今日のアクセス・カウンターに、珍しい名を発見する。
2005-05-06 16:40:06 / 16:39:28 YahooBB220033228078.bbtec.net http://search.yahoo.co.jp/bin/query?p=内村公義&fr=top
たぶん(最近)副学長になった彼のことを誰かが検索したのであろう。
(彼の家族であったり、彼自身である可能性も高い)
その名を検索すると《与太郎文庫》その他に目が止まるはずだ。
これまでの情報では「京都生まれ・京都大学出身・キリスト教研究」
の他に、鬱病(神経生理学?)の翻訳書などあるため、万が一別人かと
ためらっていたが、このたび画像が掲載されていたのである。
たぶん彼自身も《与太郎文庫》に、中学時代の自分の名を発見して、
「なんだ、アイツがこんなこと書いてやがる」と思ったにちがいない。
「古文書なんか、公開するなよ」と、文句を言ってくるかもしれない。
彼に関する記憶を、いますぐまとめるわけにはいかないが、ひとこと
あげておく。彼は、与太郎の人生における“秀才三傑”の最年長である。
以後、内村 公義・竹内 康・中西 宏とつづく。
「この古典が邦訳されたのが、1970年代というのが驚き/誤=岩浪」
── J・S・ミル/塩尻 公明&木村 健康・訳《自由論 1971 岩波文庫》
与太郎は、1955年ごろ金谷先生に借りた上製本《自伝・他》を初見。
2000秋ごろ古本《自伝》初版を発見して《虚々日々》に引用。
彼の父は清貧の牧師で、ミル父子の英才教育に通じるものがある。
Mill,John Stuart 経済哲学 18060520 England 18730507-0508 66 /Jamesの長男/1851ca Taylor,Harrietと結婚~《自由論,1859》《自伝》 Mill,James 哲学/経済学 17730406 Scotland 18360623 63 /John Stuartの父~《経済学綱要,1821》《St.James's Chronicle,1805》>> 長崎ウエスレヤン大学 大学時代の先生との出会いは、一生の思い出に残る大切なこと。 それだけに、どんな先生が教壇に立っているのか、興味を持つのも当 然のことです。 ここではウエスレヤンで実際に皆さんの指導にあたる個性あふれる教 員のプロフィールと、皆さんへの一言メッセージを紹介します。 副学長・教授 内村 公義(うちむら・きみよし) ●専門分野/主な研究テーマ:臨床心理学、コミュニティ心理学、スク ールカウンセリング、キリスト教人間学、死生論 ●出身地:京都府 ●特技・趣味:妻とワインを飲むこと。煮込み料理、特にタンシチュー の腕は誰にも負けません。自動車関係法規実務翻訳のプロ。 想像の翼を広げ、自己省察の眼を澄まして、広い外界と深い内界の探 求をはじめませんか。世界も自分も謎に満ちています。 「わたしとは何か」―この最大の謎を解くために、〈こころ〉という未 知の森に分け入る旅に共に出かけませんか。 ── 《長崎ウエスレヤン大学》 http://www.nwjc.ac.jp/edu/faculty/international/teacher/ <<
>> 内村 公義 うちむら・きみよし uchimura@nwjc.ac.jp 長崎ウエスレヤン大学がめざす福祉コミュニティは、「社会の構成員 が自分の生活の場でそれぞれの個性を生かして自己実現を図ることがで き、しかも孤立するのではなく 互いに支え合って生きることができ、さらにそれぞれが責任ある主体 として社会参加ができる地域共生社会」と定義することができます。 私が担当している「キリスト教人間学」や「地球市民論」は、この福 祉コミュニティを形成する主体としての人間のあり方を探求しようとす るものです。その人間像を本学では次のように規定しています。 ・ 良心に従って生き、自己の責任において行動する人間 ・ 自己を絶対化せず、異質な他者と共に生きる人間 ・ 正義と平和を目指して未来を創造する人間 これは、聖書が伝えるイエスの生きざまにならいたいと思うときに、 私たちが思い描く人間のあるべき姿を、キリスト教的用語を使わずに表 現したものです。 もちろん現実の私たちの姿はこんなに立派なものではありません。そ れどころか、これと正反対の生き方をしています。人間はひとりのこら ず自己中心的なエゴイズムであるというのが、キリスト教の根本的人間 観です。