただ、仮に食べ物の

撮影などをするときに、器が歪むのを防いだり、菜の花と富士山の

両方にピントを合わせる事、或いは逆アオリといって、モデルなどの

目だけが目立つように他の部分をぼかしてみたり、細面(ほそおもて)に

することや、微妙に顔の長さを変えることもできる(小顔ってやつ)

ライズ、フォール、チルト、シフト等を使いこなすともっといろいろな

ことができるのが、シノゴの醍醐味である。

ところで、ピントグラスでアオリやピントが決まったら、必ずレンズの

シャッター部分を閉じて、シャッターを切ってみる。これは、毎回

必要な作業である。そして、これも毎回前と後枠に緩みがないかを

全ての稼働部分を確認する。一箇所でも緩みがあったら、再作業

となる。なので慣れてくると必要な部分しか動かさないこととなるが

それでもやはり全部チェックするのである。


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