12月22日
久々にNさんと共に出撃。
採集地が少々遠いこともあり少し早めに集合。
近状報告しながら高速を行く。
朝の渋滞に巻き込まれながらのんびりと行く。。。
冬の採集は時間に追われることがないというのはいい所。
昨日までの天気予報では本日はおもいっきり雨!!
あせってもしょうがないもんね。
そんなわけでNさんポイントに10時半こと到着。
ほとんど車横付けポイントなのですぐに採集モードに入る。
実は今回の「オサ堀り」と呼ばれる採集、私は初体験。
オサムシ、ゴミムシ、マイマイカブリなどが越冬するためにひそんでいる材や崖を掘って探すという少々地味な採集。
いったいどんな出会いがあるのかと内心超ドキドキ。。。
もしかしらザックザクかもしれない。。。。いや・・・しかしヌルというのも充分ありえる。
期待と不安を胸にNさんの後をついていく。

これが今回の採集ポイント風景。
川が近くに流れており、適度に湿度があるようだ。
さっそくNさんがよさそうな材を発見したようだ。
まずはコツを教えてもらおう。

こんな感じ
適度に硬く、しかしスカスカな部分もある。
クワガタの幼虫が掘ったあとの空洞なんかがあると・・・

おう。

アオゴミムシが強烈な香りとともに大量に現れた。
しかしここまで多いとは思わなかった・・・
一箇所に10匹ほど隠れている。

普通種ながら美麗種
さて、今度は自分でよさげな材を探してみよう。
とりあえず落ちている材を手当たりしだいに割ってみる。
あんまりにもフカフカな材ではクワガタの幼虫ばかり、
かといってあまり硬いと刃がたたないし、第一それでは虫は入れないだろう。
オサムシたちが好きそうな材を私自身オサムシの気持ちになって探してみる。
歩いていたら草のなかでつまづいた。
どうやら朽木に足を引っ掛けたようだ。
半分埋まっているが・・・とりあえず削ってみよう。

赤いのが出た。
アカコメツキのようだ。
好きな虫なのでGET!
そして・・・・

チラリ
慎重に周りを削る。

ど~~~~~~~~~~~ん!!!!!!!!!!!!!!
おっしゃ!!!!!!!!!!!!
アカガネオサムシGET!!!!
実際手にしてみると半端じゃなくかっこいいオサムシだ。
渋い黒光り、背面の芸術的な凹凸、そして適度な大きさ、バランスのとれた形態。
かっ
ちょえ~~~~~~~
こんなにいい虫だとは思わなかったな~。
調子に乗って何個体かGET。
そしてこれまた副産物。

これから同定
一概には言えないんだろうがなんとなく潜んでいそうな材の質がわかってきた。
川沿いに移動しながらよさげな材を削る。
我々二人の周囲にはたえずアオゴミムシ臭がただよっていた。
今回感じたことだが、まず優勢種であるアオゴミムシが出てこないことにはほかの虫も入っていないように感じた。
アオゴミ臭はほかの虫も居ますよ、、、というありがたい香り。
ある程度いくと我々の前に大きな倒木が姿を現した。

削る
そして

おおおおおおおおおおおお!!!

やった!!!!!
マイマイカブリGET!!!!!
嬉しい・・・PTでとるのとはまた違った快感。
一箇所に複数個体固まっていた。
しかしこれは虫が嫌いな人にとっては絶叫ものだな・・・・失神するかも。
私は違う意味で絶叫(まではいかないけど)。
初めての採集方法でマイマイを探し当てた嬉しさでハイテンションに。
「うお~~~」
とか
「すげ~~~」
とかを連発しながら材を削っていた。

巻貝の集団越冬

スズメバチ
起こしてすんません

・・・・?
クリ?
意味がわからない。
周囲にクリの木はなかった。
ということは大型の哺乳類かなにかが隠したんだろうか???
そしてものすごい数で掘り当てたのは・・・

