日本が世界で一番安全で暮らしやすいのは制度が立派だからではなく、一人ひとりの人間がこの秩序をつくり出しているからだそうです。
古くから伝わるものを大切にする心が道徳心や公の精神を形成し、それが安心して暮らせる秩序を保っているのです。
このようなことは短時間でつくることができないからこそ、他国には真似ができません。
現存している西洋の王室はすべて女系継承を容認しているので、それらとの比較をよく語られることがあるそうです。
ただし、忘れてはならない大前提は、これまでの西洋の女王の夫は例外なく外国人であったという事実です。
王室間で結婚するというのが慣例となっていました。
現イギリス王室のウインザー家はドイツのハノーヴァー家から来ており、そのハノーヴァー朝の始祖であるジョージ一世が、かろうじてイングランド王の血を受けていることから選ばれたという経緯があります。
これまでの西洋の王室は女系といっても各国の王室の中で血統の交換をしていますから、独特の世界観があったそうです。
ですから自国の一般国民から女王の夫を迎え入れるというのは、西洋の王室でもやっていないそうです。
現在はヨーロッパの王室もかなり縮小され、王室間の結婚も難しくなってきている現状があり、これから日本で論じられているような本当の意味での女系(非男系)継承になるそうです。
日本は法律でなんでも決められる国ではなく、世界最古の歴史・伝統に基づき成立している国であるから、できないものはできないのです。
これが崩れたなら日本は日本でなくなってしまうということを理解する必要があります。
初代神武天皇の即位により日本が始まり、以後、二千年にわたり父子一系で継承されてきた皇統は女系天皇を容認するという一日の思慮なき行為で簡単に破壊してしまうことができます。
そこを冷静になって考えてみる必要があると思います、と書いていました。
本に書いていましたが女性宮家、女系天皇論は現代人による目先のことだけしか見ていない浅知恵となります、と書いていました。
二千年も続いた皇室というのは世界史的に見ても奇跡だと書いていましたが、本当にそうだと思います。
日本の良いところの1つはそこなのではないでしょうか。
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