あひるやま家の「きょうはここ」

あひるやま家の誰かがその日に行ったところについてなどをなんとな~く…

気になりました

2009-03-08 23:59:59 | 競輪・オートレース
今日は笠松競馬場(平成20年度第21回笠松競馬[初日])に行ってきました。

今日の最終10R[早春特別]の発走が15時25分。
そのあと佐賀9R[五ヶ瀬川特別]10R[菜の花賞]が残っていましたが、本場のレースはなし。

そうなると気になるのが岸和田だんじりダービーでした。
普段から足繁く通っている岸和田競輪場でのダービー開催。
その決勝に行けなかったのはなんとも不思議な感じでした。

しかし、インターネットライブ(岸和田BBスタジオ)とワンセグ(岐阜放送)での観戦は可能でしたし、
笠松本場のレースが終了した後に岸和田11R[S級決勝]の発走だったので、
中継(BBスタジオの方)で観戦しました。

優勝したのは武田豊樹選手。初のGⅠ制覇です。

武田選手は、
側から見ると、勝ち方や内容に拘りすぎて結果を追い求めていないようなレースが多く見られました(特にGⅠ)。
「こりゃ、GⅠは当分勝てんなぁ」
と思っていました。

ところが昨春辺りから「結果を求める」レースが増えてきた印象があり、
昨年の高松宮記念杯競輪では「この感じなら優勝もありかな?」と思ったのですが、
GⅠの決勝なのに「普通に」結果を求めたレース運びになった感じで4着。

しかし、11月のふるさとダービー広島でGⅡ初制覇。

そして、今日の決勝。

先行する中近ラインの後位を獲った武田選手でしたが、絶妙な逃げをみせる村上義弘選手を見ていた私は
「こりゃ、中近で決まったかな」と思った最終4角手前。
武田選手がこれ以上ないタイミングでスパート。
これでは、村上選手マークの加藤慎平選手もブロックに行き辛く、加藤選手も合わせるのが精一杯。
それでも、強烈な追いこみ脚をみせた加藤選手とゴール前はマッチレースになり、
武田選手と加藤選手が並んでゴールイン。

長い写真判定の結果、武田選手に軍配。
スピードスケートから転身し「逸材」と注目された武田選手が、漸くGⅠ制覇を決めたのでした。

これ以上ないタイミングで仕掛けたレースは、
武田選手が「勝つ」ことに拘り、「結果」を求めたことが、レースに現れたんだと思いました。
素晴らしいGⅠ制覇だと思いました。

加藤選手もあのタイミングでは合わせるしかなく、それでも微差の2着。
西王座優勝とダービー決勝2着で完全復活と断言できます。
今後に期待です。

そして、村上義弘選手。
「男気」「根性」「魂」という、気持ちの部分が全面に出る選手だけに、ここだけに注目が集まってしまいますが、
この選手の持ち味は、
「全面に出る気持ち」と、その前の「冷静な分析と判断」が持ち味だと思っていますし、私はそれを言い続けています。
今節はその後者の方が目立った節だったと思います。
特に決勝は、他のラインに仕掛けるタイミングを逸しさせ、
そして村上選手自身が「これならと」思ったであろうタイミングでの踏み出し。
文句なしのレースだったと思います。

準決勝1着の勝利選手インタビューで感極まって涙を流したらしいですが、
こういった「気持ち」が表に出るところに支持が集まるんだと思います。

村上義弘選手の走りには、何度も感動しました。
最近では昨年の高松宮記念杯初日が良い例ですし、
負けましたがKEIRINグランプリ03は私が観た競輪の中で最高のレースです。
どうやら「ニュー村上義弘」の本格始動(つまりマーカー村上義弘)は、まだまだ先のようですが、
今年は久々のグランプリ出場も有り得るくらいの雰囲気(今年は今のところ賞金枠が1つ少ないのでGⅠ優勝が絶対的な条件になっていますが…)。
楽しみです。

海老根恵太選手は何もさせてもらえず。3着という結果は出来の良さからでしょう。

いずれにしても、一見単調なレースになりましたが、素晴らしい決勝ではなかったかと思います。

って、私。
一昨日「競馬モード」になったはずやのに、
決勝の時間は、完全に競輪モードやったわ