当時は 夕食一食主義だったので、食事を終えると 深夜までプリント作業を
するか おんぼろスタジオに戻って物撮りをするかのどちらかで、
殆どの時間は 寝るための部屋で３時間くらい寝るかどうかだけだった。
だから 昼間家にいて わんこを散歩に連れ出すと えっこんなところあったんだ
なんていう状態。つまり 家の近所の事はほとんどわからなかった。
もちろん療養中ではあるものの 何とも言えない罪悪感のようなものを
感じていた。改めて家の中を探検してみたりと あとは わんにゃんは
なぜか２階が好きなので ごはんができると 階段の降り口に集まりゴーというと
どたどたばたばたと２匹と にゃんこと 私が階段をおりるのだった。
美優という猫は 体重が4ｋｇしかないので 我が家の動物の中では
ランク付けを１位にしてあった。ただ この階段を降りるときは 時たま
わんこに巻き込まれて２～３段落っこちるのだった。
でもそこは猫で 一番下についたときは 何事もなかったかのようにふるまう
それが おかしくてならなかった
