公衆浴場の入り方を知らない若者が多いそうだ。
今日の新聞に解説がでていて唖然としたが、そもそも銭湯に入る機会も少ないし、旅番組などでは
かけ湯ををするシーンはカットされる。だから、公衆浴場でもそのまま風呂に入るものだと思い込んでいるようだ。
それにしても、人間は学習する動物であることを忘れたかのような記事だと思うのだが?
私は京都で下宿をしていたので、銭湯は不可欠なものだった。もちろん、かけ湯をしてある程度汚れ?を落と
してから湯船にはいった。これは私的には常識であったし、そのままどぼんと入る人は誰かが注意したものだ
ちなみに、下宿のそばの銭湯は入れ墨者が多くてリラックスできないのでバイクを飛ばして別の銭湯に
入りに行った。今はどうなっているのかは判らないが、16時ごろに銭湯があくので、じいちゃん達に混じって
一番湯に浸かるのが週間になった。私が通った銭湯には電気風呂=風呂の中に電極があって入ると
びりびりするものや、薬草の湯、丸い形をしたジェットバスなどがあって、体重が軽かったせいもあり、ジェットバスに
入るとその水流に購うことができずにまさに洗濯物のように湯船の中を回転していた。
大学には必要最低限しかいかなかったのだが、夕方のこの時間を逃すと後は友人達が押しかけてきて
夕食を食べに行って、後はお酒を飲みながら深夜2時3時までいろいろな話をしていて、みなが酔ったところで
深夜というか明け方というか、ラーメン屋に行ってその日をしめていた。
以前に北杜夫の『どくとるマンボウ青春期」に多大な影響を受けたと書いたが、北氏のそれは旧制高校の時で
つまり今の大学時代に相当するのだが、まさしく同じような生活ができたので楽しい思い出ばかりだった。
もし、自叙伝を書く日が来たらならば、この頃の生活を思いっきり書くだろう。