しかし、そのような人間が新しく生まれ変わることができると いう奇跡を信じたのが、イエスという人でした。彼はこの確信をもって、 自分の弱さや醜さに絶望している人々に変革の希望を与えたのでした。 私たちは、このイエスに励まされて、人間と社会の根本に横たわる深 い闇を直視しながら、それでもなお「グローバルにしてかつローカルな 共生社会の形成」という、ほとんど不可能とも思える目標を敢えて掲げ たいと思います 分野・フィールド:キリスト教学 おすすめの本 映画 ● 入学までに読んでいて欲しい本を挙げて下さい。(3冊程度) ①「影との戦い-ゲド戦記Ⅰ 」ル・グヴィン、岩波書店、1976年 コメント:子供向きの冒険活劇の形をとっているが、自分の影の部分と の 対決を通して自己を確立して行く若者の物語であり、「自己とは 何 かを問う人の必読書。 ②「 100万回生きたねこ」佐野洋子、講談社、1977年 コメント:ロングセラーの絵本。生と死との愛についてはしみじみと考 えさせられる。スクールカウンセラーで訪ねる小学校の読み聞かせ絵本 リクエスト。 ③「 ペスト 」カミュ、新潮文庫、 コメント:ペストと闘うという徒労に賭けた人々の物語。「ペスト」は この 小説ではナチズムの象徴。第2次大戦後のフランス文学の代表作。 ● 1~2年次で読んで欲しい本を挙げて下さい。(10冊程度) ①「 新約聖書 マルコによる福音書 」、日本聖書協会、 コメント:見棄てられ虐げられた「地の民」と共に生きるイエスの生涯 を描いた最初の書物。 ②「 ソクラテスの弁明 」プラトン、岩波文庫」 コメント:「知るとは自分の無知を知ることである」と説くソクラテス の姿を活写した古典中の古典。 ③「歎異抄 」、岩波文庫、 コメント:日本の精神史の最高峰、親鸞の思想の精髄を伝える書。 ④「V.E.フランクル 」夜と霧、みすず書房、新版2002 コメント:ナチスの強制収容所から九死に一生を得て帰還した精神科医 が描く人間の飛散と尊厳。 ⑤「 カラマーゾフの兄弟」ドストエフスキー、岩波文庫全4巻、 コメント:世界文学の中から一冊を選べと言われたら、迷わずこれを選 ぶ。 自由の栄光と悲劇を描く「大審問官」の章が特におすすめ。 ⑥「 チボー家の人々 」マルタン・デュ・ガール、白水社、1984年 コメント:全13巻という大長編小説。戦争と動乱の世紀を真摯に生きよ う とする若者の姿がずしんと胸にひびく。 ⑦「邪宗門 」高橋和己、新潮文庫、 コメント:日本の長編小説ならばこれ。民衆の中に生きる宗教の極限の 姿を描く。 ⑧「我と汝 」ブーバー、岩波文庫、 コメント:人間が関係存在であることへの洞察を詩のような文章でつづ った珠玉の書。 ⑨「 タゴール詩集」岩波文庫、 コメント:駆け落ちして長崎に来た時にもってきた2冊のうちの1冊が英 語版のタゴール詩集。ちなみにもう1冊は聖書。 ⑩「 イエスという男 」田川建三、三一書房、1980年 コメント:日本の聖書学の第一人者。最もラディカルな宗教批判者の手 になるイエス像。 ● 3~4年次で読んで欲しい専門書を挙げて下さい。(10冊程度) ①「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」 マックス・ヴェーバー、岩波文庫上、下」 コメント: 宗教社会学の古典。西欧社会を理解するための必読書。 ②「 古代ユダヤ教 」 マックス・ヴェーバー、岩波文庫上中下、 コメント:ヘブライズム(ユダヤ教、キリスト教)を社会学的に理解 する ために欠かせぬ書。これまた宗教社会学の古典。 ③「 自由論 」J・S・ミル、岩浪文庫、 コメント: この古典が邦訳されたのが、1970年代というのが驚き。 民主主義社会で個人の自由がいかにして圧殺されるかを鋭く 分析した書。序文だけでも読む価値あり。 ④「社会契約論」ルソー、岩浪文庫、 コメント:民主主義思想の源流の一つ。「親子関係も契約関係」という 冒頭の 議論は、日本人がおどろくところ。 ⑤「 死に至る病 」 キルケゴール、岩波文庫、 コメント:たいへん難しいが、自己とは何かを考える時には、汲めども 尽きぬ源泉になる思想書。 ⑥「 青年ルター 」エリクソン、みすず書房、2002年 コメント:アイデンティティの確立にむけて苦闘する若きルターの姿を 通して、青年期の意味を問う。 ⑦「 ひき裂かれた自己 」R.D.