図書館から借りた本の一冊で、「にあんちゃん」という本を、
今、読んでいます。図書館で何気なく目の前にあったので借りました。
この本のことは、昔、読んだか、映画だったか、記憶があります。
安本末子という小学校3年生の女の子が
書いた日記(昭和28年に)です。父母をなくし4人兄弟姉妹で健気に生きた日記です。
素直な文章と鋭い表現力には驚くばかりです。
これ以上ないほどの貧乏生活の中で、
毎日、毎日、書き続けることだけでも感心させられます。
今の子供たちには、到底、理解できない貧乏です。
我々の多くも、相当な貧乏は体験していますが
これだけの貧乏は滅多にはないでしょう。加えて、親もいない、頼る人もいない
長兄が臨時雇いで炭鉱(佐賀県東松浦郡入野村、大鶴鉱業所)で働いていたものの、
そのうちに首切りにあって失職し、路頭に迷うことになります。
食べるものも米が殆どない麦飯ばかり、それさえも
危うい日もあるのです。時には、おかずなどは殆どなく、
醤油をかけて食べることもしばしばなのです。
幼い少女の文才と貧乏な環境での物語は
東京下町で育った豊田正子の「綴り方教室」と並ぶ傑作でしょう。
因みに「にあんちゃん」というのは
二番目の兄のことを、そう、呼んでいたそうです。このにあんちゃんは
その時、小学6年生で頭のよい、末子にとって自慢の兄だったそうです。
写真の後列、左端が末子さん、後列左から3番目の
千晶さんの誕生会に、思いもかけない招待を受けたのだそうです。
今、読んでいます。図書館で何気なく目の前にあったので借りました。
この本のことは、昔、読んだか、映画だったか、記憶があります。
安本末子という小学校3年生の女の子が
書いた日記(昭和28年に)です。父母をなくし4人兄弟姉妹で健気に生きた日記です。
素直な文章と鋭い表現力には驚くばかりです。
これ以上ないほどの貧乏生活の中で、
毎日、毎日、書き続けることだけでも感心させられます。
今の子供たちには、到底、理解できない貧乏です。
我々の多くも、相当な貧乏は体験していますが
これだけの貧乏は滅多にはないでしょう。加えて、親もいない、頼る人もいない
長兄が臨時雇いで炭鉱(佐賀県東松浦郡入野村、大鶴鉱業所)で働いていたものの、
そのうちに首切りにあって失職し、路頭に迷うことになります。
食べるものも米が殆どない麦飯ばかり、それさえも
危うい日もあるのです。時には、おかずなどは殆どなく、
醤油をかけて食べることもしばしばなのです。
幼い少女の文才と貧乏な環境での物語は
東京下町で育った豊田正子の「綴り方教室」と並ぶ傑作でしょう。
因みに「にあんちゃん」というのは
二番目の兄のことを、そう、呼んでいたそうです。このにあんちゃんは
その時、小学6年生で頭のよい、末子にとって自慢の兄だったそうです。
写真の後列、左端が末子さん、後列左から3番目の
千晶さんの誕生会に、思いもかけない招待を受けたのだそうです。
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