今年のお正月
地元の神社に初詣に歩いて出かけた時から
妙に烏の存在が気になっていました
行く先々で
烏が頭の真上を飛んだり
目の前を横切ったり・・・
時には
車の運転中にも
烏がまるで私を待ち構えているかのように
フロントガラスの前を飛んで
近くの電信柱に止まるのです
その頻度があまりに多いので
今年は夏休みあたりに
八咫烏で知られる熊野大社に
何年かぶりに行ってみようと考えていました
それとは別に
ゴールデンウィークには
名古屋の実家に帰るついでに
滋賀県の温泉に行く予定にしていたのですが・・・
海外に住んでいる息子夫婦が
5月末に帰国すると連絡があったために
滋賀の温泉はその時に息子達と行くことにして
ゴールデンウィークの4月30日から5月1日には
急きょ予定を変更し
気になっていた熊野に行くことにしました
それが
はからずも
平成から令和に変わるという
特別な日の熊野詣でと
相成りました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/94/f1f9ace7b3ca3ed122de193874b33b54.jpg)
八咫烏の導きで・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/1b/eecb1f273916d85f531c388965c18963.jpg)
まずは
熊野那智大社に到着
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/c3/5afaecd92e70827191756ea0c2023a61.jpg)
大きなおみくじ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/93/5b57ae80fc0333bc40d11eba9672b3e1.jpg)
那智山の信仰の始まりは
神倭磐余彦命(=神武天皇)が
那智の瀧を神として祀られたことに
始まるとありました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/76/9229d1ddef447208518f120966fa5ce8.jpg)
それが
この那智の瀧です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/dc/ef87062ef145cb806bf6dd0e8c1ed20d.jpg)
こちらは
熊野速玉大社
熊野権現御垂迹縁起などの諸書によると
熊野三所大神は
「神倉山」に
最初に降り立ったのだそうです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/2c/b9115e81aa6ebec92d3bed74d10e810f.jpg)
こちらが
神倉山のご神体の巨岩
「ゴトビキイワ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/8e/c43be39d2e4fcdcbbd97f84819875ae3.jpg)
泊まった温泉宿の売店で
こんなお菓子が売っていました
熊野の聖地で
令和元年の朝を迎えたのも
何かのお導きのように思えてなりません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/1b/8e34a353a6e003f6ba9cfd1e949398a5.jpg)
そして迎えた
令和元年5月1日の朝
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/5b/875464b88c871e1a2960a60eb68f9613.jpg)
熊野本宮大社に到着
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/94/14f41fa534e54f69c9988f6bb241d9c2.jpg)
御祈祷の申し込みをして
待合室で待っていましたら
今日は結婚式があるので
御祈祷はいつもの拝殿ではなく
本殿でいたしますがよろしいでしょうか?
と聞かれて
よろしいも何も
本殿に入れていだだけるなんて・・・と
内心感激でした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/ad/1a99dbdd0fa3aa04d698c978652d8545.jpg)
大鳥居の向こうが「大斎原」(おおゆのはら)です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/88/35eb6843bf97d37893494fdd0befb84b.jpg)
熊野本宮大社は
古くは熊野川・音無川・岩田川の合流点にある
この「大斎原」と呼ばれる中洲にあったのだそうです
しかし
明治22年に水害によって
大きな被害を受けたため
現在の場所に遷座したのだそうで
江戸時代までは
川をわたってこちらの場所へと
お参りする人々が列をなしていたようです
境内は写真をとることは
できませんでしたが
聖地として
今もなお大切に守られていました
さて
八咫烏は日本神話において
神武天皇を
大和の橿原まで案内したとされています
今回の熊野詣では
令和元年の御大典に因んで
神武東征の足跡をたどるべく
浪速から熊野そして
吉野を経て大和へ入るという行程にしました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/4f/3c05e88af46ebb23a6d3faffd56b505b.jpg)
こちらは
熊野から橿原へ向かう途中
吉野の山里で
偶然立ち寄った
「賀名生(あのう)皇居跡」
600年以上前の南北朝時代に
南朝の行宮(あんぐう)となったという
堀家の屋敷は
ひっそりとした場所に
静かにたたずんでいました
今年の3月より
この家の中で
カフェをオープンしたそうですが
内装も特に手を加えた様子もなく
古い歴史を感じさせる趣があり
品の良い老婦人が
コーヒーとケーキを運んで下さいました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/72/fb5e4f13b7f06c022be47428faffd02c.jpg)
この旅の最後は
神武天皇の即位された
橿原宮で締めくくり
一路枚方に帰って参りました
熊野は
「生きる力をもう一度いただく甦りの地」であり
「新たな出発の地」であると
いただいたパンフレットに書かれていました
烏に導かれて
ゆくりなくも
令和元年の1日に
熊野詣でをさせていただいたことに
あらためて感謝いたします
そして
今回の熊野詣でにより
授かったパワーを信じて
令和時代を
精魂込めて一途に頑張って
生きて参りたいと思います