お役に立てれば 〜日日是好日のアダチマ日記〜

日々の暮らしでの小さな工夫や発見、お気に入りのものたちの記録。
見知らぬあなたの、お役に立てれば。

自分でバランスをとっていこう『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』著:山口周

2018-06-06 07:00:00 | 勝手に書店員
おはようございます。アダチマです。

「美術館に足を運ぶのが好き。一人でよく行く」
と私が言うと、
「観て分かるんですか」「何か役に立つんですか」
…とよく聞き返されます。

その「役に立つのか」
に対する、ひとつの答えがこの本。


「美意識を鍛える」か。なるほどね。
私の言語化しきれないモヤモヤについても、
いろいろな角度から考察、論述されていて面白いです。

まあ、他にも私が美術館に行く理由は、
「美術館のあの空間が好きだから」
「行くこと自体が好きだから」
…といろいろあって、答えは一つじゃないけれどね。

そういえば最近、美術館に行っていないな〜。
チラシを持ち帰ったのに、行きそびれて会期終了、
という企画展がいくつもあったし。

その個人的理由の一つが、NHK「日曜美術館」離れ。

私がこの番組を録画して見るようになったのは、
俳優の井浦新さんが司会者になってしばらくたった頃だった。
その日曜美術館の司会者が、2018年4月から交代。
あのスタイルに慣れていた視聴者としては、
何となく別の番組になっちゃった気がして、
録画しただけで観ていないものがいくつもある。

でも、日曜美術館は、美術関連の知識や情報を得るのに便利な番組。
また時々観ることにしよう。

余談ですが、今回紹介した『世界のエリートは…』の文中で、
著者は堀江貴文氏について度々取り上げ、
”涙ぐましいパフォーマンス”などと否定的にコメント。
ホリエモンという人は、あっちでもこっちでも話題にされて、
ビジネス界におけるリトマス試験紙みたいな存在だな〜と
苦笑しながら読みました。

ともあれ、おすすめの一冊です。

「論理」「理性」重視の方が途中で脱落しないようにか、
本の冒頭に結論(まとめ)が書いてありました。
これも、「効率重視」の読者に対する歩み寄り?

数値化できない価値もある、日日是好日

アダチマ

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書)
山口 周
光文社


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