正論ちゃう?正論webBlogトップページです。  嶌田法海華(Simada.Norika)

常識とは何?何気なく使う言葉の危うさ。噛みつき亀風味でもの申す。脱線ご容赦。あくまでもお馬鹿な私の私論です。最近ボケ気味

復讐するは我にあり( 佐木隆三)

2012年05月14日 20時31分45秒 | 読書百遍 3000冊の蔵書の中から
この本で直木賞を取ったとは知らなかったが、実際の事件ー確か犯人は死刑ーをモデルにしたものである。この時代連続して人を殺すということが、今で言う想定外の事件であった。
原作本よりも緒方拳主演の同名映画が今でも印象に残っている。生と死、殺す側にはなにかしらの理由があることが多かった時代に、理由も理屈もなく人を殺していった西本?死刑囚の余りにもあっけらかんと人を殺すためらいのなさ、しかしそこに繰り広げられる人間の泥臭さを緒方が実にリアルに演じているのであった。佐木さんの事実を徹底的に調べ上げた上での著述の原点であると思う。
ただ、実際の犯人の顔写真を見ると、様々なインテリになりすましたとは到底思えないけれど。
つい先日のテレビで、75歳にして40年連れ添った妻と離婚したそうな。
佐木曰く「離婚の話で妻が私はあなたより長く生きるので」と慰謝料?の上積みを要求されて承諾したら、ありがとうとにっこり笑ったとか・・・。復讐されるは我にありとは言い得て妙である。コル・ウィルソンの殺人者達?だったか、同じマイナーな作家の本にたどり着いた過去の話は自分も同じだったので、親近感が増した??
しかし、今の作家はやはりPCを使うんだなぁ~と味気なく思う。
悪筆で有名な○○さん等昔は専属の翻訳者?がいたとどこかで聞いたような。
ちなみに知り合いの直木賞作家のこともおいおい書こうかな!!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。