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ファーストフードの回転率①

2006-02-21 22:46:39 | 世の中のこと
僕はファーストフードが大好きです。
1番の理由は、やっぱり便利であることです。

・1人でも入りやすい。
・値頃感がある。
・最近は色々な種類があるので、その時の気分で選べる。

これらを全てひっくるめて、便利だと思っています。
特に「値頃感」は重要です。
単に「安い」というだけではありません。
出したお金に対して満足できるか、ということです。
最近は種類も店舗数も多いですから、どこも競争です。
安いのは昔からですが、確実に質も上がってきてるように、僕は思うのです。

今、「質」と書きましたが、これには味、品揃え、サービスなど、色々なものが含まれます。
僕の見たところ、先駆者と後発とでは、どこに重点を置くかが異なるように感じます。

先駆者とは、ハンバーガーであればマクドナルド、牛丼であれば吉野家を想像してみてください。
これらは、1点集中とでも言いましょうか、メニューをあまりいじらないように見えます。
「吉野家の牛丼」というだけで、既に価値があるためです。
その代わり、絞ったメニューの中での価格競争では、圧倒的な力を持ちます。
メニューが少ないことで、1品あたりの効率が良いのでしょう。
また、巨大な仕入れ量を背景にした、仕入先との交渉力も相当なものなのでしょう。

これに対して後発組は、メニューが先駆者よりも多いように見えます。
メニューに限ったことではありません。
あの手この手を使わないと、ユーザーの目を引くことができないからです。
価格競争では絶対に勝てない、ということもあるでしょう。

とは言え、いわゆる「先駆者利益」というものは、いつかは限りなく小さくなってしまうものです。
同業者もノウハウを身に付けてくるためです。
また最近は、ハンバーガーや牛丼以外にも、ファーストフードが増えてきています。
牛丼以外の丼モノしかり、ラーメンしかり…。
いつまでも胡坐をかいては居られない、という状況になるのです。
マクドナルドも吉野家も、既にそういう状況かと思います。
業界の円熟期なのでしょう。
もちろん、消費者としては嬉しい限りです。

また、BSEのような突発事故もあります。
あのおかげで、吉野家でも牛丼以外の品を用意せざるを得なくなりました。
けれども、厨房のつくりが単品に特化されていたため、切り替えには相当な苦労があったようです。
この点においては、もともとメニューの多い後発組には有利だったはずです。
BSE自体が業界にとっては大打撃ですから、全面的に歓迎されることではないでしょうけどね。

…と、ここまで書いて、題名の「回転率」に全く触れていないことに気付きました。
あと2回くらいに分けて、続きを書きたいと思います。

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