東京裁判で「デスバイハンギング」つまり絞首刑を宣告されて「今日処刑が執行された」日である。
東条英機はA級戦犯として戦争の責任をとった訳だが、東京裁判を紐解くと戦勝国による戦勝国のための
かなり偏向した裁判だったことがわかる。視点を変えてみるとそれがよく分かるのだ。
東条はすべての責任は自身にあるという姿勢を貫いたのだがそれは天皇(裕仁)を守るためだったという説がある
戦時中は現人神(生きている神)だった天皇を何としても裁判にかけることだけは避けようとしたということになる。
考えようによっては、天皇制が現在も続いている訳だが、日本を実質的に支配したマッカーサー率いるGHQは
天皇の責任を限定的なものに留めると共に、神格化されていた天皇をぶxちゃけただのひとだという宣言を
行ったにとどめた。マッカーサーと裕仁のツーショット写真は、親と子共位の背の違いがありアメリカのプロパガンダに
使われたのである。靖国問題はA級戦犯が祀られているということだけなのだが、誤解を招くかもしれないが
戦争責任を自分の非とした他6人の人間がいたから、日本は占領下から脱出できたともいえる。
また象徴天皇としての天皇制を維持できたのもこれらの人間がいたからかもしれない。
アメリカは、結局戦勝国として日本を占領していたことに触れないが、かくしてひとつの区切りが打たれたのである