気が付けば早いモノで、私が広島を出てから約１年が経とうとしている
去年の今頃
私は京都にいた
本来なら２ヶ月の研修後に決定していたハワイ店への移動が白紙に戻り
目の前も真っ白になっていた時期だ
ビザまで申請したのに
飛行機のチケットも週明けには買う予定だったのに
大見栄きって出てきたのに、どんな顔して広島に戻ればいいんだ
「来月行くはずだったハワイ支店、撤退するんだって」
と伝えた時の家族や友達の顔が忘れられない
今では笑い話だけれど
全員がしばらく絶句して
「・・・あ～・・ホントに・・・？」の様に
私にかける言葉を探していたような気がする
その時の事は、ブログには書いていない
というか、つらすぎて書こうとする余裕などなかったと言うのが正直なところ
慣れないストッキングにパンプス
厳しい百貨店の中の勤務
毎日終電まで働いて
地下鉄の窓に映る自分の姿を見ていた
休みになると、小さなレオパレスのベランダに設置された洗濯機を回しながら
建物の間から見える小さい空を見上げていた
当時はあの空がハワイとつながっているとは思えなかった
私にとって京都の春は寒かった
先週の休み 久しぶりにビーチに行ってみた
少し泳いで、砂の上に寝ころんでいるうちに本気で寝てしまった
そんな時、まだこれは夢じゃないかと思う時がある
目が覚めたら私は京都で、
また地下鉄のホームで電車を待たなくてはいけないんじゃないか
昼休みに屋上から線路の向こうをながめて
「広島はこっち、ハワイはあっち」
などとさみしい独り言をつぶやいてるんじゃないか (なんて暗い人間なんだ）
でも起きあがると目の前は海で、地下鉄のホームじゃない
やっと１年経って、京都の事が懐かしく思えるようになってきた
かわいい舞妓さん達
風情のある町並み
巨大で無機質な駅
川沿いの飲屋街
励ましてくれた京都での先輩達
みんな元気だろうか
とてもとてもつらい時期ではあったけど
あの時がなければ今の会社は見つからなかったし
今のハワイの友人達とも出会えなかった
なんとか無事に過ごせた１年
みんなみんな周りの人たちのお陰だと思っている
とりあえず１年を振り返って色んな事に感謝したいと思う
後一年、切りました
遠くの人も、近くの人もこれからも宜しく・・・ということで
また明日からがんばります
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