一人シニアの漫遊記

国内外のトレッキング紀行と家庭菜園、ダンス等徒然なるままに

山紀行(英国最高峰三座登頂 2019年6月14日~24日)

2019-07-07 09:51:10 | 山紀行(海外:ヨーロッパ)

 6月14日~24日にかけて英国のイングランド、ウェールズ及びスコットランドの最高峰3座に登ってきました。 標高は1000メートル前後でなんてことない山と想像していましたが、緯度が北海道より高く樺太位いで6月でも白夜でした。 気温も街中で15~20度程度で頂上付近では氷点下になっていました。 そのうえ、英国の天候は雨のち曇りのち晴れのち雨なんて、1日で目まぐるしく変わることから服装の選定が非常に難しい山でした。
1. 6月15日:ウェールズ最高峰スノードン(1085m 徒歩時間、3時間)
アブト式登山電車で山頂へ向かいます。 折からの強風で登山電車が運休するのではと心配しましたが、何とか始発に乗ることができました。 山頂駅から5分程、岩山を登ると山頂です。
 
多くのトレッカーが麓から登っていました。 トレールはしっかりしています。 天候も少し安定して電車も頻繁に往復していました。
 
見事な岩山です。 逆三角の岩場はロッククライミングの名所でエベレスト初登頂したヒラリーがここでトレーニングしたそうです。

ここは昔、氷河があったとのことで典型的なカール地形です。 英国はどこへ行っても原生林は破壊され羊が放牧されていて、この羊は花々をほとんど食べ尽くしており、自然は全くない状態でした。
 
2.6月16日:ハワース・ヒースの丘(嵐が丘の舞台)
英国の牧場は石積で境界がされています。 私有地ですが、トレッカーが自由に歩けるフットパスが設定されています。

嵐が丘の舞台となったハワース・ヒースの丘です。

3. 6月17日:イングランド最高峰スコーフェル・パイク(978m 徒歩時間 約8時間)
登山口から谷合(グレイン谷)を詰め尾根に出た途端、強風。予報では30~40メートルとのことですが、20メートル以上はあります。 稜線から頂上直下は直径2、3メートルのゴロ石を強風の中を伝え歩くことから写真はとても撮れる状況ではありません。

なんとか頂上にたどり着きました。 寒さと強風でそこそこに頂上を後にして下山しました。

4.6月20日:スコットランド最高峰ベン・ネヴィス(1344m 徒歩時間 約8時間)
この日は朝から雨。 風も強く、頂上付近では氷点下になっているとのこと。 5月には頂上付近の雪も解けていたのが、最近の降雪で雪も積もっているとのこと。 辛い登山になりそうです。 先ずは、登山口のネヴィ川の橋を渡り、奥の頂上台地に向け手前の山をトラバースしていきます。

 
この後は、冷たい雨風で手袋もびしょぬれ。 寒さに耐えてひたすら頂上を目指しました。 途中、現地ガイドが持参したツェルトに入りサンドイッチをほおばりましたが、これがいけない。 狭いツェルトに5人も入ったのと強風で背中にピッタリ張り付き、急激に寒さがきました。 なんとか、頂上にたどりつき写真を1枚撮って早々に下山しました。 

翌日、エディンバラへ向かうバスの車中から見るベン・ネヴィスです。 頂上が雲の中ですが裾野が広い大きな山容でした。

5.6月21日:ネス湖
アーカート城の廃墟からのネス湖です。 アーカート城はイングランドとスコットランドの戦いでイングランドにより破壊されたそうです。 当時の破壊のまま、保存されているようです。




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