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正論ちゃう?正論webBlogトップページです。  嶌田法海華(Simada.Norika)

常識とは何?何気なく使う言葉の危うさ。噛みつき亀風味でもの申す。脱線ご容赦。あくまでもお馬鹿な私の私論です。最近ボケ気味

入院回数が長いと

2016年07月03日 17時11分15秒 | 言っても良いのだ

物心がついたころ ふと思った。このベッドで最期を迎えた人が何人いるのかな

入院する診療科によって それはまちまちだろうし、でも皆無ということは

ないと思う。いろんな事柄があるが、大部屋で隣の人と仲良くなって

食事が終わると 「行く?」食後の一服。いろいろなことを話した。

同じ年齢だが、すごい田舎から上京してきて苦労をしてきたのだが、そして

幼子がいた。しかし、膵臓癌の宣告を受けた。大部屋なのに、奥さんが

泣いていた。せめて会話をしやすくしてあげたいと思ったが私とて なんで

こんなに苦労してきて 明るい奴が・・・と思った。慰められないもどかしさ

その日も「行く?」煙草を吸いながら「参っちゃったよ。死ぬと決まった

わけではないのにかみさんがさー」明るく振舞っていたが、だからそれ以上は

触れなかったけど「やっぱりさー、奥さんだからそれは心配だから、ごめんね

ゆっくり話せなかったでしょ。」「いやいや いてくれて助かったよ。

悲観的に捉えるからさー。でもいい友達ができたから。」そう、彼とは

点滴途中でトイレに行きたくなるものがあって台を引くずるより片手で

もって歩いていたり 点滴の早落とし勝負をしたり「あの二人組ったら」と

怒られたものだ。彼のほうが先に退院して「まだいるの?」賀状を一回だし

たが、2回目はなかった。奥様から手紙をいただいた。

一番ひどいと思ったのは 保険かなんかの関係で「この薬が使えなくなった」

はす向かいの患者さん。1週間したらそれまで話をするのが好きだったのに

黄疸になり個室に・・・。そんな馬鹿な話ってある?と奥様に言いたかったが

こらえて我慢したがぎりぎりのところでかろうじてバランスが取れていたのに

と思った。向かいに入ってきたオジサンは、笑わせるのが好きだった。

胆石がゴロゴロしているのに 手術はしないという。「こわいんでしょ」と

からかったけど 虫歯はペンチで抜いたとか豪快な患者で手術から薬で

散らすようにして強引に退院して言った。「やっぱりまだいた」私が

最後まで残っていたが、なんだか皆来てはからかっていくという結束した

病室だった。エロビデオを持ってくるほかの病室の人がいたり、まさに

滑稽と悲惨 だった。神様なんていないと改めて思った体験談


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