それは北杜夫氏(故人)平成も28年経っている訳で、昭和の流行作家だった
北杜夫の事を知らない人が増えている。これも時代の流れで、私の世代50代最前半が
漱石や啄木を昔の作家だと認識する感覚と等しいように思う。
北杜夫が 流行らせた言葉には「マンボウ」「躁うつ病」「苦虫を◎◎匹噛み潰した」
などがある。そのエッセイの笑いは上質なものである
父が茂吉だから、相当なプレッシャーがあったはずで、昭和の大歌人に比べれば
誰だって文才がないと書きたくなると思う。
芥川賞作家でもあった北杜夫氏は私が尊敬する人の一人である