「雲悠々 水潺々」
「くもゆうゆう みずせんせん」と読みます
この記事を読んでいるあなたは
「雲のようにゆったりと
水のようにサラサラと」
生きたいと思っているけれど
その一方では
「でも なかなかそんな風には生きられないよね・・・」
とも思っていらっしゃるのでないでしょうか?
私も そんなあなたと全く同じです
「悟った」わけでもないし
日々 色々なことに心を揺り動かされながら
なんとか生きています
そんな中で
本やインターネットなどから受け取る様々なメッセージや
自分自身の心に湧いてくる思いを整理したものを
ご縁のある方と共有して
周りの方も自分も共に心安らかに生きることを
私自身のこの上ない喜びとしています
さて
雲のように 水のように
こだわりなく 自由に生きる
そのヒントは
自分の中にあります
自分の中に
「ネガティブな感情」
が起こった時がチャンスです
「ムカツ」
「イラッ」
「シュン・・・」
「ドヨ~ン」
こんな気分になった時がチャンスなんです
立ち止まって
まわりの出来事や相手のことを
あれこれ考えるのを一旦やめて
自分の心の中をのぞいてみましょう
ちょっと見たくないものも
あるかもしれませんが・・・
「このネガティブな感情が沸き起こるということは
自分が何かにこだわっているサインだ
私が何かにこだわっていなければ
この感情は感じないはず
私はいったい何に執着しているのだろう?」
自分がこだわっているものを
発見してください
それを
無理に捨てる必要はありません
それは
ある意味
あなたの”個性”ですから
ただ
「ああ 私は これに執着していたんだな・・・」
と気づくだけでいいんです
「自分は こういうことにこだわる人なんだ」
と 素直に認めてあげてください
そういう
自分を責めないで【ここ重要】
ただただ 認めてあげてください
それだけです
こんな心の使い方をしている時
あなたの心は
まわりに起こった出来事や相手を責めたり
自分自身を責めるという
ネガティブな作業から解放されているはずです
つまり
マイナスの波動が止まります
マイナスの波動は
マイナスの出来事をひきよせて
知らないうちに
どんどんマイナスのスパイラルに巻き込まれてしまいます
でも
マイナスの波動を出すことをやめ
ただ「自分自身を知る」
ということで心が穏やかになったとき
まわりの状況はたとえ何も変わっていなくても
あなた自身から
少しずつプラスの波動が出始めます
プラスの波動は
プラスの出来事を引き寄せます
こうなると
時には不思議なくらいに
プラスの波が向こうからおしよせてきます
とはいえ
マイナスの波が
完全に無くなるわけではありません
しかし
その都度 自分の中に湧いてくる感情をヒントに
自分の出す波動を修正していれば
いつの間にかあなたは
向こうからどんな人や出来事の波がやってこようと
「雲悠々 水潺々」
こだわりなく 自由に
波乗りを
楽しんでいることに気づくでしょう!
さて さらに踏み込んで・・・
この禅語は
悠々として動かぬ雲と
一瞬も休まず流れる水
ということから
「静と動の大調和」
を表しているとも言われます
この言葉で
私がいつも思い出すのが
「回り続ける独楽」
のイメージです
独楽は止まったら倒れます
立っているためには
ずっと回り続けなければなりません
適度な速さでバランスよく回っている独楽は
一見 何もせず ぼーっと立っているだけのように見えます
でも実際には
空気や床との抵抗を最小限にしながら
静と動の絶妙なバランスを保って
一瞬も止まることなく動き続け
同時に
静止しているのです
マイナスの波動を極力減らし
プラスの回転を始めることができたなら
回りながら静かに立っている
独楽をお手本に
一瞬一瞬努力していったらいいのです
時々
ふらついたり
倒れそうになることがあっても
その都度
自分の心を点検・修正しながら
与えられた命がある限り
静かに回り続けたらいいのだと
私は思っています
私は
そんな生き方をしている人たちを
心より尊敬します
そして
そういう人たちと一緒に
人生の旅を楽しみたいと思います