レイン、みすず書房、1971年 コメント: 私が精神医学を学ぶきっかけになった書。 ⑧「 原始キリスト教史の一断面 」田川建三、勁草書房、1968年 コメント: 「福音書」という文学形式がいかにして生まれたかを解明す る知的刺激に富む書物。読んで知的興奮を覚える。 ⑨「 使徒的人間―カール・バルト 」富岡幸一郎、講談社、1999年」 コメント:20世紀最大の神学者カール・バルトの思想を文芸評論家が解 明する。キリスト教思想の根幹を知るのに最適の書。 ⑩「全獄中書簡 」徐俊植、柏書房、1992年 コメント:韓国の民主化闘争の中で生まれた深い人権思想。非キリスト 者によるイエス理解・福音書理解に極致。 ── 《教員紹介》 http://www.nwjc.ac.jp/~yamashiro/forum/kyouinhp/03uchimura.htm <<
── G.ウィノカー/中根 允文&内村 公義・訳 《うつ病の事実 ~ ファクト・シリーズ 3 ~ 198801‥ 星和書店》 258p 四六判 \2,835(2,700円+税)ISBN 4-7911-0179-0 >> 19世紀の翻訳と20世紀の翻訳 前回、中村正直訳『自由之理』(1872年)について触れた。原著者の ジョン・スチュアート・ミルは19世紀のイギリスで活躍した著者であり、 中村とほぼ同時代の人物だ。経済学に興味のある人にとっては古典派経 済学の完成者だし、哲学の興味のある人にとってはイギリス経験主義を 代表する哲学者だし、政治に関心のある人にとっては『自由之理』の原 著、On Libertyの著者だ。つまり、この時代に相応しく、森羅万象を考 えようとした思想家であった。ミルの著作はいまでも古典として読みつ がれており、この On Libertyも、塩尻公明・木村健康訳『自由論』 (岩波文庫)を簡単に入手できる。 塩尻・木村訳は1971年に出版されているので、中村正直訳より99年後 に刊行されている。中村訳と塩尻・木村訳を比較すると、明治の初めか ら100年で翻訳がどう変わったかを知るうえで絶好の資料になる可能性 がある。 塩尻・木村訳が出版された経緯が、吉野源三郎による「あとがき」に くわしく書かれている。岩波文庫で『自由論』の新訳を計画したのは19 38年だったという。日中戦争の最中、第2次大戦がはじまる前の年であ る。この時期に自由について論じた本の翻訳出版を計画し、しかも当初 は河合栄治郎に翻訳を依頼したというのだから驚く(河合栄治郎は自由 主義者だと批判されて大学を追われ、起訴されている)。塩尻訳の出版 は1971年だが、翻訳の時期が戦争中だったので、戦後に文語体の文章を 口語体に改めるのに時間がかかったという。自由の大切さを説いたこの 本を戦争中に訳していたというのだ。 ── 山岡 洋一《翻訳についての断章》 http://homepage3.nifty.com/hon-yaku/tsushin/ron/bn/19-20seiki.html <<
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆秀才三傑(古いメモ)内村 公義 宗教哲学/大学教授 1939‥‥ 京都 竹内 康 NHK文化センター 1940‥‥ 京都 中西 宏 アパレル会社会長 1941‥‥ 京都 ──────────────────────────────── 中西 宏 竹内 康 内村 公義 生年月日 1941‥‥ 1940‥‥ 1939‥‥ 音楽 × ヴァイオリン × 美術 △ × × スポーツ × 山岳/ヨット △ラグビー部マネージャー 中学 新聞部長 地歴部長 生徒会副会長 高校 文芸部 文芸部 大学 同志社大学 京都大学 京都大学 専攻 経済学 哲学/仏文 哲学/宗教学 職業 アパレル経営 NHK 長崎ウエスレヤン大学副学長
三人とも書くが、描かない。歌わない。
中西は《文芸部誌・山脈》表紙を描いた。
竹内はバイオリンを弾く。内村は知らない。
理系三傑 小山 素麿、亀田 弘行、飯塚 忠彦
文系三傑 遠藤 瓔子、山本 邦彦、田村 忠彦
実業三傑 立石 義雄、田中 義雄、横井 軍平“グンペイ”
自由三傑 平井 文人、森口 邦彦、田畑 佑晃
内村 公義 長崎ウエスレヤン大学学部長|学術情報データベース
http://www.nwjc.ac.jp/top/datafiles/teacher003.shtml?key=02
(Day'20050507)