お役に立てれば 〜日日是好日のアダチマ日記〜

日々の暮らしでの小さな工夫や発見、お気に入りのものたちの記録。
見知らぬあなたの、お役に立てれば。

中三・高三の受験生は是非読んで。勉強の仕方の指南書『京大芸人』著:菅広文

2018-06-23 07:00:00 | 勝手に書店員
おはようございます。アダチマです。

ここ10年くらいテレビを見ることが激減した私も、
ロザンというお笑いコンビ名と、
「宇治原」というインパクトのある名前と顔のことは知っていた。

そして、「京大芸人」というタイトルの本が刊行されて、
話題になっているというところまでは雑誌か何かで目にしていたのに、、、、
肝心の著者名は全く記憶していなかった。つまり、相方の名前。

菅さん、って言うんだ(失礼)

たまたま、子どもの習い事の待合室で手に取った本書。
2008年発行ということは、出されたのは10年前か。
ぱらぱらとめくり、あっという間に読み終えました。
なるほどねぇ〜。

遥か昔、私自身も、まあ割と熱心に受験勉強をした方だけど、
こういう発想はなかったな。
さすが、京大現役合格者は格が違う。

そして、一浪した私も怯えていた、
秋以降の現役生の追い上げには、
こういうカラクリ(?)があったのか、と納得しながら読みました。

受験の只中にある人よりも、
受験とそれなりに向き合い、格闘した
”かつての受験生”の方が腑に落ちる内容だと思いました。

科目別の勉強の仕方、一年間の大まかな戦略、
電車で勉強をするのかどうか、赤本とのつき合い方、
そして芸人になるための努力、などなど。

菅さんの文体や描写が、とても的確で分かりやすい。
やっぱり、この人も頭が切れるなぁ、と感心しました。
それに、本人が説明するよりも、分かりやすいのかも
知れませんね。
(当事者は、当たり前だと思うことは書かないから)

文庫も出ているようですが、
私はこの単行本のアカデミックで仰々しい装丁と、
神々しい金色の帯が気に入って中古の単行本を買いました。

受験生の方は、夏休みに入る前に、
一読されることをおすすめします。あっという間に読めますよ。

夏を制する…、日日是好日

アダチマ

京大芸人 (幻冬舎よしもと文庫)
菅 広文
幻冬舎







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