カブトムシ、コクワガタ、ウスバカミキリ(たぶん)の幼虫たち
全てかなり大型の幼虫であるため、いきなり現れたときはかなりビックリする。
帰りの車の中で話したのだが、もしウスバカミキリの標本が急遽必要になったときはここにとりに来ようという冗談が出たほどだ。かなりの数がいた。
改めてマイマイカブリ

胸部が水色がかって美しい。
この色の個体は初めてだったのでちょっと感動。
アカガネオサ、マイマイ、雑甲虫をどんどん追加していく。
しかし・・・・・・・・・・・
なんて面白い採集なんだ!!!!!!!
面白いはずだとは思っていたがここまで面白いとは思わなかった。
そりゃあ虫屋さんがみんなやるはずだよね~~~。
私も病みつきになりそうです。
このアオゴミのニオイも快感になりそうだ(笑)

コカブトなんかもでるし。
さてさて、、、
ここらで朽木削りはとりあえずおしまい。
あまりに楽しすぎてキリが無い。
ここで夢中になりすぎて食べるのを忘れたいた昼食タイムとしよう。
しかし今日は暑い。
寒い中での採集を覚悟してきたのだが、なんなんだこの陽気は!!?
Tシャツ1枚で歩いている人も何人か見かけた。
今は12月後半のはず・・・・・
実際Nさんはのどの渇きを極限までこらえていたようで購入した500mlの水は一瞬にして無くなった。
もともと雨の予報だったのでこのギャップには驚いた。
まあとにかく採集日和なのは確か。お天道様に感謝です!
今度は崖、斜面を崩す方法を試してみよう。
Nさんに教えてもらいながらここぞという場所を削っていく。
さっそくアオゴミの大群を掘りあてた。
へ~~~、ほんとにこんなとこで越冬してるんだな~~~~
改めて感心。
NさんはアオオサムシをGETしたようだ。
私も後に続きたい。
ガリガリ・・・ガシガシ・・・ザクザク
どんなとこに潜っているか、想像しながらやると面白い。
アオゴミの仲間、ハネカクシの仲間、ハチ、などがコロコロと出てきた。
し、、、しかしアオオサでないな・・・・・
16:00
今日はここまで!
アオオサこそ掘り出せなかったけれどなんとなくやり方はわかった気がする。
あとは地元で復習することとしよう。
帰ろう。
帰路、ものすごい渋滞にはまった。
Nさん運転お疲れ様でした。
そんなわけで本日は1日、超満足な採集となった。
Nさん、心の底から感謝です。おもしろすぎです。
自宅まで一人で帰る途中、思い出し笑いがこみ上げてきました。
また行きましょう。
とりあえず仮展足

こんなにたくさんのオサムシ科を採るのは初めて。

とにかく今回はアカガネオサムシに掘れた。
おっと・・・・・惚れただ。
久々にNさんと共に出撃。
採集地が少々遠いこともあり少し早めに集合。
近状報告しながら高速を行く。
朝の渋滞に巻き込まれながらのんびりと行く。。。
冬の採集は時間に追われることがないというのはいい所。
昨日までの天気予報では本日はおもいっきり雨!!
あせってもしょうがないもんね。
そんなわけでNさんポイントに10時半こと到着。
ほとんど車横付けポイントなのですぐに採集モードに入る。
実は今回の「オサ堀り」と呼ばれる採集、私は初体験。
オサムシ、ゴミムシ、マイマイカブリなどが越冬するためにひそんでいる材や崖を掘って探すという少々地味な採集。
いったいどんな出会いがあるのかと内心超ドキドキ。。。
もしかしらザックザクかもしれない。。。。いや・・・しかしヌルというのも充分ありえる。
期待と不安を胸にNさんの後をついていく。

