はなかげ おとかげ

日本画家・書家 足立正平のブログです。

2012年07月31日 | 過去のBlog記事
「そろそろ髪切った方がいいよ」
友人から冗談まじりに言われた・・

そうだろう・・たしかに少し長い。


床屋に行かなくなってもう5年くらいたつ。
いつも自分で切っている。
これといった理由はないのだが、行ってもやけに短く切られすぎたり無理にぎこちない会話をするのも面倒だし・・
行く義務もないので、ただ、なんとなく・・というのが正直なところ。

ところでキリストの肖像やテレビでよく見るインドの修行僧など、聖人と崇められる人の髪が決まって伸び放題なのはなぜだろう・・
百獣の王、ライオンはタテガミが長い方が風格が感じられる。
まさかそれに倣ったわけではないだろうが・・。

当たり前だが、僕には聖人に見られようなどという意図はない。気になったら切る、気になったら切る、という事を繰り返しているうちに、今の長さに落ち着いているだけである・・
だらしなく見えたら、注意してください。


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右が「髪」
もともとは首と犬。犬を犠牲として災いを祓う意味の字。髪とは関係ない。
後で「長」と「彡」で長い髪を表し、「祓」の旁の部分で「ハツ」の音を表す「髪」の字が出来た。
下の部分は本来「友」と書くのではなく「祓」のつくりの様に書く。

左は「長」
長髪の人、すなわち老人であり、氏族の指導者として尊ばれた。



  












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