愛なる日常

大阪府枚方市に住んでいます。
地球でのお仕事は、茶道教授&ピアノ講師。
目に見えない世界のお話が好きです。天秤座。

中道ということ

2020年05月06日 | 愛のメッセージ

長引くコロちゃん休暇を
皆様どのように過ごされていますか

私は
気になっていた部屋の片付けや庭の草取りをしたり

近々行うコンサートのためにピアノの練習をしたり

時々は普段通りに外出もし

それから
これまでに読んだ本の中から
何となく目に止まった1冊を取り出して読み返したり・・・


主にそのように休日の日々を楽しんで過ごしておりますkirakira2




さて先日
本棚から何気なく取り出して読んだ本から
素晴らしい(と私が感じた)
メッセージをお伝えしたいと思います



「根本仏教 阿含経典講義」
著:増谷文夫 筑摩書房


「根本仏教」とは
著者の言葉を借りれば

「阿含部の経典によって知ることをうる釈尊直説の仏教」

ということだそうです


今回この本を久しぶりに開いて
目次の中でまず目に飛びこんできたのは

「正覚者の孤独」

という言葉でした


真っ先にそのページを開き
釈尊の人間性に触れることができた時
とても心が救われた気持ちになりました



そして

あらためて一頁目から丁寧に読み通してみて
心にズシンと響いたのは

「中道」という言葉でした

釈迦が説いた

「二つの極端に親しみ近づいてはならない」

という教えです

増谷先生は本書の中で
釈尊の「中道」の原理をわかりやすく解説され
最後にパスカルの「パンセ」にある次の一節を
ここで引用されています

「中間から逸脱することは
人間性から逸脱することである。

人間の偉大さは
いかにして中間に身を持するかを知る点にある。

偉大さは
中間から逸脱することにあるどころか
むしろそこから逸脱しないことにある。」

そしてこの項の最後に自身の言葉で

「そうだ、中道の真の根拠は人間性なのである。
人間がその人間性から逸脱したとき
それがなんで偉大であろうか。」


と結んでおられます


「中道」や「中庸」といった教えは
これまでに何度も耳にしたことがありますし
誰でも知っている言葉かもしれません


しかし
2020年
混沌の中にいるように見える
地球上の私達にとって
今こそ学ぶべき
大切なメッセージなのではないでしょうか




さらにもう一つ
私の心に暖かな火を灯してくれた言葉がありますので
それをここに書かせていただきます


「善き友情をもち
善き仲間をもち
善き交遊を有するということは

これは聖なる修行の”なかば”ではなくして
その”すべて”なのである。」




※この記事に共感して下さった方は
よろしければ

5月1日 お東さんからお稲荷さんへ

5月4日 稲荷山 

の記事も合わせてお読み下さいませ_(._.)_



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