これが今回の採集ポイント風景。
川が近くに流れており、適度に湿度があるようだ。
さっそくNさんがよさそうな材を発見したようだ。
まずはコツを教えてもらおう。

こんな感じ
適度に硬く、しかしスカスカな部分もある。
クワガタの幼虫が掘ったあとの空洞なんかがあると・・・

おう。

アオゴミムシが強烈な香りとともに大量に現れた。
しかしここまで多いとは思わなかった・・・
一箇所に10匹ほど隠れている。

普通種ながら美麗種
さて、今度は自分でよさげな材を探してみよう。
とりあえず落ちている材を手当たりしだいに割ってみる。
あんまりにもフカフカな材ではクワガタの幼虫ばかり、
かといってあまり硬いと刃がたたないし、第一それでは虫は入れないだろう。
オサムシたちが好きそうな材を私自身オサムシの気持ちになって探してみる。
歩いていたら草のなかでつまづいた。
どうやら朽木に足を引っ掛けたようだ。
半分埋まっているが・・・とりあえず削ってみよう。

赤いのが出た。
アカコメツキのようだ。
好きな虫なのでGET!
そして・・・・

チラリ
慎重に周りを削る。

ど~~~~~~~~~~~ん!!!!!!!!!!!!!!
おっしゃ!!!!!!!!!!!!
アカガネオサムシGET!!!!
実際手にしてみると半端じゃなくかっこいいオサムシだ。
渋い黒光り、背面の芸術的な凹凸、そして適度な大きさ、バランスのとれた形態。
かっ
ちょえ~~~~~~~
こんなにいい虫だとは思わなかったな~。
調子に乗って何個体かGET。
そしてこれまた副産物。

これから同定
一概には言えないんだろうがなんとなく潜んでいそうな材の質がわかってきた。
川沿いに移動しながらよさげな材を削る。
我々二人の周囲にはたえずアオゴミムシ臭がただよっていた。
今回感じたことだが、まず優勢種であるアオゴミムシが出てこないことにはほかの虫も入っていないように感じた。
アオゴミ臭はほかの虫も居ますよ、、、というありがたい香り。
ある程度いくと我々の前に大きな倒木が姿を現した。

削る
そして

おおおおおおおおおおおお!!!

やった!!!!!
マイマイカブリGET!!!!!
嬉しい・・・PTでとるのとはまた違った快感。
一箇所に複数個体固まっていた。
しかしこれは虫が嫌いな人にとっては絶叫ものだな・・・・失神するかも。
私は違う意味で絶叫(まではいかないけど)。
初めての採集方法でマイマイを探し当てた嬉しさでハイテンションに。
「うお~~~」
とか
「すげ~~~」
とかを連発しながら材を削っていた。

巻貝の集団越冬

スズメバチ
起こしてすんません

・・・・?
クリ?
意味がわからない。
周囲にクリの木はなかった。
ということは大型の哺乳類かなにかが隠したんだろうか???
そしてものすごい数で掘り当てたのは・・・

カブトムシ、コクワガタ、ウスバカミキリ(たぶん)の幼虫たち
全てかなり大型の幼虫であるため、いきなり現れたときはかなりビックリする。
帰りの車の中で話したのだが、もしウスバカミキリの標本が急遽必要になったときはここにとりに来ようという冗談が出たほどだ。かなりの数がいた。
改めてマイマイカブリ

胸部が水色がかって美しい。
この色の個体は初めてだったのでちょっと感動。
アカガネオサ、マイマイ、雑甲虫をどんどん追加していく。
しかし・・・・・・・・・・・
なんて面白い採集なんだ!!!!!!!
面白いはずだとは思っていたがここまで面白いとは思わなかった。
そりゃあ虫屋さんがみんなやるはずだよね~~~。
私も病みつきになりそうです。
このアオゴミのニオイも快感になりそうだ(笑)

