続・花街入門 ~ 削除された質問(知恵袋)より ~
知恵袋・就職、転職「妹が舞妓さんになりたいと思っています」
質問した人: ID非公開 緊急度: なるべく早めに 回答件数:
投稿日時 : 2005/ 1/ 9 13:50:55
妹が舞妓さんになりたいと思っています。でもいままで甘やかされて
育ってきたので、絶対に無理です。
両親に話した時、もちろん大反対でした。でも絶対頑張る!途中でや
めない!と大泣きしながら訴えるので、そこまでいうなら修行させても
らう前にどんなに厳しいかということを知っておきなさいということに
なりました。
それで芸舞妓さんの世界がよくわかる本はありませんか?私もいくつ
か持っているんですが、その本岩崎峰子さんという方が書いた本なんで
すが、自分の自慢話ばかりで、どんなに厳しい世界かなんて全然書いて
ないのでまったく役に立ちません。
できれば自分の人生ですし、好きなように生きてもらいたいと思いま
す。いままで甘やかされて育ったぶん、厳しい世界で生きていくのも、
いい体験だと思いますので。
どうかよろしくお願いします。
◆
回答した人: aedlib2000
投稿日時 : 2005-01-09 14:47:12 回答番号 : 9948201
本人をふくめて家族のだれもが経験したことのない職業について議論
するのはヘンですね。江戸時代のように、娘を売りとばすのではないの
で、お父さんも一度お座敷で遊んでから、意見を云うべきです。
家族そろって、冬の京都一泊二日の旅に出かけましょう。
京都には「舞妓変身スタジオ」とか「舞妓体験店」という商売もあり、
母娘三人でキャッキャッ云いながら遊んでみましょう。
そのあとで気が変らなければ、お茶屋組合に立寄って相談しましょう。
舞妓になる資格や条件は、本人よりも、業界の指導者が決めるのです。
向いてない志望者には、やんわり上品に、あきらめさせるはずです。
ほんとうに美しい舞妓は、十年に一度しか出現しませんが、どんなに
ブスでワガママでも、愛すべき舞妓は存在します。
ただし、わたしの経験によれば、ほとんどの舞妓は“ばけもの”です。
http://knowledge.yahoo.co.jp/service/question_detail.php?queId=2446474
── 岩崎 峰子《芸妓峰子の花いくさ ~ ほんまの恋はいっぺんどす ~ 2001 講談社》
◆
1969年ごろ、楽器屋の若い店員たちを連れて、花街を歩いていたら、
二人連れの舞妓に出会った。
「お兄ちゃん、こんどいつ来てくれはるの?」「まぁ、そのうちな」
こういう会話をしているのに、みんな遠巻きにして驚いたという。
与太郎が、見知らぬ舞妓たちをからかっていると思ったら、ほんとに
知りあいだったので、もっと驚いたのだそうだ。
こういうときの晴れがましい気分は、男たるもの極上である。
だらりの帯をしめた妓が、他の者にみえないよう、たもとの内側から
こっそり手をにぎりしめてくるなど、なかなかどうして乙なものだ。
京都に住んでいても、舞妓に知りあいがいるのは、よほどのうつけ者
にちがいない。
(おわり)
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