コカブトなんかもでるし。
さてさて、、、
ここらで朽木削りはとりあえずおしまい。
あまりに楽しすぎてキリが無い。
ここで夢中になりすぎて食べるのを忘れたいた昼食タイムとしよう。
しかし今日は暑い。
寒い中での採集を覚悟してきたのだが、なんなんだこの陽気は!!?
Tシャツ1枚で歩いている人も何人か見かけた。
今は12月後半のはず・・・・・
実際Nさんはのどの渇きを極限までこらえていたようで購入した500mlの水は一瞬にして無くなった。
もともと雨の予報だったのでこのギャップには驚いた。
まあとにかく採集日和なのは確か。お天道様に感謝です!
今度は崖、斜面を崩す方法を試してみよう。
Nさんに教えてもらいながらここぞという場所を削っていく。
さっそくアオゴミの大群を掘りあてた。
へ~~~、ほんとにこんなとこで越冬してるんだな~~~~
改めて感心。
NさんはアオオサムシをGETしたようだ。
私も後に続きたい。
ガリガリ・・・ガシガシ・・・ザクザク
どんなとこに潜っているか、想像しながらやると面白い。
アオゴミの仲間、ハネカクシの仲間、ハチ、などがコロコロと出てきた。
し、、、しかしアオオサでないな・・・・・
16:00
今日はここまで!
アオオサこそ掘り出せなかったけれどなんとなくやり方はわかった気がする。
あとは地元で復習することとしよう。
帰ろう。
帰路、ものすごい渋滞にはまった。
Nさん運転お疲れ様でした。
そんなわけで本日は1日、超満足な採集となった。
Nさん、心の底から感謝です。おもしろすぎです。
自宅まで一人で帰る途中、思い出し笑いがこみ上げてきました。
また行きましょう。
とりあえず仮展足

こんなにたくさんのオサムシ科を採るのは初めて。

とにかく今回はアカガネオサムシに掘れた。
おっと・・・・・惚れただ。
アオオサはアカガネやマイマイとはちょっと違った環境(崖の肩や斜面の盛り上がりなど)で越冬していますので、また次回挑戦してみてください。ご近所ではアオオサと似た環境ではシズオカオサやルイスが採れると思います。
拝見していたら私もオサムシ掘りたくなってきました...。
そしてクワガタはほとんど見つかりません。
(T_T)
材採とかを楽しむようになると季節あまり関係無くなってオールシーズン活動できるってのが良いですよね。
そろそろヒラタ掘りがしたくなってきてます。^^
息子にこの日記を見せたら「いいなぁ、いいなぁ」の嵐になると思いますので、封印(笑)
アドバイスありがとうございます。
ここまで楽しい採集だとは・・・・
崖を崩すほうはどうもまだコツがつかめずといった感じです。時間をみつけて再シャレンジしてみたいと思います。
やまねさん、
コクワが大量に出ました(笑)
少し大型のはノコだと思います。ヒラタの可能性も無きにしも非ずですが・・・
今まで見向きもしなかった河川敷の魅力を発見してしまいました。
息子さんに見せたらおそらく収集がつかなくなるでしょうね。封印です(笑)
いや~もうほんとになんでこんなにおもしろい採集を今までやらなかったんだろう、というぐらい楽しかったです。
アカガネオサの黒光りが見えた瞬間の快感といったらもう・・・・・・・・・・・・
うおおおお~~~~~・・・・・たまらん!
図鑑で見るマイマイカブリは、カブトムシなんかよりよっぽど貴重に見えた。
実際、名古屋時代に裏の墓地で死骸を1度見ただけで、生きたマイマイカブリに出会った事は無い。
その頃の記憶よると、マイマイカブリって飛べない事も有り、進化の過程で日本国内でいくつもの亜種に分かれていると憶えているんだが、お前は何亜種か標本持ってんの?
カブチンはいるとこはたくさんいるからね~~。でもそれを言ったらマイマイもそうだけど、山の中で低い位置にバナナトラップしかけて夜見るとけっこういるよ。
自分で採ったのは、、コアオマイマイ(福島県産)、ヒメマイマイ(今回の)、マイマイ(鹿児島県本土産、屋久島産)だけだね。
南にいくほどデカイ。北にいくほど美しい。